
幼稚園に通い始めると、水筒を持参する機会も出てきます。実際、どのような水筒を用意すればよいのか悩む保護者の方もいるかもしれません。
そこで今回は、北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、水筒選びのポイントや素材別の特長、お手入れ方法などを詳しく解説します。幼稚園生活の準備を進めるうえで、ぜひ参考にしてください。
幼稚園へ通う子どもの水筒の選び方

幼稚園に通い始めるとき、どのような水筒を用意すればよいのか迷うことはありませんか。
園によって指定があったり、子どもの体格や性格によって使いやすさが変わったりするため、悩むことがありそうです。
水筒にはさまざまなタイプがあるので、それぞれの特徴を知り、選ぶ際に参考にしてみてくださいね。
タイプ別(ストロー・直飲み・コップ)の特徴を把握する
水筒には大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれ使用する場合のメリット・デメリットがあるため、子どもの成長段階や使うシーンに合わせて選ぶことが大切です。
- ストロータイプ
ふたを開けてそのまま吸って飲む形の水筒です。ふたを閉めれば中身が漏れにくく安心して使用することができます。
吸う力があれば、3歳未満の子どもから使用することができそうです。ただ、ストロー部分は汚れやすいので、洗うときに手間を感じる方もいるでしょう。
- 直飲みタイプ
直飲みタイプの水筒は、ふたを開けて直接口をつけて飲むタイプです。3歳児以上になると使いこなせる子が増えてくるでしょう。洗いやすく、ストロータイプよりも清潔を保ちやすいのが特長です。
しかし、勢いよく飲むとむせることがあるため、使い始めは少し練習が必要です。慣れていない場合は、自宅で飲む練習をしてから幼稚園に持参するとよいでしょう。
- コップ付きタイプ
水筒のふたにコップが付いており、飲み物をコップに注いでから飲むタイプです。使いこなすにはある程度の手先の器用さが求められるため、3-4歳頃から使用できるようになるでしょう。
ただし、傾けすぎるとこぼれる可能性があるため、注ぐ動作には少し注意が必要になります。
幼稚園の水筒は何mlがベスト?体格と使用時間で選ぶ容量
幼稚園や保育園で使用する水筒の容量選びは、お子さんの体格や使用時間、活動量に応じて適切なサイズを選ぶことが重要です。
年齢別の容量選びの目安は以下のとおりです。
- 体重約11kg程度:400~600mL程度
- 体重約18kg程度:500~800mL程度
一日に必要な水分量は体重1kgあたり約100mLとされていることから、体重11kgのお子さんでは約1,100mL、18kgでは約1,800mLが目安となるでしょう。
ただし、食事から摂取する水分や家庭での水分補給も含まれるため、園に水筒を持参する際は、半分程度の量を目安にするとよさそうです。
また、水筒の使用時間によっても必要な水分量は異なるでしょう。
- 短時間の使用(通園時間が短い、園内での使用が主な場合):400~500mL程度
- 長時間の使用(遠足や外遊びが多い日など):600~800mL程度
園によっては水分の補充が可能な場合もありますので、容量が少なめでも問題ないこともあるでしょう。
補充が難しい場合や暑い季節には、少し大きめの水筒を用意すると安心です。
素材別(水筒の重さ・耐久性・保冷性)
水筒を選ぶとき、重さや耐久性、保冷機能など違いがあるため、お子さんの年齢や通園スタイルに合った素材を選ぶことが大切です。
ここでは代表的な素材の特徴を比較しながら紹介します。
- ステンレス製(高い保冷力と丈夫さが魅力)
保冷・保温の力がしっかりしており、特に夏場に冷たい飲み物を持たせたいときに重宝される素材です。落としても割れにくく、活発なお子さんも安心して使用できそうです。
やや重さがあり、サイズが大きいと持ちづらく感じることもあるでしょう。
- プラスチック製(軽くて扱いやすく、通園にも便利)
小さな手でも持ちやすく、飲み口の開け閉めが簡単なタイプも多いことから、園生活の中で使いやすいと感じる場面があるかもしれません。
保冷機能は期待できませんが、短時間の使用や涼しい季節には十分対応できそうです。
- アルミ製(軽さとスタイリッシュな見た目がポイント)
ステンレスよりも軽く、持ち運びの負担が少ないと感じる方も多いでしょう。デザイン性が高く、好みに合わせて選べる点も魅力のひとつです。
一方で、表面に傷がつきやすく、衝撃に弱い傾向があるため、取り扱いには少し注意が必要になるでしょう。
園指定の確認ポイント
安全面や衛生面への配慮から、細かな指定があることもあるため、幼稚園がどのような水筒を指定しているのか、確認しておくと安心です。
たとえば、飲み口や肩にかけるタイプ、床に置いても傷つかないカバー付きが指定されることもあります。
容量や重さの制限、名前の記入方法にルールがあることがあるため、その点も確認しておくとよいでしょう。
人気の水筒を3つ紹介
水筒には、機能性と扱いやすさを兼ね備えた信頼のブランドがそろっています。ここでは、通園用として人気の高い水筒をブランドごとに紹介します。

