毎日の育児お疲れ様です。
好奇心いっぱいの3歳児は、いつでも遊びたいお年頃。そんな時期に、毎日満足させられる遊びを考えるのは大変ではありませんか?
そこで今回は、幼稚園教諭が遊びに悩むお母さんに、親と子どもだけでできる遊びをご紹介します!
紹介する北海道旭川市のふたば幼稚園は、そうした子どもたちの『主体性』を大事にした遊びによって『心を育む保育』に力をいれております。
遊びのプロがからこそ教えられることが満載!さまざまな遊びがあります。ぜひ、ご家庭でぜひ取り入れてみてくださいね。
3歳の子どもが喜ぶ!室内遊び8つ紹介
3歳になることで増える遊びもあれば、2歳の頃から遊んでいる遊びでも楽しめます。室内遊びは、2歳の頃と比べると3歳になると手先の器用さや集中力・筋力が増すためより複雑なことができるようになり、製作に関しても、作れるものの幅が広がりクオリティも増していくでしょう。できることが格段に増えてくる時期です。
とはいっても、成長には個人差があるため、できること・できないことを見極めながら成長に合った遊びを取り入れていきましょう。ここでは、成長に合った室内での遊びをご紹介します。
1、もう折れちゃう!折り紙遊び
遊びから学べること | 細かい動作・思考力・集中力・達成感 |
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必要な道具 | 折り紙・ペン |
3歳になると親が少し補助するだけで山折り・谷折りがスムーズにできるようになり、様々な折り紙を作ることができるようになります。
山折り・谷折りを繰り返しできるものが多いものだと、飽きずに作れるでしょう。
犬・猫・チューリップなどは、山折り・谷折りしか使わないため簡単に折ることもできるため、おすすめです。顔や模様などはペンで書き足して上げるのも、良いかもしれませんね。
どこを折るのかがわからなかったり、まっすぐ折るのが苦手だったりする場合は、折り線を描いて補助してあげると難易度が下がります。
2、創作おもちゃが簡単に作れる工作遊び
遊びから学べること | 細かい動作・創造力・座る集中力を高める・達成感 |
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必要な道具 | 乳酸菌飲料の空き容器・PEテープ(スズランテープ)・モール・ビニールテープ・タコ糸などの紐・割りばし・シールなど |
工作といえば、新聞紙で兜や棒を作ったり、紙コップでロケットを作ったり、身近なもので様々な遊び道具を作ることですが、今回は「遊び用の魚釣り作り」をご紹介します。
乳酸菌飲料の容器を洗い、子どもが選んだ好きな色のビニールテープを周りに張って容器が見えないようにします。PEテープ(スズランテープ)を使って魚の尾びれ・胸びれをビニールテープで作ります。その後、釣り竿となる割りばしの先端にタコ糸をテープで固定し、タコ糸の先端にモールを括り付ければ、完成です。
大量に作ると魚釣りゲームが楽しめるでしょう。やや難しい作業が必要ですが、親がテープを切り「お魚さんの手と尻尾を作ってあげて」など、一緒に作ると良いですね。
3歳の場合、好奇心が強いため座っている時間が短くなりがちです。しかし、工作に集中している間は長く座っているため、座る集中力を鍛えることもできます。魚を完成させるたびに達成感を味わうことができるでしょう。
他にも工作には種類があり、特にトイレットペーパー・ラップの芯・輪ゴムなどを使い、発射台やロケットなど工作は人気があるため、工作のバリエーションを増やせると良いですね。
3、どこに隠れてるのかな?宝探しゲーム
遊びから学べること | 頭と体を同時に使うこと・達成感・満足感 |
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必要な道具 | 2枚1組の同じ絵柄のカードや子どもが好きなおもちゃ |
宝探しゲームは2歳から楽しめるゲームですが、3歳からは宝物をわかりにくいものにしたり探す範囲を増やすなど、難易度調整やバリエーションを増やすことができます。
子どもが好きなおもちゃを隠す際には、あらかじめおもちゃを借りると子どもに了承を得る必要があるため、注意しましょう。子どものおもちゃにならずわかりやすい絵柄のカードなどはおすすめです。
2枚1組の同じ絵柄のカードを用意した場合は、宝がわかるように選んだカードの片割れをすぐ見える位置に用意し、片方を探してもらうとわかりやすいでしょう。
4、こねて楽しい作って楽しい粘土遊び
遊びから学べること | 手先を使いながら物を考える力・手先の器用さ・想像力・集中力 |
