
プレ保育は、年度内に満3歳になる子どもを対象とした幼稚園の入園体験クラスのことです。満3歳になる前の子どもが対象であり、通う回数は園によって異なります。
今回は北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、プレ保育の特徴や通うメリット・デメリットなどを詳しく解説します。実際に利用する前に、プレ保育に関する悩みを解決しておきましょう。
幼稚園のプレ保育(プレ幼稚園・プレスクール)とは?

幼稚園のプレ保育は、正式な幼稚園入園の前に子どもが短時間だけ通う体験クラスのことです。プレ幼稚園やプレスクールとも呼ばれることもあります。
年度内に満3歳を迎える未就園児を対象としており、子どもが親元を離れて集団生活を体験する場として人気です。プレ保育では、幼稚園の雰囲気に慣れるだけでなく、遊びや簡単な活動を通じて成長や発達を促すことを目的としています。
プレ保育はいつから通える?
プレ保育は年度内に満3歳になる子どもを対象としているので、実際に通い始めることができるのは2歳です。ただ、2年保育の幼稚園の場合はプレ保育の対象年齢が1年上がります。そのため、年度内に満4歳になる子どもを対象とするため、通い始めるのは3歳となるのが特徴です。
プレ保育の費用はどれくらい?
プレ保育の費用は、幼稚園やプログラムの内容によって異なります。入園料は無料なところもあれば、数万円かかるところもあります。
一般的には、月額5,000円から2万円程度が主流となっているようです。さらに、給食があれば給食費、園バスがあればバス利用料が別途かかることがあります。
プレ保育ってどんなことをするの?
プレ保育では、子どもの発達をサポートするためにさまざまな活動が行われます。具体的には、手遊びや歌、絵本の読み聞かせ、簡単な工作、身体を動かす遊びなどです。
また、友だちや先生とのコミュニケーションを通じて社会性を育むことも目的のひとつとしています。園によっては季節ごとの行事やお誕生日会など、特別なイベントも行われるため、子どもにとって楽しい思い出を作る場にもなるでしょう。
幼稚園のプレ保育に通うメリット
幼稚園のプレ保育の概要がわかったところで、プレ保育に通うメリットを確認しておきましょう。
集団生活に慣れることができる
プレ保育では、家庭とは異なる集団生活を体験することで、子どもがルールやマナーを少しずつ学ぶことができます。ほかの子どもたちと遊ぶ中で順番を守ったり、協力したりする機会が増えるため、幼稚園入園後の適応がスムーズになるでしょう。
幼稚園入園への不安が軽減される
プレ保育を経験することで、子どもが幼稚園という環境に少しずつ慣れることができます。親から離れる時間を短時間から始められるため、入園当初の不安やストレスを軽減する助けになる可能性があります。
これは親にとっても、幼稚園の雰囲気や教育方針を把握する機会となり、安心して入園準備が進められるでしょう。
保護者の負担軽減やリフレッシュにもつながる
プレ保育の時間を活用して、保護者がリフレッシュしたり家事を済ませたりすることも可能です。
短時間ではありますが、子どもを安心して預けられる場があることで、親の精神的な負担も軽減される可能性があります。
幼稚園のプレ保育に通うデメリット

さまざまなメリットがある幼稚園のプレ保育ですが、デメリットはあるのでしょうか。ここでは、幼稚園のプレ保育に通うデメリットを紹介します。
お金がかかる
プレ保育は有料であることが多いため、家庭の経済状況によっては負担に感じる場合があります。特に、毎月の保育料に加え、入会金や行事費、給食費などの追加費用が必要になることも少なくありません。
さらに、複数の子どもがいる家庭では、その分費用がかさんでしまうこともあるでしょう。そのため、家計にどの程度の余裕があるのかを考慮しながら検討することが大切です。
子どもにストレスがかかることがある
初めて親元を離れる経験は、子どもにとって大きな環境の変化となり、ストレスを感じる場合があります。特に、人見知りが強い子どもや新しい環境に慣れるのに時間がかかる子どもにとっては、泣いたり不安になったりすることが増えるかもしれません。
また、ほかの子どもたちとの関わりがまだ得意でない場合、トラブルが起こる可能性も考えられます。そのため、子どもの性格や適応力を見極めつつ、無理のないペースで進めることが重要です。
保護者と関わる時間が減る
プレ保育に通うことで、子どもと保護者が一緒に過ごす時間が減る場合があります。特に、プレ保育の時間が長い場合、子どもと触れ合う機会が減り、「もっと一緒に過ごしたい」という気持ちを抱く保護者も少なくありません。
また、子ども自身が保護者との時間を強く求めている場合、分離不安を引き起こすおそれもあるため、親子の時間とのバランスを考えることが必要です。
幼稚園のプレ保育の選び方
幼稚園のプレ保育は、子どもが初めて親元を離れ、集団生活を経験する大切な場です。そのため、子どもにとって無理がなく、安心して通える環境を選ぶことが重要となります。ここでは、選び方のポイントを紹介します。
保育内容やカリキュラムをチェックする
幼稚園ごとに保育の方針やカリキュラムは異なります。一部の園では、遊びを中心とした自由な活動が多いのに対し、ほかの園では簡単な学びやルールを教える時間が含まれることもあります。
また、音楽や体操、英語教育などの特色あるプログラムを取り入れている園もあるようです。子どもの性格や興味、成長に合った内容が含まれているかを確認し、説明会や体験保育に参加するなどして具体的な活動の様子を把握しておきましょう。
自宅からの距離やアクセスを確認する
プレ保育は基本的に送迎が必要なところが多いです。園バスを利用できるところもありますが、そこまで多くありません。
そのため、自宅から近く通いやすい幼稚園を選ぶことが重要です。徒歩圏内や自転車、車で無理なく通える距離であるかを事前に確認するようにしましょう。
費用や運営形態を比較する
プレ保育にかかる費用は、園によって大きく異なります。月謝のほかに、入会金、教材費、制服代、行事費などが発生する場合もあるため、全体的な費用を把握しておくことが大切です。
また、運営形態にも注目しましょう。たとえば、週1回の短時間コースと毎日のように通えるコースでは負担が異なります。家庭の予算やライフスタイルに合ったプランを選ぶために、事前に複数の園を比較することが大切です。
幼稚園のプレ保育の入園までの流れ

