学校法人旭川中央学園 旭川ふたば幼稚園

家庭でできる子どもの自己肯定感が高まる声かけ!知っておきたい一言集

家庭でできる子どもの自己肯定感が高まる声かけ!知っておきたい一言集

大人になってからの「自己肯定感」は、子どもの頃の経験が大きく影響しています。

自己肯定感が低いこどもは大人になってからも「自分が存在していること自体がいけないことではないか」「自分は不必要な人間ではないか」と考えてしまう恐れがあります。

その様な状態に陥らないためには、周囲の大人が子どもに対して適切な「声かけ」をしてあげることが重要です。

今回は、『お子様が主体となり遊ぶことができる環境や保育』に力を入れているふたば幼稚園が、自己肯定感を高めるための声かけについてご紹介しています。

普段の生活の中でも取り組むことができる内容となっておりますので、ぜひこの記事を参考にして、日々実践して頂けたらと思います。

自己肯定感を高める声かけはなぜ必要

自己肯定感を高める声かけはなぜ必要

自己肯定感」とは、自己に対する肯定的な意識や評価のことであり、「自己肯定感を高める声かけ」をしてもらった子どもたちは、あらゆることに自信を持って行動や挑戦をしていくことができると言われています。

自己肯定感が高い傾向にある人は、以下の特徴が見られます。

自己肯定感が高い人の特徴
  • 自分には価値があると思っている
  • 自分自身を信じている
  • 自分のことを大切な存在だと認識している

一方で、自己肯定感が低い傾向にある人は、以下の特徴が見られます。

自己肯定感が低い人の特徴
  • 自分が存在していること自体がいけないことなのではないかと考えてしまう
  • 自分は不必要な人間なのではないかと考えてしまう
  • 他人と比較して自分が辛い思いをしてしまう
  • 承認欲求が強く、価値基準が他人にあるため自分で判断できない

「自己肯定感を損なわせる声かけ」をされて育った子どもは、大人になってからも自己肯定感が低く、「自分は不必要な人間ではないか」と思い込み、悩み・苦しみながら人生を過ごしてしまう可能性が考えられます。

これらのことから、自己肯定感を高める声かけや取り組みは、子どもの将来や人生を明るく豊かなものにしていくためには欠かせないものだといえるでしょう。皆さんも子どもの将来に関わる重要さに気づいて頂けたらと思います。

次の項目では、生活の中のシチュエーションから、実際にどのような声かけをしていけば良いのかをご紹介していきたいと思います。

シチュエーション1:子どもがうまくできない・失敗してしまった時

シチュエーション1:子どもがうまくできない・失敗してしまった時
大人が子どもにかけてあげたい言葉
  • 「あなたならきっとまたチャレンジできるわよ」
  • 「次はきっとうまくいく」
  • 「挑戦したあなたは立派よ、すごいわ」

例えば、子どもがお遊戯会でうまく演じることができないことで、落ち込んでしまったり、思うような結果が得られず失敗に終わってしまった時、皆さんはどの様な声をかけますか。

「だからできないって言ったでしょ」「あなたは何をやっても失敗ばかりね」とは、決して言わないで下さい。

失敗して最も落ち込んでいるのは本人です。必要以上に否定的な言葉は、子どもの「次も挑戦しよう」という気持ちを大きく低下させ、「自分はダメな子だ」と思うことで、本来持つ力を発揮できなくなってしまいます。

子どもがうまくできない・失敗してしまった時には、「あなたならきっとまたチャレンジできるわよ」「次はきっとうまくいく」「挑戦したあなたは立派よ、すごいわ」と結果ではなく、その頑張った過程を温かく褒めてあげましょう。

シチュエーション2:子どもがうまくできた・成功した時

シチュエーション2:子どもがうまくできた・成功した時
大人が子どもにかけてあげたい言葉
  • 「〇〇をよくできたね!」
  • 「〇〇できてすごいね!」
  • 「〇〇してくれて嬉しい」

子どもが何かうまくできた時・成功と言える結果を出せた時には、子どもが自分で自分を評価できる様な声かけを心がけましょう。

例えば、ただ「良くできたね!」「すごいね!」と褒めるだけでなく、「お片付けをよくできたね!」「残さず食べれてすごいね!」と努力を具体的な言葉にしたり、「手伝ってくれて嬉しい」など、こちらの気持ちも伝える様にしましょう。

また、「あなたは天才ね!」など、過剰にそのような言葉で褒めることは控えましょう。

過剰に褒められて育った子どもは、自尊心が高く育ちますが、「できない時」「負けた時」にモチベーションがガクンと下がってしまうことがあります。

過剰に褒めるのではなく、どんな方法でどれだけ努力し、どんな選択をしたかという「プロセス」を褒める方が子どもの能力アップにつながると考えられています。ぜひ、注意して取り組んでみて下さい。

シチュエーション3:普段の生活や遊びの中で

シチュエーション3:普段の生活や遊びの中で
大人が子どもにかけてあげたい言葉
  • 「今日は何をして遊ぼうか」
  • 「水たまりに〇〇ちゃんの顔が映っているね。不思議だね」

自分の意見を尊重されることは、子どもの自己肯定感を高めることに繋がります。

「今日は何をして遊ぼうか」「今日のご飯は何がいい?」など小さなことでもかまわないので、子どもに決定権を与えてみましょう。

「水たまりに〇〇ちゃんの顔が映っているね。不思議だね」と、子どもの目線に立ち、共感を伝えた後に、子どもからの言葉を待ってみましょう。

矢継ぎ早に質問をしたり、先回りして答えを行ってしまうのは、子どもの考える機会を奪ってしまうことになりかねません。子どもの様子を良く見て、考える時間を与えてあげましょう。

このような小さな気遣いから、自分の考えていることや存在意義を感じられる様になっていきます。

まとめ

今回は、ご家庭でも取り組むことができる声かけについてご紹介しました。

自己肯定感を高めていくことは、子どもの将来や豊かな人生を育むための「生きる力」にもなります。ぜひ、お子様が幼い頃から自己肯定感を高める「声かけ」や取り組みを行っていきましょう。

北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」は、お子様の成長を促す遊びに力を入れている幼稚園です。

ふたば幼稚園は1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の最大の特徴は、子供が思いっきり遊べる環境があることです。

まとめ

こちらは校庭の写真です。

子供たちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計されました。子供たちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子供が遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。

「生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい」

ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。

また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。

入園相談の方はこちらからお問い合わせください。

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