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必要な道具 | 粘土・粘土板 |
粘土遊びは0歳からできる遊びで、子どもの年齢ごとに適した遊び方にするのがポイントです。3歳にもなると丸・三角・四角など形が作れるようになり、形をくっつけて物を作ることができるようになります。
特に、3歳では「ごっこ遊び」が盛んで、粘土で作った物を見立ててごっこ遊びをすることもあるでしょう。例えば、粘土でパンを作り、粘土パンを売るお店屋さんごっこなどもできるようになります。
他にも、カラー粘土を使うことで色と色の組み合わせを考えて創造すると、考えることは多くなりますが、その分、創造力が磨かれるでしょう。
5、これは何だろう?教えて!おえかき
遊びから学べること | 表現力・認知能力・脳の発達を促す・色彩感覚・指先を使う練習 |
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必要な道具 | 紙・ペン |
お絵描きは、指先を使う練習になるのはもちろんのこと、考えながら手先を動かすため脳の発達・表現力につながり、絵を描くために必要な認知能力・色彩感覚も培われます。
理解が難しい絵の場合は「これはなあに?」どんどん聞いていきましょう。3才は丸が描けるようになる時期のため、徐々に絵がうまくなってきます。もちろん、絵の上達には個人差があるため、絵の上手い・下手にこだわらずに子どもに「楽しい」と思ってもらえるようにおえかきに取り組むと良いでしょう。
6、みんなで考えてみよう!ジェスチャーゲーム
遊びから学べること | イメージを表現する力・ルールを理解する、守る練習 |
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必要な道具 | 紙(お題を描く用)・ペン |
ジェスチャーゲームは言葉で説明せず、身振り手振りで表現して、お題を当ててもらうゲームです。お題ごとに自分のイメージを表現する力も身に付きますし、ルールを身につけれるようもなります。
お題は動物がわかりやすいでしょう。鳴き声・しぐさで表現がしやすいため、子どもにわかってもらいやすく、ジャスチャーの難易度が低いです。動物も難しい場合は、動きやセリフが特徴的なアニメのキャラクターをお題にするのもいいでしょう。
7、カラフルピンで楽しくペットボトルボーリング
遊びから学べること | 室内での身体の動かし方・数を数える力・ゲームで得た悔しさや楽しさなどの感情をコントルールする力 |
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必要な道具 | 複数の蓋つきのペットボトル・ボール(新聞紙を丸めてガムテープでとめた物でもOK)・おもり(水・おはじき・ビー玉 など) |
ペットボトルでボーリングをする際は、5~9本程度のペットボトルを用意するといいでしょう。ペットボトルは装飾ができるため、子どもと工作できると良いですね。作ったピンは中にビー玉やおはじきを入れても良いですよね。
難易度調整が簡単なのは、水を入れることです。ペットボトルは水を入れることで難易度があがります。水を入れすぎると倒れないため、3分の1以下の倒れる程度にしましょう。
ボーリングは瞬時に数を数える力を養えるほか、親や友達との勝負ができるため遊びを通して悔しさや楽しさなどの感情をコントロールする力も得られます。雨や雪で外で遊べない日にも、身体を動かしたい子どもにピッタリな遊びですね。
8、並べて楽しい、倒して悔しいドミノ倒し
遊びから学べること | 手先の器用さ・集中力・創造力・達成感・感情のコントロール |
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必要な道具 | 紙の空き箱(お菓子・ティッシュ など) |
ドミノは紙の空き箱ならなんでもドミノになります。ドミノを並べるための手先の器用さはもちろん、集中力も得られる遊びです。どんな形にドミノを並べるかなどは想像力につながりますし、並べ終わって上手くドミノが倒せた際は達成感も味わえます。
どう並べたら倒れるのか試行錯誤が必要になる上に、何度も途中で倒してしまうかもしれませんが、悔しさや悲しさなどの感情をコントロールする力も学べるでしょう。
ドミノをする際に専用の遊び道具を買ってもいいですが、お菓子やティッシュの空き箱を溜めてドミノを作ると経済的です。
3歳の子どもがはしゃぐ!屋外遊び3つ紹介
