お子さんと遊ぶのに、何かしらおもちゃなどの遊べる道具を用意する必要があると思っている親御さんはいませんか。確かにおもちゃがあれば、お子さんは喜んでくれるかもしれません。しかし、実は事前準備が一切不要で遊ぶ方法もあるのです。
今回は、北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、室内で簡単にできる道具なしで親子一緒に楽しめる遊び方をいくつかご紹介します。どのくらいの年齢からできる遊びなのかも、お伝えするので参考にしてくださいね。
1.指定した色を探すだけ「色探しゲーム」:3歳から
「色探しゲーム」とは、室内にあるものの中から指定した色を探して見つけてもらうゲームのことです。大体3歳くらいから基本的な色の名前を言えるようになっていることが多いので、小さいお子さんでも比較的簡単に遊べます。
- お子さんに「このお部屋の中にある〇〇色のものはどれ?」と聞きます
- あらかじめ制限時間を決めておき、時間内でお子さんに指定した色を探してもらいます
何度か色を変えてやってみて、時間内でどの色をどれだけ多く探すことができたかを競ってみるのもいいでしょう。指定された色を探すことで、お子さんの考える力や集中力が育まれますし、色やものに興味を持ってくれる可能性があります。
2.誰のことを言ってる?「探偵ゲーム」:3歳から
「探偵ゲーム」とは、出題者である親御さんが少しずつ出してくれるヒントをもとに、回答者であるお子さんが誰のことを言っているのかを推理をして当てるゲームのことです。3歳くらいのお子さんが遊ぶことができます。
- 出題者と回答者に分かれます
- 出題者が答えを導き出せるヒントを少しずつ出していきます(例:答えが「象」だとしたら、身体の色はグレー、鼻が長い、耳が大きいなど)
- ヒントをもとに導き出した答えを回答者が伝えます
このゲームをすることで、お子さん自身が自ら考えて答えを導き出そうとするため、満足感や達成感を味わうことができます。最初は親御さんが出題者側に回りますが、ある程度お子さんがルールを理解したら、今度はお子さんに出題者となってもらうのもいいでしょう。そうすることで、創造する力も身につきますよ。
3.体を動かして相手に伝える「ジェスチャーゲーム」:3歳から
「ジェスチャーゲーム」とは、出題者が声を出さずに体の動きだけで回答者に身振り手振りのジェスチャーで、お題の内容を伝えるゲームのことです。ある程度の言葉を理解することができる3歳くらいのお子さんから楽しめます。
- 出題者が声を出さずに身振り手振りのジェスチャーをして、回答者にお題を伝えます
- 回答者はジェスチャーを見て、お題の答えが何かを言い当てます
このゲームは、言葉を使わずに相手にお題を伝えなければなりません。そのため、想像力や表現力などを育むことができます。お題の内容は、お子さんが知っている動物やスポーツなど、できるだけわかりやすいものにすることが大切です。
4.問題の答えを判定「〇✕クイズ」:4歳から
「〇✕クイズ」とは、出された問題の答えが正しい(〇)のか、間違っている(✕)のかを判定するゲームのこと。言葉はもちろん、理解力も発達してくる4歳くらいから楽しめる遊びです。
- 出題者が問題を出します(例:朝の挨拶は「こんにちは」である。〇か✕か。)
- 回答者は出された問題に対して、〇か✕かを答えます
〇✕クイズで出す問題は、お子さんでも理解しやすいものにすることがポイント。人の話をよく聞くことによって、言葉を説明する能力や思考力などを身につけることができるようになります。
5.〇〇のものってな~んだ?「連想ゲーム」:4歳から
「連想ゲーム」とは、出題者が与えてくれるヒントからお題を想像し、回答者がそのお題のものを当てる言葉遊びです。個人差はあるものの大体4歳くらいから、抽象的な言葉からものを連想することができます。
- 出題者がお題を出します(例:黄色くて酸っぱいものってな~んだ?)
- 回答者がお題に対して思いついたものを答えていきます
ひとつだけのヒントだけではわからない場合は、より答えに近づけるようなわかりやすいヒントを出してあげましょう。そうすることで、お子さん自身の発想力や情報を整理する力も身につくはずです。
6.言葉遊びの代表格「しりとりゲーム」:5歳から
「しりとりゲーム」とは、前の人が言った単語の最後の一音を取って、それで始まる新しい単語を言い続けていく言葉遊びのことです。一般的にしりとりは、5歳くらいからできるゲームだと言われています。
- 先に単語を言う人を決めます
- 順番が決まったら、先攻の人が何かしらの単語を言います
- 先攻の人が言った単語の最後の一音から始まる単語を後攻の人が言います
- 最後に「ん」がつく単語を言った人の負けです
言葉遊びの定番ゲームではありますが、いろんな言葉を使うことになるので、しりとりを通してお子さんの語彙力を上げることができます。同時に、お子さんが知らない言葉を覚えてくれるきっかけにもなるでしょう。
7.キャッチフレーズ「進化じゃんけん」:5歳から
「進化じゃんけん」とは、じゃんけんに勝つたびに姿や移動の仕方などがどんどんと進化していくというじゃんけん遊びのことです。じゃんけん自体のルールや動物の種類などを理解できる5歳くらいのお子さんにおすすめの遊び方でもあります。
- まずは全員ハイハイをして、赤ちゃんのように動きます
- 近くにいる赤ちゃんとじゃんけんをし、じゃんけんに勝ったら子どもに進化し、膝立ちで動きます
- 先に普通の立ち姿である大人に進化したほうが勝ちです
今回は赤ちゃんから子ども、大人への進化過程で解説しましたが、ひよこやカエルなど小さい動物からキリンや象など大きい動物へと進化させる遊び方もあります。先にどんな動物に進化できるかを決めてから遊ぶとスムーズです。勝ったら進化できるというワクワク感に加え、全身で自由に表現できる解放感を楽しめます。
まとめ
今回は、室内でおもちゃなどの道具を一切使わずにお子さんと一緒に楽しめる遊び方を7つご紹介しました。ご紹介したクイズや言葉遊びなどは、お子さんの発想力や表現力を育めるほか、簡単にできるものばかりなので試してみてはいかがでしょうか。
北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」は、お子さんの成長を促す遊びに力を入れている幼稚園です。『遊びを中心とした保育』『子どもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育』について情報を発信しています。さらに詳しく話を聞いてみたいという方は、お気軽にご連絡ください。
また、ふたば幼稚園では、随時幼稚園見学を受け付け中です。見学をご希望の方は、事前にご連絡を入れていただきますようお願いいたします。
幼稚園見学のご予約はこちら北海道旭川市にあるふたば幼稚園は1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の最大の特徴は、子供が思いっきり遊べる環境があることです。
こちらは校庭の写真です。
子供たちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計されました。子供たちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子供が遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。
「生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい」
ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。
また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。
入園相談の方はこちらからお問い合わせください。
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