サーモス(THERMOS)
保冷・保温機能に優れた真空断熱構造が特徴のブランドです。
幼児期のお子さん向けのモデルは軽量で持ち運びやすく、飲み口の形状やカラー展開も豊富で、年齢や好みに合わせて選びやすいデザインがそろっています。
直飲み・コップ飲みが選べる2wayタイプのものが人気を集めています。パーツの分解洗浄がしやすく、衛生面でも安心感があるでしょう。
スケーター(Skater)
子ども向けキャラクター商品に強いブランドで、ストロー付きやコップ付きなどさまざまな飲み口タイプが展開されています。
軽量で扱いやすく、キャップ、お手入れのしやすさを重視する保護者からも人気を集めているブランドです。
お子さんの好きなキャラクターの水筒を選ぶ際に特におすすめのブランドです。
タイガー魔法瓶(TIGER)
保冷・保温力の高さとともに、清潔さを保ちやすい「スーパークリーン加工」が特徴のブランドです。
両手で握った際に滑りにくい加工が施されたモデルが人気で、スポーツなどで汗をかく場面でも安心して使えます。
耐久性にも優れているため、長く愛用できるものを探している方にぴったりな水筒です。
水筒お手入れ・長持ちのコツ

毎日使う水筒は、正しいお手入れをすることで清潔を保ち、長く使い続けられます。
続いて、水筒を洗うための道具選びや、名前つけのポイントについて紹介します。
水筒を洗う道具を揃えておく
水筒は構造が複雑で、飲み口やパッキン、ストローなど細かい部分がたくさんあります。
パーツごとに分解して洗うことでカビや臭いの発生を防げます。
普通のスポンジだけでは汚れが落ちきらない場合があるため、専用のブラシや細かい部分まで届く道具を準備しておくと衛生的に使い続けられるでしょう。
名前つけのポイント
毎日洗う水筒には、防水性のある名前シールを使うとよいでしょう。濡れても剥がれにくいため、名前が消えたり見えなくなる心配が少なくなります。
名前を書いた部分をしっかり乾かすなどの工夫も長持ちのポイントです。
ストローなどの交換頻度
水筒のストローや飲み口は細かい部分まで洗いにくく、汚れや雑菌が溜まりやすい箇所といえるでしょう。衛生的に使い続けるためには、定期的な交換が必要になります。
ストローは半年から1年を目安に交換することが望ましいです。
特に変色やヒビ、カビが見つかった場合はすぐに新しいものに取り替えましょう。
また、予備のストローを用意しておくと、交換の際に慌てずに対応できます。
まとめ:幼稚園の水筒選びは「使いやすさ」と「安心」がカギ
今回は、幼稚園入園前に確認しておきたい水筒の選び方や注意点を紹介しました。
毎日使うものだからこそ、お子さんが扱いやすく、保護者にとってもお手入れしやすい水筒を選ぶことが大切です。
また、園生活開始後に安心して使用することができるように、水筒の使い方をあらかじめ練習しておくとよいですね。
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旭川ふたば幼稚園では月に一度就園前のお子さんを対象にした園開放事業として「ふたばっこらんど」を開催しています。
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同じように子育てを頑張るママたちと悩みを共有したり、ちょっとした気づきを交換したりできます。一人で抱えていた気持ちが、誰かと話すことで少し軽くなるかもしれません。
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