子どもの主体性とは、お子さん自身が自ら考え、何をすべきかを決め、責任を持って取り組む状態のことです。そんなお子さんの主体性を育むために、親は何をすべきなのでしょうか。
今回は、北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、子どもの主体性の育み方から親ができることなどをご紹介します。
子どもの主体性とは
子どもの主体性は、普段の遊びの中でさまざまな課題を乗り越えていくことにより、生まれていくものです。たとえば、誰とどこで遊ぶか、遊ぶために必要となるものは何かなど、いろんな遊びを経験する中で子ども自身が何をすべきかを決め、行動します。
その一方で、子どもに好きなことをやらせているような状況は主体性を尊重しているとはいえません。そのため、親は子ども自身が何に興味を持っているかを読み取り、どのような援助が必要なのかを考える必要があります。
子どもの主体性を育む遊び方3選
子どもの主体性を育むためには、「自分で決めて行動する」という経験を日々積み重ねることが大切です。ここでは、お子さんの主体性を育む遊び方をいくつかご紹介します。
1.粘土遊び
多くのお子さんにも人気の粘土遊びは、子どもの主体性を育むにはもってこいの遊び方です。粘土遊びは指先や手先を使う遊びなので、脳にいい刺激を与えます。その結果、子どもの発想力や想像力、表現力などを育むことが可能です。
2.工作
画用紙やはさみ、のりなどを使った工作をするのもおすすめの遊び方です。切ったり、貼ったりなどの作業をすることで手の機能が発達するほか、考えることにもつながります。一人ひとり違った発想力を見れますし、自己表現する力を引き出せるでしょう。
3.ごっこ遊び
何かになりきって遊ぶごっこ遊びは、想像力や表現力が自然と身についてくる遊び方です。なりきったものの立場になって物事を考えたり、他人の気持ちになってみたりということが自然に起こるため、コミュニケーション能力も身についてくるでしょう。
紹介した遊び以外にも、豊かな自然環境は子どもたちの挑戦する心を引き出し、自ら様々な行動を積んでいける環境です。遊びの種類にとらわれず、自ら遊べる環境を選ぶのも遊びに触れ合えるいい機会となります。
子どもの主体性を育むための保護者の関わり方
普段のお子さんへの接し方や声のかけ方ひとつで、お子さんの主体性を育むことができます。ここでは、保護者がどのようにお子さんと関わっていけばいいのかを確認しておきましょう。
子どもの話に耳を傾ける
どんなに小さなお子さんでも、「公園で遊びたい」「この帽子をかぶって幼稚園に行きたい」など自分の意見を口にすることもあるはずです。このような些細なことでも、しっかりと子どもの話を聞いてあげましょう。
万が一、保護者の言うことを聞かない場合も、頭ごなしに否定するのはなく、「どうして?」と理由を聞くことが大切です。そうすることで自分で考え、行動する習慣につながっていくようになります。
子ども自身に決断させる
主体性がそこまで強くないお子さんは、自分で決めて行動をした経験が少ない可能性があります。その場合は、お子さんが自分で物事を決めて行動をする習慣が身につくように保護者がサポートすることが大切です。
とはいえ、いきなり全部自分で決めるのは難しいもの。そこでまずは、普段着る服や食べるおやつなどを選ばせることから始めてみるといいでしょう。このような些細な経験が、自分で考えて決めることの練習にもなりますよ。
子どもが失敗しても怒らない
万が一、子どもが決断したことで失敗してしまったとしても、怒ったり、否定的なことを言ったりするのはやめましょう。子どもの主体性を育むためには失敗しても大丈夫だと伝えたり、解決策を一緒に考えたり、失敗すらも受け入れる姿勢が大切です。
子どもが失敗しても大丈夫だとわかることは、自分を受け入れてもらえるという自己肯定感を育むことに役立ちます。自己肯定感が高まれば、主体性を伸ばすことにもつながるでしょう。
まとめ
今回は子どもの主体性をテーマに、主体性を育む遊び方や子どもと保護者との関わりなどをご紹介しました。子どもの主体性を育むためには、「自分で決めて行動する」という経験をお子さん自身が日々積み重ねることが大切です。
粘土遊びや工作、ごっこ遊びなど普段の遊び方でも子どもの主体性は十分育めます。今回ご紹介した遊び方を参考に、お子さんの主体性を育んでみてはいかがでしょうか。
旭川ふたば幼稚園では、随時幼稚園見学を受け付け中です。ただし、行事やイベントなどを実施している場合は見学ができない可能性もあるため、見学をご希望の方は事前にご連絡を入れていただきますようお願いいたします。
幼稚園見学のご予約はこちら その他のお問合せはこちら北海道旭川市にあるふたば幼稚園は1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の最大の特徴は、子供が思いっきり遊べる環境があることです。
こちらは校庭の写真です。
子供たちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計されました。子供たちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子供が遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。
「生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい」
ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。
また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。
入園相談の方はこちらからお問い合わせください。
お問合せ旭川ふたば幼稚園
最新記事 by 旭川ふたば幼稚園 (全て見る)
- 子どもの遊び環境のプロ・井上先生が語る、子どもの主体性を育む大人の関わり方【お仕事インタビュー】 - 2024年8月15日
- 旭川市の子連れ水遊びスポット7選!暑くてもおもいきり遊びせたい方へ - 2024年8月1日
- 2歳の子どもがご飯を食べないときの理由と対処法を解説 - 2024年6月12日
- 2歳前後の子どもに表れ始めるイヤイヤ期とは?家庭での関わり方を紹介 - 2024年6月1日
- 幼児限定!家庭で2人の子どもと一緒に遊べる【3人遊び】を紹介します - 2024年5月15日