早生まれの子どもは成長の個人差が大きいため、幼稚園選びに悩むママも多いもの。入園のタイミングや子どもの発達に合った園を見つけるには、早めの準備が欠かせません。

そこで今回は、北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、幼稚園探しを始める時期やスケジュール、失敗しない選び方のポイントを詳しく解説します。焦らずじっくりと準備を進め、安心して入園を迎えられるようにしましょう。

早生まれの幼稚園探し、いつから始める？幼稚園入園時期のパターン

幼稚園には「3年保育」「2年保育」「満3歳児クラス」の選択肢があり、それぞれ準備の時期や特徴が異なります。ここでは、それぞれの入園時期の違いと、早生まれの子どもにとってのメリット・デメリットを確認しておきましょう。

3年保育（年少から入園）

3年保育とは、4歳になる年度の4月から入園する最も一般的な方法です。小学校入学までの3年間を幼稚園で過ごせるため、集団生活に慣れる時間が十分にあります。

ただし、早生まれの子は体力や生活習慣の面で周りとの差を感じることもあるため、事前にトイレトレーニングや基本的な生活習慣を整えておくと安心です。幼稚園によっては1年以上前から見学や説明会を実施しているため、2歳の秋頃には情報収集を始めるとよいでしょう。

2年保育（年中から入園）

2年保育とは、満5歳になる年度の4月から入園する方法です。3年保育よりも1年遅いため、成長を見守りながら家庭で過ごせる期間が長くなります。早生まれの子どもにとっては、体力面や精神面での負担を軽減できる点がメリットです。

ただし、募集枠が少ない場合もあります。そのため、3歳の秋頃には幼稚園の募集状況を確認し、希望する園の情報を集めておくことでスムーズに進められる可能性があります。

満3歳児クラス

満3歳児クラスとは、満3歳の誕生日を迎えたタイミングで入園できる方法です。誕生日を基準にした満年齢をもとにして入園となるため、お子さんの誕生日によって入園のタイミングが異なります。年度の途中から幼稚園に通えるため、3年保育よりも少し早く園生活に慣れることができます。

ただし、すべての幼稚園にこの制度があるわけではないため、2歳前後から希望する園に満3歳児クラスがあるか確認しておくことが大切です。

プレ保育

プレ保育とは、年度内に満3歳になる子どもを対象とした幼稚園の入園体験クラスです。つまり、満3歳児クラスへの入園を前提にした2歳児クラスという位置づけになります。園によって内容はさまざまですが、週１～２回の通園から毎日通園する園があり、遊びや制作などを通して園の雰囲気に慣れていくことが目的です。

早生まれの子にとっても、いきなり本格的な集団生活に入るのではなく、少しずつ園生活を体験できる点が大きなメリット。また、保護者にとっても園の教育方針や先生の雰囲気を知るよい機会となるでしょう。プレ保育への参加がそのまま満3歳児クラスや3年保育の入園に優先されるケースもあるため、2歳の春頃から希望する園の情報を集めておくと安心です。

早生まれの幼稚園探し、スケジュール例

早生まれの子どもをもつママ・パパにとって、いつから動き出せばいいのかわからない人もいるかもしれません。特に人気のある幼稚園やプレ保育は、想像以上に早くから準備が始まることも。

そこで、3年保育（年少から）の入園を想定したおおまかなスケジュールを、時期ごとにまとめてみました。無理のないペースで計画的に進めていくための参考にしてみてくださいね。

時期（目安）	内容	ポイント
2歳春〜秋（4月〜10月）	情報収集・リストアップ・園の見学・プレ保育参加 ※同時進行でいいと思います。	地域の幼稚園を調べ、気になる園をピックアップ。園開放にも参加。プレ保育がある園は申し込みを検討。定員・方針・雰囲気を確認しておく
2歳秋（11月〜）	願書配布・出願準備	願書の配布時期や提出期限を確認。必要書類や面接準備もこの頃から始める
2歳冬（12月〜）	願書提出・入園面接	多くの園ではこの時期に願書提出・面接・入園選考が実施される。早めの準備をしておく
2歳冬～3歳春	入園準備	入園が決まったら、必要なものを準備

プレ保育や満3歳児クラスを検討している場合は、さらに1年早く準備を始める必要がある場合もあります。なお、園によって時期や流れは異なるため、気になる園の公式サイトや説明会で早めに情報を集めておくことが大切です。

早生まれは幼稚園で不利になる？

早生まれの子は幼稚園で遅れをとるのではないかと、不安に思う保護者の方もいるかもしれません。たしかに、4月生まれと3月生まれでは、同じ年齢でも最大で約1年の成長差があります。特に幼児期の1年は、体力・言語・生活習慣など、目に見えて差が出やすい時期です。

しかし、幼稚園はあくまで子どもたちが少しずつ成長していく過程を見守り、サポートする場所です。早生まれの子どもも、時間とともに少しずつ環境に慣れ、自信をつけていくことができます。大切なのは、「今できること」に目を向けすぎず、お子さんのペースに寄り添ってくれる園を選ぶことです。

