幼稚園の冬休み期間は、小学校とほぼ同じで12月下旬から2〜3週間ほどです。夏休みに比べると日数は短めですが、クリスマスやお正月など年末年始の行事が重なり、あっという間に過ぎてしまいます。
しかし、元気いっぱいの幼稚園児と毎日過ごす中で、「1人になれる時間が減ってストレスが溜まる…」と感じるママも多いのではないでしょうか?ママひとりでも疲れ過ぎないように、適度に力を抜きながら楽しい冬休みを過ごしたいですよね。
今回は、北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、幼稚園児と冬休みを楽しく過ごすためのアイデアを紹介します。また、全国の保護者の方々へのアンケート結果をもとに、幼稚園の冬休みの過ごし方もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
全国調査まとめ!子どもの幼稚園冬休みは何して遊ぶ
幼稚園の冬休みは何をして遊ぶのか、全国の保護者の方にアンケートを実施しました。アンケートの結果、もっとも多かった回答は「雪遊び」です。
雪合戦や雪だるまなど、冬ならではの遊びをして過ごすという声が多くみられました。また、お散歩に行き、落ち葉やどんぐりを拾って工作に使うと回答した保護者もいました。
家での過ごし方
- クリスマスツリーの飾り付け
- お菓子作り
- ホットプレート料理
- お絵描きや折り紙などの工作
- ゲームをして遊ぶ
- ボードゲーム
外での過ごし方
- お参りに行く
- スキーを楽しむ
- 雪遊び
- 旅行に行く
- 公園を散歩する
- 自転車の練習をする
どのご家庭でも、いろいろ工夫をしながら幼稚園の冬休みを過ごしているようです。全体的に室内よりも、外で過ごす保護者が多い傾向にあります。
参考:ミルトーク
実体験!幼稚園の冬休み何してた?
実際に子どもに喜ばれた冬休みの過ごし方と、保護者のコメントを紹介します。冬休みの過ごし方にお悩みの方は、全国の保護者の意見を参考にして、取り入れてみてください。
- 家族でごちそうを食べる。クリスマスやお正月のイベントを実感できるようなことをすると喜ぶ。(ツリーを飾り付けたり、お参りに行ったり)
- 寒いのが苦手なので家でポップコーンを作ったりホットケーキなど簡単なお菓子を作る。美味しくできたので喜んでいました。
- 外で優雅に遊んだり、家でお絵かきやおりがみをしました。雪が降った時はとても喜んでいました。
- いろんな公園で遊ぶ、自転車の練習、ボードゲーム、動物園に行く。一番喜んだのは母の実家にお泊まりに行ったこと。
- 凧を一緒に作り、近所の広場で飛ばしていました。自分が作った凧が空に舞い上がったとき、とても驚き喜んでいました。
参考:ミルトーク
幼稚園冬休み|家での過ごし方アイディア5つ紹介
アンケートでは、幼稚園の冬休みには雪遊びをして過ごすという回答が多く見られましたが、天気が悪い日が続くと必然的に室内遊びが多くなります。また、冬は風邪などが流行する季節でもあり、お子さんの体調管理が気になる保護者も多いでしょう。
そこで、幼稚園の冬休みに親子で楽しく過ごせる家での過ごし方を5つ紹介します。ママがゆっくりしたい時に助かる、お子さんだけでできる遊びもありますので、ぜひ参考にしてください。
1、親子で楽しもう「お菓子作り」
時間がたっぷりある冬休みには、お子さんと一緒にお菓子作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。お菓子作りで試行錯誤したり、おしゃべりを楽しんだりしているうちに、お子さんの集中力、観察力、想像力、コミュニケーション能力など、さまざまな力が自然と育まれます。
クッキーやホットケーキなど創作意欲を引き出すようなレシピに挑戦すれば、お子さんも自分で考え、形を作る楽しさを実感できます。ぜひ冬休みに、親子で挑戦してみてください。
2、身近にあるもので作ろう「クリスマス飾りの製作」
冬休みが始まると、子どもたちが楽しみにしているクリスマスがあります。クリスマス気分を味わうためにも、お子さんにクリスマス飾りの製作をお願いしてみてはいかがでしょうか。折り紙や毛糸、綿など、さまざまな素材に触れることで、脳に良い刺激を与えるだけでなく、物の扱い方を知る効果も期待できます。
以下では、クリスマスリースの作り方をご紹介します。身近にある素材で作れるので、せひ参考にしてください。
