学校法人旭川中央学園 旭川ふたば幼稚園

【年齢別】ペットボトル遊びのアイディア10個遊びのプロが紹介

【年齢別】ペットボトル遊びのアイディア10個紹介

普段飲み終わった「ペットボトル」をそのままゴミ箱に捨ててしまっている方はいらっしゃいませんか?ペットボトルは、ほんの少しの工夫で立派なおもちゃに大変身します。

今回は、親子で楽しく取り組める「ペットボトル遊び」を遊びのプロである『ふたば幼稚園』の教諭が紹介していきます。当記事では、目安の対象年齢も記載していますので、お子様の成長に合わせて取り組んでみて下さいね。

1歳児とペットボトル遊び

1歳児とペットボトル遊び

1歳児は、立って歩けるようになると同時に遊びの楽しさも次第に理解していく時期です。

ここでは、1歳児のお子様の成長をさらに育むペットボトルを使った遊びを紹介します。

1. 遊びを通して水に慣れていこう「ペットボトルじょうろ」

「ペットボトルじょうろ」は、ご家庭にあるペットボトル1本と、きりさえあれば作れるおもちゃです。まだ水に慣れていないお子様には、お風呂で優しく水をかけたりしながら、遊びを通して慣らしていきましょう。

用意するものペットボトル、きり、油性ペン、耐水性のあるシール
作り方①キャップにきりで穴を開ける
②ペットボトル本体の飲み口付近に空気穴を2箇所ほど穴を開ける
③油性ペンやシールでペットボトルをデコレーションする
④ペットボトルに水を入れて完成
遊び方屋外やお風呂で遊ぶ
ポイントきりで穴を開けた部分など、尖っている部分がないか確認してから子どもに使ってもらいましょう。

2. シャカシャカ振って五感を刺激「ペットボトルマラカス」

ペットボトルで作る「マラカス」は、シャカシャカと音が鳴る様子が楽しいおもちゃで、五感を刺激する機会にもなります。

中に入れるのは、ビーズだけでなく木の実など季節のものを使ってみるのも一つのアイディアです。お子様と一緒にオリジナルのマラカスを作ってみて下さいね。

用意するものペットボトル、ビーズ・木の実、ビニールテープ
作り方①ペットボトルの中にビーズや木の実を入れる
②キャップの周りをビニールテープで巻く
③シャカシャカと振って遊ぶ
遊び方マラカスのようにシャカシャカと振って音や感覚を楽しむ
ポイント誤飲防止のために、キャップをテープで巻いて固定しましょう。

幼稚園教諭が教える「1歳の遊び一覧」室内・屋外別で紹介!

2歳児とペットボトル遊び

2歳児とペットボトル遊び
イメージ画像

2歳ごろは、筋力や体力も発達して全身運動が滑らかになり、動きもダイナミックになっていく時期です。また、精神的にも自我が芽生え、今まで出来なかったことにも自分からチャレンジしようとする時期でもあります。

心身ともに育ち盛りの2歳児にぴったりなペットボトルを使った遊びを紹介します。

3. お風呂嫌いな子どもも進んで入りたくなる「ペットボトルロケット」

「ペットボトルロケット」は、ペットボトルをお風呂に沈め、浮力で浮き上がってくる様子を楽しむ遊びです。

自我が芽生えはじめることで、イヤイヤ期のピークに達するこの頃。お風呂に入りたくないというお子様もいらっしゃると思います。そのような時は、自分から入りたくなるような遊びを用意しておくのも対策の一つです。

用意するものペットボトル、ビニールテープ、油性ペン、スパンコールやビーズ、はさみ
作り方①ペットボトルの中にスパンコールやビーズを入れる
②ペットボトルの中に適量の水を入れ、キャップをビニールテープで巻く
③油性ペンでペットボトルを自由にデコレーションしたら完成
遊び方お風呂に沈め、浮力で浮き上がる様子をロケットに見立てて遊ぶ
ポイントペットボトルの中に入れる水の量で浮き上がる速度が変化します。様々なものを作って速度の違いを楽しむ遊び方もできます。

4. ごっこ遊びで想像力の世界ほ広げよう「聴診器ごっこ」

「聴診器ごっこ」は、ペットボトルを聴診器に見立てて遊びます。2歳ごろは大人の動きをよく観察していて、大人の行っていることを真似してみたい時期でもあります。

このように、大人が使っているような道具・おもちゃを用意してあげると、子どもも喜んで遊んでくれますよ。

用意するものペットボトル、はさみ、アイロン、カチューシャ、毛糸、
作り方①ペットボトルをラベルの境界線にあたるところでカットする
②①の切り口を温めたアイロンに当て、切り口を丸くする
③適当な長さにカットした毛糸をカチューシャとペットボトルの首の部分に結びつけたら完成
遊び方ペットボトルを聴診器に見立てて遊ぶ
ポイントペットボトルの切り口をアイロンに当てることで、丸くなります。怪我防止のために必ず行いましょう。