3歳になると走るだけでなく片足でバランスをとるなど、複雑な動きを安定的にできたりするようになります。2歳の時から遊べていた公園の遊具でも遊び方のバリエーションが増えて来るでしょう。
そこで、屋外での遊びをご紹介します。
1、公園に行こう!遊具を使った遊び(ジャングルジム・滑り台・トランポリン)
遊びから学べること | 基本的な動作を身に着ける・運動能力を身に着ける・スピードに慣れることで安全感覚を養う・空間感覚 |
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必要な道具 | ジャングルジム・滑り台・トランポリン |
2歳でも楽しめていたトランプリン・ジャングルジム・滑り台・ボールプールなどは3歳では違った楽しみがあります。実は、子どもは6歳までの自由な外遊びを通して基本的な身体能力を身に着けていくため、同じスポーツを何度も行うと偏ってしまいがちです。
ジャングルジム・滑り台・トランポリンなど様々な遊具がある公園は、子どもの運動能力をバランスよく磨けます。
例えば滑り台は梯子をのぼって滑り台を滑るだけに感じますが、梯子を上るためにはお尻・手・腕・胸・足など全身の筋力が必要になるため、滑る楽しさを知っていれば知るほど楽しんで運動能力を上げられます。スピードに慣れることで安全に対する思考もできるようになるメリットが得られるでしょう。
他にも、ジャングルジムも、滑り台と同じく様々な運動能力が必要な遊びのため、柔軟性や力のコントロールを学べます。トランポリンでは、加えて空間感覚を磨くことができるため、おすすめです。
2、いつの時代も楽しめるけんけんぱ
遊びから学べること | 反射能力・運動能力・柔軟性・バランス・スピードを調整する力が学べる |
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必要な道具 | 地面に円を描く道具(チョークや棒、フラフープ など) |
やり方は円を用意し、1つだけだと片足着地・2つ並んだ円は両足着地するルールを決めて、行うだけです。
単純な遊びのようですが、幅広い身体能力が学べますし、反射能力を鍛えることで怪我を未然に防ぐ能力も向上します。特に、3歳の場合は急に様々な動きができるようになる活動的になる年齢です。
動きに慣れてきたら、円の数を増やしたり大きさを小さくするなど工夫をすると難易度調整になるでしょう。
3、縄跳びはなんにでもなる!ロープ遊び
遊びから学べること | 運動能力・柔軟性・バランス力・発想力 |
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必要な道具 | ロープ(長めの縄跳びでもOK) |
ロープは様々な遊びが考えられる遊び道具です。ロープと聞くと長いなわをイメージすると思いますが、縄跳び程度の長さでも十分遊べます。長縄は、縄跳びの要領で跳んでも良いですし、くぐっても良いです。地面につけて平均台の代わりにしてロープの上を渡っても良いでしょう。
遊びの工夫を考える発想力も磨けますし、ロープを使った遊びは運動能力や柔軟性など様々な身体能力を学べるためおすすめです。
まとめ
今回は、3歳と一緒に楽しめる遊びを紹介していきました。
3歳になると、好奇心も旺盛で、「なぜ?」「どうして?」と理由を聞いてくることが増えてきます。語彙が格段に増えていき、人と言葉でコミュニケーションが取れるようになるため、成長著しい年齢といえるでしょう。
北海道旭川市にある「旭川ふたば幼稚園」は、遊びを中心として保育をしており、幼児期に当たる3歳児は『遊びを中心とした保育』『こどもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育』が必要だと考えています。
そのためには、子ども自らが『遊べる環境』ではなく『遊び込める環境』が大切だと考え、設計・施工を一級建築士であり保育環境のアドバイザーの方に指導を受けながら園庭にもこだわりました。
遊びにこだわった「旭川ふたば幼稚園」ならではの庭園をぜひ1度見に来てみてください。
また親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。
詳しくは電話でも承りますので、入園相談の方はこちらからお問い合わせください。
旭川ふたば幼稚園 お問い合わせフォームからご連絡ください。
また、入園案内については、別途まとめさせていただいております。優先入園や費用についてお知りになりたい方は、ぜひHPよりご確認お願いします。
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