用意するもの | 紙皿、はさみ、のり、折り紙、毛糸、綿、シールなど |
作り方 | ①紙皿の真ん中を丸く切り抜く②折り紙や毛糸などを使って、紙皿全体をデコレーションする③折り紙やシールで作ったリボンを飾り、穴を開けて毛糸を通して完成。 |
遊び方 | クリスマスツリーに飾る |
ポイント | 紙皿を紙コップに変えると、クリスマスオーナメントも作れます。デコレーション用の材料をたくさん用意すると、素材の手触りを楽しんでもらえます。 |
3、日本の伝統文化を体験しよう「年賀状を書く」
字がかけるお子さんであれば、祖父母や親戚など身近な人に年賀状を書いてみるのもおすすめです。年賀状を書くことで、文字の読み書きや手紙の出し方などを学べます。自分の気持ちを整理し、言葉で表す練習にもなるので、言語力、思考力、コミュニケーション力などの向上にもつながります。
また、年賀はがきは買うところから始めるのがおすすめです。おつかいの練習にもなり、お子さんも自信がつきます。ぜひ冬休みの思い出に、楽しい年賀状作りに挑戦してみましょう。
4、達成感を味わえる「年末の大掃除」
幼稚園の冬休みには、ぜひ親子で大掃除に取り組んでみてください。掃除を通じて、責任感や忍耐力、巧緻性など、お子さんの総合的な成長を促す効果が期待できます。自分の力で部屋がピカピカになれば、きれいな状態を保とうとする意識も芽生え、整理整頓ができる子に育つでしょう。
お子さんに掃除を任せると、最初は仕上がりが雑だったり、物足りなかったりする場合もあるかもしれませんが、あたたかく見守ることが大切です。試行錯誤を重ね、自分の力で掃除をやり遂げたという達成感を味わえます。掃除をがんばった後は、しっかりと褒め、お手伝いしてくれたことへの感謝の気持ちを伝えてあげてください。こうすることで、お子さんの奉仕の心も育まれます。
5、親子でストレス発散「ゲームを楽しむ」
寒い日が続くと、家にこもりがちになり、力を持て余してしまうお子さんも多いでしょう。運動不足が気になる時には、親子で身体を動かせるゲームがおすすめです。体を使う遊びや運動は、子どもだけでなく大人にとってもストレス発散やコミュニケーション能力の向上に役立ちます。
以下では、自宅で遊べる玉入れをご紹介します。小さなお子さんでも楽しく遊べるので、ぜひ家族みんなで盛り上がりましょう。
用意するもの | 新聞紙(チラシでもOK)、セロハンテープ、洗濯かご |
作り方 | ①新聞紙やチラシなどを丸め、セロハンテープで留めて玉を作る |
遊び方 | ①親は洗濯かごを持つ②子どもは、玉を投げる③玉がたくさん入った人の勝ち |
ポイント | 洗濯かごを持つ際は、お子さんの背の高さに合わせてください。何分で全部の玉が入るかを競い合うのも、おすすめです。 |
幼稚園冬休み|外での過ごし方アイディア5つ紹介
幼稚園の冬休みに、親子で楽しく過ごせる外での過ごし方を5つ紹介します。ママにとって冬の寒さは辛いですが、お子さんが運動不足にならないよう、外遊びを取り入れることも必要です。お天気が良い日は、冬ならではの遊びや過ごし方を取り入れましょう。
1、冬を満喫しよう「雪遊び」
雪遊びは、子どものバランス感覚や体力を養うのにぴったりです。雪が固まりツルツルになった地面を歩いてみたり、新雪の柔らかな雪に足を埋めてみたりと、さまざまな身体の動きを体験できます。豪雪地帯にお住まいのご家庭なら、雪だるま作りや雪合戦、かまくら作りも楽しめるでしょう。お子さんの年齢や興味に合わせて、さまざまな雪遊びを体験してみてください。
2、家族で楽しもう「正月遊び」
凧上げや羽子板などの伝統的な正月遊びには、運動能力を伸ばす要素が含まれています。昔ながらの遊びは、日本文化に親しむと同時に、頭を使う遊びも多く、知育の面でも役立ちます。
なお、凧上げの凧は手作りするのがおすすめです。動物や好きな絵などを書いたり、親子でアイディアを出しながら、オリジナルの凧を完成させましょう。日本の文化に触れながら、親子で楽しめる正月遊びに挑戦してみましょう。
用意するもの | ビニール袋(大きめのもの)、毛糸、セロハンテープ、油性ペン、はさみ |
