学校法人旭川中央学園 旭川ふたば幼稚園

幼稚園教諭が教える「2歳の遊び一覧」室内と屋外別に紹介

幼稚園教諭が教える「2歳の遊び一覧」室内と屋外別に紹介

毎日の育児お疲れ様です。

2歳はよく動くようになり、さらに言葉もどんどん達者になってくる時期。

好奇心旺盛で体力いっぱいの2歳児の遊びは何を取り入れていけばいいのか悩みますよね。

今回は、ふたば幼稚園の幼稚園教諭が遊びにお悩みのお母さんに向けて、室内・屋外で取り入れられる遊びをご紹介します。

紹介するふたば幼稚園は、そうした子どもたちの『主体性』を大事にした遊びによって『心を育む保育』に力をいれております。

遊びのプロがからこそ教えられることが満載!さまざまな遊びがあります。ぜひ、ご家庭でぜひ取り入れてみてくださいね。

2歳児が楽しむ室内遊び9つ紹介

気温が安定しなかったり、天候が悪かったりする際は室内の遊びをとり入れましょう。室内で遊べる2歳児の遊びをご紹介します。

1、可能性は無限大!自分ですべて創造できる「積み木」

可能性は無限大!自分ですべて創造できる「積み木」
遊びから学べること細かい動作・選ぶ楽しさ
必要な道具積み木

2歳になると、1歳の時には難しかった「物を摘む」動作がスムーズになります。

1歳の頃はボールなど大きなものはつかみやすいですが、2歳では積み木など様々な形の細かい物を「掴んで乗せる」動作ができるようになるため、室内でできる積み木遊びは細かな作業を覚えるためにも必要な遊びです。

近頃では、天然の素材にこだわった積み木も出ているため、遊び道具にバリエーションがあり、自分が遊ぶ道具を店で「選ぶ」楽しさも学べるでしょう。

2、定番だけど楽しく学習できる「お絵描き・塗り絵」

定番だけど楽しく学習できる「お絵描き・塗り絵」
遊びから学べること手先・手首の器用さ・色を覚えられる
必要な道具紙(画用紙・ノート など)・色鉛筆(クレヨン・クーピー など)

1歳の時にできなかった、「絵を描く」動作ができるようになります。物が見えるようになり、さらに手首を細かく動かせるようになるため、特徴をとらえた絵を書けるようにだんだんとなって来るでしょう。

色も赤・青・黄色・緑など原色を理解できるようになってくるため、塗り絵も上手になっていきます。色を覚える訓練としても良いですね。

お絵描きや塗り絵は手首・指先の訓練にもなりますが、子どもの色彩や視力を親が把握する手助けにもなるでしょう。

3、成長を実感できる「折り紙」

遊びから学べること手先の器用さ・図形を覚える・空間把握能力
必要な道具折り紙・ペン(印付ける用)

2歳になると、折り紙を「折る」こともできるようになります。ただ、折るといわれても理解できていないため、紙の端と端に●を書いて上げて、「●と●をぴったんこ」など、わかりやすく声かけしましょう。角がずれていても、紙を折って物を作ることができればOKです。

ただ1辺折るだけでも、折り紙は指先・手首の運動や角を合わせて折るための集中力を鍛えられます。他にも、図形を覚えるきっかけや、空間把握能力も鍛えられるでしょう。

4、口にものを入れなくなってから「ねんど遊び」

遊びから学べること手先の器用さ・創造力・発想力
必要な道具粘土・粘土板

口に物を入れてしまう子には、食べられる小麦粉粘土で子どもの自由に作ってもらうと良いですね。口に入れることがない子には、安価で固まりにくい油粘土を渡してあげると良いでしょう。保育園・幼稚園の定番で、小学校にあがっても使うことがあるほどメジャーな粘土です。

2歳にもなると、色の判断が付くようになるため、カラフルな粘土を使ったり、形と形をつなげて作品を作れるようになります。最初は「三角作ってみようか」「丸を作ってみよう」などと促すと、粘土をこねる楽しさが伝わるでしょう。