幼稚園教諭が教える「2歳の遊び一覧」室内と屋外別に紹介

3歳児とペットボトル遊び

3歳ごろは、身体とともに脳神経も発達することで、より複雑な動きができるようになる時期です。他の子どもと遊ぶ機会も増え、コミュニケーションの増加に伴い社会性も育まれていきます。

そんな、3歳児の成長を育むペットボトル遊びを紹介します。

5. 1人で工作に挑戦「ペットボトルスノードーム」

ひっくり返すと、雪がちらちらと舞っているように見えるスノードームは、ご家庭でもペットボトルを使って作れます。

雪が舞うような幻想的な様子を見ていて癒されるのは子どもも同じです。ついつい夢中になって何度も遊んでしまうことでしょう。お子様とお気に入りのスノードームを作って遊ぶだけでなく、インテリアとして楽しむのもいいですね。

3歳ごろは、工作も自分でできるようになっていく時期ですので、自主性を育むには、「子どもが自分でできるところは最後まで見守る」など、大人が子どもとの程よい距離感を意識して取り組んでみて下さいね。

用意するもの小さめのペットボトル、ラメやビーズ、洗濯のり、みず、ビニールテープ
作り方①ペットボトルに好みのラメやビーズを入れる
②洗濯のりと水を1:1の割合で混ぜたものをペットボトル満タンに入れる
③キャップを締め、ビニールテープをしっかりと巻いたら完成
遊び方ペットボトルを上下左右に揺らして遊ぶ
ポイント誤飲防止のために、キャップをテープで巻いて固定しましょう。

6. パズルのような思考力を育むおもちゃ「ボール落とし」

「ボール落とし」とは、ビー玉を画用紙の穴に落として遊ぶおもちゃです。コロコロと転がるビー玉を器用に操作することで、手先の感覚思考力が養われます。

通常は500mlのペットボトルを使用しますが、1.5Lのペットボトルを使用するビックサイズのボール落としを作るのにも挑戦してみて下さい。

用意するものペットボトル、ビー玉、厚紙、はさみ、カッター、セロテープ、ビニールテープ
作り方①ヘットボトルを4等分にカットする
②厚紙をペットボトルを合わせて型を取り、線に沿ってカットする(3枚作る)
③②にビー玉が通る程度の穴を開ける
④4等分したペットボトルの間に厚紙を挟み組みテープでとめ、外からビニールテープを使って組み立ていく
⑤飲み口からビー玉を入れ、キャップで蓋をしたら完成
遊び方ペットボトルの中にあるビー玉をコロコロと転がし、下まで行ったらひっくり返して遊びます。
ポイント②は4箇所「ツメ」を作っておくとテープでとめやすくなります。
ビー玉は2〜3個入れるとさらに難易度の高いおもちゃになります。

3歳の子どもが大満足する遊び一覧!室内・屋外にわけて幼稚園教諭が紹介

4歳児とペットボトル遊び

4歳児とペットボトル遊び

4歳ごろのお子様は、知能と言語が著しく発達し、身の回りのことも一通り一人でできるようになる時期です。また、友達との遊びの中でルールを決めて遊ぶことも増えていきます。

ここでは、活動的になっていく4歳児におすすめのペットボトル遊びを紹介します。

7. 勝ち負けのある遊びに挑戦「ペットボトルボーリング」

「ペットボトルボーリング」は、ペットボトルをボーリングのピンに見立てて遊びます。体を動かす遊びは身体能力を育み、ルールや勝ち負けを競う遊びはお子様にとって、社会性を育んでいくのに最適な遊びです。

また、勝てて嬉しい、負けて悔しいという感情は豊かな感情や他人の気持ちに共感する心を養います。家族やお友達など、様々な人と一緒に遊んでみて下さいね。

用意するものキャップつきのペットボトル(6本)、ボール(新聞紙を丸めてガムテープでとめた物でもOK)
遊び方①ピンに見立てたペットボトルを並べる
②ボールをペットボトルに目掛けて投げる
③倒せた本数が多い人の勝ち
ポイントペットボトルが軽い場合は、水を入れて重さを出しましょう。
色水を使ってカラフルなピンを作ると見栄えも良くなります。