作り方 | ①ビニール袋の手持ちを下にして、油性ペンで絵を描く②毛糸を、50cmくらいの長さ2本と、100cmくらいの長さ1本に切り分ける③ビニール袋の手持ち部分に、それぞれ50cm長さの毛糸を通し結びつける➃2本の毛糸の先を、100cm長さの毛糸に結びつける⑤➃の毛糸の先を、トイレットペーパーの芯に巻き付け、セロハンテープで留めて完成 |
遊び方 | ①子どもは凧の紐をもち、走る準備をする②親は凧を高く持ち上げる③「せーの!」のかけ声で、子どもは思いっきり走り、親は凧を持っている手を離す |
ポイント | 毛糸の長さは、お子さんに合わせて調整してください。お子さんがビニール袋を被らないよう、注意しましょう。電線や木などがない、広い場所で遊びましょう。 |
3、冬休みの大発見につながるかも?「お散歩」
天気の良い日は、お子さんと一緒にゆっくりお散歩に出かけるのもおすすめです。水たまりに霜柱が立っていたり氷が張っていたりと、冬ならではの景色を観察できます。もしかしたら、落ち葉や石の下に、虫たちが隠れているかもしれません。落ち葉やどんぐりを拾って、工作の材料にするのもおすすめです。身近な自然にじっくり触れ合いながら、散歩を楽しみましょう。
4、天気の良い日に挑戦してみよう「自転車の練習」
雪が降らない地域のご家庭なら、広々とした公園や広場で自転車の練習をするのも良いでしょう。冬休みは、自転車の練習にじっくり取り組める最適な時期です。厚着をしていれば、膝やひじに擦り傷がつきにくいため、安心して自転車の練習ができます。とくに、自転車の補助輪外しが気になるお子さんは、ぜひ挑戦してみましょう。
お子さんの自転車練習で意識したいのは、無理をさせないことです。子どもは集中力が途切れやすく、大人に比べて体力も限られています。また、転んでしまうことへの恐怖感や緊張感で疲れてしまう場合もあります。練習を嫌がったり、疲れたりする様子が見られたら、切り上げて別の機会に挑戦するようにしましょう。一気にやろうとはせず、徐々に自転車に乗れる楽しさを感じてもらうことも大切です。根気よく見守り、長く乗れたらたくさん褒めるなどしながら、お子さんをサポートしてあげてください。
5、冬休みの思い出作りにもおすすめ「実家に帰省する」
共働きでなかなか休みが取れず、お子さんの預け先に困っている場合には、帰省して祖父母や親戚の家で過ごすのもひとつの方法です。共働きのご家庭では仕事が忙しく、年末年始に長期休暇を取れない親御さんも少なくありません。通常の土日祝日であれば、預かり保育を行う幼稚園もありますが、年末年始は休みの場合がほとんどです。また、自治体の託児サービスやベビーシッターを利用する方法はあるものの、冬休み期間中はなかなか予約が取れない可能性も考えられます。
一方、ママやパパの実家であれば、喜んでお子さんのお世話をしてくれる祖父母も多いのではないでしょうか。普段なかなか会えない祖父母と触れ合うことで、お子さんにとっても楽しい思い出が増えるでしょう。
まとめ
今回は、幼稚園の冬休み中の家庭での過ごし方を紹介しました。春休みや夏休みと違い、寒さが厳しい冬休みは外出する機会が減り、親も子もストレスが溜まりがちです。ぜひ本記事で紹介したアイデアを参考に、親子で楽しい冬休みを過ごしていただけたらと思います。
子育てを頑張るママは必見!旭川市豊岡「ふたば幼稚園」の月1回の園開放
旭川ふたば幼稚園では月に一度就園前のお子さんを対象にした園開放事業として「ふたばっこらんど」を開催しています。
対象は、幼稚園に入園していないお子さんで、年齢制限はありません。
同じように子育てを頑張るママたちと悩みを共有したり、ちょっとした気づきを交換したりできます。一人で抱えていた気持ちが、誰かと話すことで少し軽くなるかもしれません。
もちろん育児相談も大歓迎です!
「遊びは学び」と考えるふたば幼稚園では、お子さんが屋外でも、室内でも、存分に楽しく過ごせる環境を用意しております。
室内遊具では、おままごとコーナーやトンネルなど、ドキドキとワクワクがとまらない仕掛けがもりだくさん!
「園開放」について園開放の参加は当園の入園を強制するものでは一切ございません。
子ども達に楽しみの一つを提供したいと開放しているので、気軽に公園に遊びにいくかのようにご参加いただければ嬉しいです。スタッフ一同、心よりお待ちしております!
LINEで事前に開催日をお知らせしています。予定が合えばご予約くださいね!
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