粘土遊びは、粘土をこねることで子どもは指先の運動にもなり、粘土のの質感は五感も刺激されるため良い刺激にもなります。

実際に形が作れなくても新たな刺激を得られるため、形ができなくても気にしなくて大丈夫です。

5、五感を刺激する「新聞紙遊び」

五感を刺激する「新聞紙遊び」
遊びから学べること全身の動かし方・発想力・想像力・五感を磨く
必要な道具新聞紙

紙遊びとは、新聞紙をちぎったり丸めたりして遊ぶことです。新聞紙にアレンジをする想像力・発想力はもちろん、手先・五感を鍛える効果もあり、子どもよりも大きい新聞紙であそぶため身体を動かす運動にもなります。

なんでも口にいれてしまうお子様には不向きですが、2歳頃の何度も口に入れなくなった時期からとり入れるといいでしょう。

具体的には、くしゃくしゃに丸めて音で興味を持たせたる・ビリビリにちぎって形の変化や音で遊ぶ・ちぎった新聞紙を雨のように降らせて思いっきり遊んだり、うちわで扇いでヒラヒラとした動きで遊ぶなどができます。

新聞紙は万能で、玉入れ・的当て、箒・ステッキにもなるため、さまざまな遊びに使えるでしょう。

6、集中力が磨かれる「カード探し」

集中力が磨かれる「カード探し」
遊びから学べること集中力・達成感
必要な道具カード(同じ絵柄で2枚1組のものを複数枚用意)

カード探しとは、同じカードを探す簡易版の神経衰弱のような遊びです。

2枚ずつ同じ柄のカードを用意し、片方を柄が見えるように床に並べます。片方を手元に用意し、「これと同じカードはどれでしょう?」と子どもたちに投げかけ、指定した柄のカードを見つける遊びです。

注意点は、できるだけ大きくわかりやすい柄にすることです。カード探しはうまく探せなくても根気強く探すことで、達成感を味わってもらえます。さらに、集中力も高まるため、時間に余裕があればカードを作ってみるのもいいですね。

マンネリ化してきた場合は、1組のカードを2枚のカードで1枚の絵になるカードを用意するといいでしょう。難易度は上がりますが、ただのカード合わせでは簡単になってきた際におすすめです。

7、釣って楽しい、作って楽しい「魚釣りゲーム」

釣って楽しい、作って楽しい「魚釣りゲーム」
遊びから学べること手先の運動・達成感・集中力
必要な道具釣り竿(割りばし・タコ糸・テープ・磁石)・魚(クリップ・画用紙・ハサミ・色鉛筆やクーピー)

魚釣りゲームとは、魚の形をした画用紙にクリップを付け、磁石がついた釣り竿で釣るゲームのことです。魚を釣るための全身運動や、釣り竿をひっかける手首や指先の運動にもなり、さらには魚を釣り上げる達成感も得られます。

釣り竿をストロー・新聞紙・タコ糸などで作ったり、画用紙を魚の形にくり抜いたりするのは親御さんがやってあげましょう。ただ、魚に絵を書いたり、色を塗ったりするのは2歳のお子様でもできるため一緒にゲームの準備をするところからできるといいですね。

8、総合力を鍛える「宝探しゲーム」

総合力を鍛える「宝探しゲーム」
遊びから学べること集中力・全身の動かし方
必要な道具宝(見た目でわかるもの、目立つボールなど)

宝探しゲームとは、あらかじめ決めた宝を子どもに見つけてもらうゲームです。宝をあらかじめ決めておくか、わかりやすい色・形の物にし、親御さんが家のどこかに宝を隠してください。

宝を隠した範囲をしっかりと子どもに伝え、目が届かない場所に行かないようにしましょう。見つけるための集中力や、探すための全身運動・物をつかんで持ち上げる細かな運動までできるため、総合的な能力が身につくでしょう。

9、自分の居場所が作れる、クローゼット・テントでワクワク秘密基地

自分の居場所が作れる、クローゼット・テントでワクワク秘密基地
遊びから学べること発想力・創造力・自主性
必要な道具特になし (テント・大きめの布や毛布・敷物など)