また、最近は早生まれの子に配慮した声かけや活動内容を工夫している園も多く、不利と感じないケースも増えています。園との相性やサポート体制をしっかり確認することで、不安を大きく減らすことができるでしょう。

早生まれの幼稚園選び、後悔しないための3つのポイント

幼稚園選びは、家庭の希望やお子さんの個性によって、重視するポイントが異なります。特に早生まれの子の場合は、焦らず慎重に選ぶことが大切です。ここでは、後悔しないために意識しておきたい3つのポイントを紹介します。

1. 早生まれの子供の成長に合わせた幼稚園選び

園によっては「自立を重視する園」「のびのび遊びを中心とする園」など、教育方針が大きく異なります。

早生まれの子どもには、発達のペースに寄り添い、無理のない集団生活を支えてくれる園が向いているでしょう。たとえば、トイレトレーニングや食事の補助など、個々の発達を見守ってくれるかどうかも確認することが大切です。

2.幼稚園の教育方針、保育内容

「しつけ重視」「遊び重視」「自由保育」「モンテッソーリ」など、教育方針は園ごとにさまざまです。そのため、家庭で大切にしている価値観と合っているか、園の方針に子どもがなじめそうかを見極めることが大切です。

特に早生まれの子にとっては、ややペースの早い園よりも、個々の特性を認めてくれる園が安心でしょう。プレ保育や体験入園などを通じて、実際の雰囲気を感じ取っておくことが大切です。

3.幼稚園の通園環境、預かり保育

幼稚園が無理なく通える距離にあるか、送迎方法に負担がないかも重要なポイントです。早生まれの子は体力面で不安があることも多いため、通園にかかる負担はできるだけ軽くしてあげたいもの。

また、預かり保育の有無や内容も確認しておくと安心です。仕事をしている家庭はもちろん、「少し休みたい」「下の子の通院がある」といったときにも柔軟に利用することができます。

幼稚園の見学、プレ保育で実際に体験してみる

気になる幼稚園が見つかったら、まずは見学や説明会に参加してみましょう。実際に園の雰囲気を感じることで、ホームページやパンフレットだけではわからないことが見えてきます。先生や園児の様子、施設のきれいさ、子どもたちの過ごし方など、「ここなら安心して通わせられそう」と思えるポイントがあるかどうかをチェックしてみてください。

また、プレ保育に参加できる園なら、実際にお子さんと一緒に通ってみるのもおすすめです。お子さん自身が園の環境になじめそうかを見極めるチャンスにもなりますし、保護者にとっても通園のイメージがしやすくなるでしょう。見学やプレ保育を通して、子どもの反応をよく観察しながら「この園が合っていそうか」をじっくり考えることで、後悔しない幼稚園選びができるはずです。

早生まれの幼稚園入園前準備で気を付けたいこと

早生まれの子どもは、同じ学年の中でも体力や生活面でまだ「できないこと」が多い場合もあります。だからこそ、入園前にすべてを完璧にしようとせず、子どものペースに合わせて少しずつ準備を進めることが大切です。

たとえば、トイレトレーニングやお着替え、スプーンやフォークの使い方など、園生活で必要になる動作は、焦らずできるところから取り組めば大丈夫です。園によっては、まだ完全にできていない子へのサポート体制が整っているところも多いので、不安なことは事前に相談しておきましょう。

また、早寝早起きの習慣づけや、園生活に近い生活リズムを少しずつ意識しておくと、入園後の負担が軽くなります。集団の中でのやりとりや先生との関わりに慣れるためにも、プレ保育や地域の親子イベントを活用するのもおすすめです。

「できていないこと」よりも、「がんばっていること」「少しずつ慣れてきたこと」に目を向けてあげると、子どもも自信を持って園生活をスタートできますよ。

まとめ

早生まれの子どもの幼稚園選びは、成長のペースや性格に合った環境を見つけることが何より大切です。周りと比べて遅れているのでは？と不安になることもあるかもしれませんが、焦らず、その子なりのリズムを大切にしながら準備を進めていきましょう。

プレ保育や園見学など、実際に足を運んで体験することで、園の雰囲気を事前に感じ取ることができます。また、生活リズムや基本的な生活習慣を少しずつ整えていくことで、入園前の不安も少しずつ和らいで、穏やかな気持ちでスタートが切れそうです。

園見学・園開放に参加して、幼稚園を肌で感じてみよう

旭川ふたば幼稚園では月に一度就園前のお子さんを対象にした園開放事業として「ふたばっこらんど」を開催しています。

対象は、幼稚園に入園していないお子さんで、年齢制限はありません。

同じように子育てを頑張るママたちと悩みを共有したり、ちょっとした気づきを交換したりできます。一人で抱えていた気持ちが、誰かと話すことで少し軽くなるかもしれません。

もちろん育児相談も大歓迎です！

「遊びは学び」と考えるふたば幼稚園では、お子さんが屋外でも、室内でも、存分に楽しく過ごせる環境を用意しております。

「園開放」について

園開放の参加は当園の入園を強制するものでは一切ございません。

子ども達に楽しみの一つを提供したいと開放しているので、気軽に公園に遊びにいくかのようにご参加いただければ嬉しいです。スタッフ一同、心よりお待ちしております！

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