プレ保育の募集時期や内容は、幼稚園によって異なります。近隣の幼稚園や希望する園のWEBサイトやSNSなどをチェックし、募集時期の情報を事前に集めておきましょう。
その後、希望する幼稚園で行われる園見学や園開放に参加します。この際に、園の雰囲気や保育内容、先生の対応などを実際に確認しましょう。また、質問があればこの場で解決しておくと安心です。
プレ保育の募集が始まったら、定員や申込み方法、費用などを詳しく確認しておきます。人気の園では募集が始まってすぐに定員が埋まることもあるため、早めの対応が必要です。
旭川ふたば幼稚園のプレスクール
旭川ふたば幼稚園でも、「ぷれすくーる ふたば」というプレ保育クラスを設置しています。対象は、満3歳児クラスへの入園を前提とした2歳児の子どもたちです。
活動自体は同学年の子が在籍する満3歳児クラスと一緒であり、子どもの主体性を大切にしながら遊び・環境を中心に一人ひとりに丁寧に関わり、心を育む保育を展開しています。保育料は教材費込みで1カ月2万円。給食は週3回の提供で、1回につき340円で利用可能です。
ぷれすくーる ふたばについていきなりプレ保育を利用するのは不安だという場合は、月に1回の頻度で開催されている園開放を利用してみるのもよいかもしれません。
園開放は幼稚園に入園していない未就学児を対象にしている取り組みで、遊具がいっぱいの園庭・ホールで自由に遊んだり、そのときに流行っている遊びを体験できたりします。入園を検討している場合は、ぜひ一度園開放に訪れてみてはいかがでしょうか。
園解放についてプレ保育の疑問を解決!よくある質問集

ここでは、プレ保育に関して保護者からよく寄せられる質問とその回答を紹介します。
Q. プレ保育と幼児教室の違いは何ですか?
A. プレ保育は幼稚園が提供する入園体験クラスで、幼稚園入園を見据えた活動を行うのが特徴です。基本的に集団生活に慣れることを目的としており、遊びや簡単な学びの活動を通じて社会性を育みます。
一方、幼児教室は民間の教育機関が運営しており、知育、英語、音楽など特定の分野に特化した教育プログラムが提供されることが多いです。
Q. 親も一緒に行く必要はありますか?
A. 親子登園ではないので、一緒に行く必要はありません。
Q. プレ保育と満3歳児クラスって何が違うのですか?
プレ保育は、幼稚園入園前の未就園児が短時間通うクラスで、入園準備が主な目的です。一方、満3歳児クラスは、満3歳になった子どもが幼稚園の一部として正式に在籍し、通常の保育を受けるクラスです。
Q. 園バスは利用できますか?
プレ保育では園バスが利用できない場合が多いです。園バスは、正式に幼稚園に在籍している園児向けに運行されているため、プレ保育の対象外とされることがあります。
なお、旭川ふたば幼稚園の場合はプレ保育に通うお子さんであっても園バスを利用することが可能です。ただ、バス代は別途必要となります。
まとめ
今回は、幼稚園のプレ保育の概要やメリット・デメリットを解説しました。幼稚園のプレ保育を利用する場合、園によって利用料や活動内容などが異なるため、事前にしっかりとした情報収集をすることが大切です。
旭川ふたば幼稚園にも、プレ保育のクラスがあるので、利用を検討している場合はぜひ一度園見学や園開放に訪れてみてはいかがでしょうか。
旭川ふたば幼稚園は子どもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育を実践しています。最大の特徴は、子どもが思いっきり遊べる環境を用意していることです。
特に園庭は、子どもたちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計しています。「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいておりますので、興味がある方はぜひ見学や園開放をご利用くださいね。
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