子どものころ、秘密基地を見つけたり作ったりした気を苦はありませんか?広い空間が無ければ難しい遊びですが、クローゼットを利用することで、広い空間が確保できなくても秘密基地を作れます。クローゼットの中は衣装箪笥をそのままにして、布をかぶせるだけでも秘密基地感がでます。

広い空間が確保できる場合、家でも立てられるテントを使ってもいいでしょう。

秘密基地作りは、子どもの好奇心を刺激し、2歳になって生まれ始めた自我を自覚させる訓練にもなります。大人が入ってこれない自分だけの空間を作ることで主体的に動かなくてはならない時間を自ら作っていくため、自発性も養われるでしょう。

秘密基地作りは、創作するうえで、足りないものを自分で足していこうとして代用品を探したり、工作を始めたりと創造力や発想力も培える遊びです。

2歳児が楽しむ屋外遊び3つ紹介

天候が穏やかな日は屋外での遊びも取り入れたいところ。ここでは、2歳児の屋外での遊びをご紹介します。

1、落ちても大丈夫「綱渡りごっこ」

落ちても大丈夫「綱渡りごっこ」
遊びから学べること平衡感覚・全身の動かし方
必要な道具線を描くための道具(棒・タオル・スズランテープ など)

綱渡りごっことは、地面に綱に見立てた地面に描いた線の上を落ちることなく歩く遊びです。地面に線が描けなければタオルやスズランテープで代用可能ですので、転んでも安全な場所で遊びましょう。

平均台のような遊び方で、平衡感覚が養われるため、線の太さや長さを調整して難易度を変えていくとバ、リエーションが増えて子どもも飽きずに遊んでもらえそうですね。

2、ジャンプ!ジャンプ「縄跳びにょろにょろゲーム」

ジャンプ!ジャンプ「縄跳びにょろにょろゲーム」
遊びから学べること全身の動かし方・平衡感覚
必要な道具縄跳び

縄跳びにょろにょろとは、保護者が縄跳びの紐の片方を持って蛇のように地面にこすれるように揺らし、子どもは紐を踏まないようにジャンプする遊びです。

綱渡りごっこと似ていますが、ジャンプをする必要があるため体力があるていど必要になってきます。ジャンプをするための全身運動にもなり、平衡感覚も養えるため、体力が増えてきた子どもにおすすめです。

3、お話を聞けるようになってからの「ビニールプール水遊び」

お話を聞けるようになってからの「ビニールプール水遊び」
遊びから学べることルールを学ぶ・好奇心を刺激して自我の発達を促す
必要な道具ビニールプール・水着・タオル・日射病予防(飲み物・パラソル・帽子 など)

ビニールプールを使った水遊びは水温や気温に注意が必要で、多人数で入るときは約束ごとを決めなくてはならないこともあります。例えば、大人の言うことを聞く・球に水の中に入らない・ふざけあわないなどルールを明確に子どもに理解してもらう必要があります。

ビニールプールでは、ルールを守る大切さを知ったり、水に触れて好奇心を刺激し自我の発達を促す効果も期待できます。プールは季節の遊びで、限られた時期の珍しい体験といえるでしょう。遊びに飽きている子どもにもピッタリです。

2歳になると自分の意志でプールに肩まで浸かれるようになります。

場所問わず遊べる遊び5つ紹介

室内・屋外にとらわれることなくどこでも遊べる、2歳児の遊びをご紹介します。

1、音楽だけで楽しめちゃう「ダンス」

音楽だけで楽しめちゃう「ダンス」
遊びから学べること創造力・感性
必要な道具音楽

2歳になると、「音楽に合わせて身体を動かす」ことができるようになります。
自分なりの表現ができるようになり創造力を磨けます。感じたことを全身で表現できるため、感性も磨かれるでしょう。

2、五感を刺激するフワフワ「風船遊び」

五感を刺激するフワフワ「風船遊び」
遊びから学べること五感を刺激する・創造力
必要な道具風船

風船はカラフルなため子供に大人気です。親御さんが膨らませてあげるだけで、子どもは気になって触ったり、投げたりと自由に遊んでくれるでしょう。音・匂い・触感も物珍しく、好奇心を刺激させられるでしょう。