8. 狙いを定めて集中力を育もう「ペットボトル輪投げ」

「ペットボトル輪投げ」は、点数を獲得できるように何度も輪を投げれば、身体の力加減を掴む練習になったり、集中力も鍛えられる遊びです。ペットボトルボーリングを使ったピンをそのまま使うこともできるので、合わせて取り組んでみて下さいね。

用意するものペットボトル、新聞紙、ガムテープ、
作り方①新聞紙とガムテープで輪を作る
②ペットボトルに水を入れ重さをだす
③②を好きな位置に並べたら完成
遊び方ペットボトルに輪を投げて遊ぶ。点数を競う。
ポイントペットボトルに点数を決めてゲーム形式で点数を競う遊び方もできます。

幼稚園教諭が教える「4歳の遊び一覧」室内・屋外別に紹介

5〜6歳児とするペットボトル遊び

5〜6歳児とするペットボトル遊び

5〜6歳ごろは、社会性やコミュニケーション力、理解力・記憶力など様々な能力が目に見えて向上していく時期です。小学校入学に向け、さらにできることを増やしていきたいとお考えの方にも「遊び」が最適です。

5〜6歳のお子様のさらなる成長を育むペットボトル遊びをご紹介します。

9. 工作を通して達成感を感じよう「風車」

ペットボトルで「風車」を作って遊ぶこともできます。少し工作過程が複雑な部分もありますが、5〜6歳のお子様が一人で完成させることができれば、「自分でもできるんだ」という自信に繋がります。

用意するものペットボトル、ワイヤーハンガー(伸ばしておく)カッター、キリ、ペンチ(ラジオペンチ)、ニッパー
作り方①きりでキャップの底とペットボトルの底に穴を開ける
②ペットボトルの底から5cm程度のところでカットする
③カットした長い方のペットボトルの下部からキャップ近くまで切込を縦に6箇所入れる
④③で作った切込から羽を作っていく。(45度づつ角度をつけながら縦に折っていく)
⑤②でカットした底の断面に12箇所程切込を入れる
⑥④の中心に⑤の底が手前に来るようにして差し込む
⑦①で開けておいた2つの穴にキャップ側からワイヤーハンガーを通す(底からでたワイヤーはフックのように折り曲げる)
⑧キャップ側から出ているワイヤーを好きな角度に調節して完成
遊び方工作過程を楽しむ。お庭に飾って回る様子を眺める。
ポイントペンチやニッパーを使う怪我に繋がる作業は大人の方がサポートしてあげましょう。
デコレーションしたい場合は①の段階で行っておくのがおすすめです。

以下の記事では、「自己肯定感が高まる声かけ」について詳しく紹介しています。幼い頃の自己肯定感を高める声かけや取り組みは、これからの人生を明るく豊かにしていくためには欠かせないものです。日々意識をして、自己肯定感が高まる取り組みを行っていきましょう。

10. 自由な発想で楽しもう「ブレスレット作り」

10. 自由な発想で楽しもう「ブレスレット作り」

ペットボトルを輪切りにして、デコレーションすればブレスレットが完成。様々な形や色のペットボトルを使ってオリジナルのものを作ってみましょう。おままごとやごっこ遊びに活用しても楽しいですよ。自由な発想で楽しみましょう。

用意するものペットボトル、マスキングテープ、カッター、アイロン、軍手、マニキュア・油性ペン、シールなど
作り方①ペットボトルに切り出す大きさに合わせてマスキングテープを貼る
②マスキングテープの幅に沿ってカッターで切り出す
③②からマスキングテープを剥がし、断面をアイロンで丸くする
④ペットボトルの内側をマネキュアや油性ペン、シールでデコレーションしたら完成
遊び方工作過程を楽しむ。身に付けて遊ぶ。
ポイントアレンジ次第で様々なものがつくれます。アイロンの使い方に注意しながら取り組みましょう。

まとめ

今回は、ペットボトルを使った遊びを10つ紹介しました。当記事で紹介した遊びは、どれもご家庭にあるような道具や素材で取り組めるようなものばかりです。ぜひ、おうち時間の新しいアイディアとして参考にしてみて下さいね。

北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」は、お子様の成長を促す遊びに力を入れている幼稚園です。当幼稚園では、『遊びを中心とした保育』『こどもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育』について情報を発信しています。

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北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」は、お子様の成長を促す遊びに力を入れている幼稚園です。

ふたば幼稚園は1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の最大の特徴は、子供が思いっきり遊べる環境があることです。

まとめ

こちらは校庭の写真です。

子供たちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計されました。子供たちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子供が遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。

「生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい」

ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。

ふたば幼稚園が「遊びこむ園庭」にこだわる理由とは。子どもの能力を引き出す環境づくりについて

また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。

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