自分で遊び方を考える創造力も鍛えられるでしょう。

3、「どうぞ!」をしてもらえる、ごっこ遊び

「どうぞ!」をしてもらえる、ごっこ遊び
遊びから学べることコミュニケーション能力・言語発達
必要な道具なんでもOK 

ごっこ遊びは積み木を家としたり泥団子をご飯に見立てたりし、別のものに見立てて遊ぶことです。2歳では複雑なコミュニケーションが取れないため、「どうぞ」とおもちゃを渡してくれるおうな、”なんちゃってお店さんごっこ”などができるようになります。

親や友達とのコミュニケーションを培い、言語の発達に貢献できます。年齢層も幅広く、2~6歳までの子どもたちが一緒になって遊ぶこともできるため、年齢に左右されずに幅広い子どもと触れ合う場を作ることもできる遊びです。

4、雨の日でも体力いっぱいな子におすすめ「滑り台・ジャングルジム」

雨の日でも体力いっぱいな子におすすめ「滑り台・ジャングルジム」
遊びから学べること全身の動かし方・力の強弱の入れ方・平衡感覚・身体を柔軟に使う思考
必要な道具ジャングルジム・滑り台 (公園の遊具・家でもOK)

滑り台やジャングルジムは公園にもあり、子どもの好奇心を刺激する遊び道具です。全身運動になるのはもちろんですが、力の強弱の入れ方・平衡間隔・身体を柔軟に使う思考など様々な学びが得られるでしょう。

室内用の滑り台・ジャングルジムなら家でも全身運動ができるため、なかなか寝付けない元気な2~6歳まで遊べる滑り台・ジャングルジムはおすすめです。

他の子どもとの接触が苦手な子どもには、折りたたみ式のジャングルジムや家にも置ける滑り台もおすすめで、安全性に配慮できるでしょう。

5、力いっぱい遊べる「トランポリン」

力いっぱい遊べる「トランポリン」
遊びから学べること空中感覚・体幹を鍛える・全身の動かし方
必要な道具トランポリン(公園の遊具・家でもOK)※家で行う場合:安全マット(マット・座布団 など)

トランポリンは親にとっては大きな買い物ですが、子どもにとっては「飛んで・跳ねて」を自由にできる楽しい遊び道具です。

楽しいだけでなく空中感覚を養える貴重な遊びです。全身運動にもなり体幹も鍛えられる運動で、身体を動かす楽しさを味わえるでしょう。

空間感覚や体幹を鍛えると、人や物にぶつからないように走ったり、転びそうになってもこらえたりできるようになります。

近頃は、室内に限らず大きなトランポリンを併設している公園・施設などもあるため、試しに探してみてはいかがでしょうか。


まとめ

今回は、2歳の遊びを室内・屋外別に紹介しました。この記事を参考に、ご家庭で取り入れてみてはいかがでしょうか。

北海道旭川市にある「旭川ふたば幼稚園」は、遊びを中心として保育をしており、幼児期に当たる2歳児は『遊びを中心とした保育』『こどもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育』が必要だと考えています。

ふたば幼稚園が「遊びこむ園庭」にこだわる理由とは。子どもの能力を引き出す環境づくりについて

室内にも遊び込める環境を!ふたば幼稚園内のこだわり遊具を4つ紹介

そのためには、子ども自らが『遊べる環境』ではなく『遊び込める環境』が大切だと考え、設計・施工を一級建築士であり保育環境のアドバイザーの方に指導を受けながら園庭改造プロジェクトを進めています。

まとめ

遊びにこだわった「旭川ふたば幼稚園」ならではの庭園をぜひ1度見に来てみませんか。

また親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。

詳しくは電話でも承りますので、入園相談の方はこちらからお問い合わせください。

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また、入園案内については、別途まとめさせていただいております。優先入園や費用についてお知りになりたい方は、ぜひHPよりご確認お願いします。

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