学校法人旭川中央学園 旭川ふたば幼稚園

2歳児の知育遊びを5つ厳選!家庭でも役立つヒントが満載

2歳児の「知育遊び」を教諭が教えます!家庭で役立つヒントがいっぱい

「2歳児の知育遊びは何をどのように取り組めば良いのか分からない」と悩みの方も多いのではないでしょうか。

『お子様が主体となり遊ぶことができる環境や保育』に力を入れているふたば幼稚園が、ご家庭でも取り組むことができる2歳児の知育遊びをご紹介致します。

遊びのプロだからこそわかることを盛りだくさんお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「知育」とは知的な活動に欠かせないもの

「知育」とは知的な活動に欠かせないもの

そもそも「知育」とは、どの様なものでしょうか。

知育とは、ハーバート・スペンサーというイギリスの哲学者が提唱した「三育」のうちの1つとして知られています。

「三育」とは、知育・徳育・体育の3つから構成されています。この3つがバランス良く育っていくことで、お子様の感性や知性が育まれ、人生をより豊かなものにすることができると言われています。

その中でも「知育」は、判断力や想像力、思考力、推論力などの知的な活動に欠かせない能力を養うためのものといわれています。

ここでは具体的に2歳児の知育遊びで育まれることを説明していきます。

2歳児の知育遊びで育まれること

2歳児の知育遊びでは、将来の知的な活動に欠かせない

  • 判断力
  • 想像力
  • 思考力
  • 推論力 など

の基礎的な能力を育んでいくことができます。

どういった遊びをご家庭で取り組んでいけばいいのか次に紹介していきます。

2歳児におすすめの知育遊び5つ紹介

用意するものが少なく、ご家庭でもお子様と一緒に取り組んで頂ける様な知育遊びを5つご紹介していきたいと思います。

1、数字の概念に触れる「数唱遊び」

①数字の概念に触れる「数唱遊び」

数字の概念に触れていくことで、お子様の世界も広がります。今まで数字の概念無しでは判断できなかったようなものが、はっきりと認識できるようになる効果が期待できます。

例えば「自分は2歳だから2個選ぼう」と考えたり、「人数分のお菓子が足りない」などと認識できるようになります。

今回は準備するものが無く、取り組みやすい「数唱遊び」をご紹介したいと思います。

用意するもの
遊び方お子様と一緒に数を数える。
ポイント初めは1〜5まで、慣れてきた場合には10まで数える練習をしましょう。指で数字をカウントしてあげると、お子様も理解しやすくなります。

2、音への理解やリズム感が身に付く「お歌遊び」

②音への理解やリズム感が身に付く「お歌遊び」

音を使った遊びを取り入れていくことで、様々な音への理解や興味を育んでいきましょう。

静かすぎる環境で育ったお子様は、聴覚過敏になってしまう恐れがあると言われています。聴覚過敏になってしまうと、中には大きい音を聞いた時にパニックになってしまうという方もいらっしゃいます。そのため、小さな頃からある程度の音に慣れていく必要があります。

今回ご紹介する「お歌遊び」は、音に慣れながら、語彙力やリズム感を鍛える効果も期待できます。ぜひ、親子で楽しみながら取り組んでみて下さい。

用意するものCDやBGM(アカペラでも可)
遊び方お子様と一緒に歌を歌う
ポイント手を動かしながら行う「わらべうた」にも、ぜひ挑戦してみてください。
2歳児のおすすめの歌・童謡「ちょうちょ」
・童謡「犬のおまわりさん」など

3、思考力を育む「絵本の読み聞かせ」

お子様の語彙力を育む方法の1つに、絵本の読み聞かせが効果的だと言われています。

言葉を知ると同時に、お子様は様々なことを考えることができる様になります。そのため、思考力や推論力、想像力を育むにも最適な遊びと言えるでしょう。

用意するもの絵本
遊び方絵本を読み聞かせる
ポイント読み聞かせのスピードや環境作りに配慮する

4、記憶力やコミュニケーション能力を育む「ごっこ遊び」

④記憶力やコミュニケーション能力を育む「ごっこ遊び」

ごっこ遊びは、自分が体験したことや、大人の言動を再現する能力が必要です。

2歳ごろは、まだ〇〇屋さんの様な遊びは難しい年齢だと思われますので、大人の真似をする「見立て遊び」や簡単な「おままごと」に取り組んでみましょう。

特におままごとはロールプレイ形式で遊ぶことで、他人の状況や気持ちを考えたりすることができます。そのため、遊びを通してコミュニケーション能力を育んでいく練習をすることができます。

「ごっこ遊び」について幼稚園教諭が解説!家庭で生かせる遊びを年齢別に紹介

用意するものぬいぐるみや様々な形の積み木
遊び方「もしもし〜」と電話に出る真似をしたり、ぬいぐるみを赤ちゃんと見立ててご飯をあげる仕草を真似してみましょう。
ポイントお子様の世界観を崩さない様、サポートに徹して遊びましょう。また、実生活で様々な経験をさせてあげることで、お子様の世界も少しずつ広がります。

5、観察力や表現力が育つ「お絵描き」

⑤観察力や表現力が育つ「お絵描き」

お絵描きは自分の考えていることや、認識しているものを絵に描いて表現する遊びです。

絵を描くということは、自分で手を動かしたり、描く対象をよく観察したりするため、観察力や表現力などの向上が期待できます。

またお絵描きの様な手先を使う動きは、脳の働きを活性化し、知能の発達も期待できる遊びです。

用意するもの紙、ペン・クレヨンなどの筆記用具
遊び方紙に絵を描く
ポイントお子様の描いたものを否定せず、大人の方は自主的な取り組みをサポートしてあげましょう。

知育遊びの3つの注意点

知育遊びにおいても、お子様が楽しみながら自主的に取り組もうとすることが重要です。ここでは、2歳児のお子様が知育遊びを行う際の注意点を3つ紹介したいと思います。

注意点①:怪我や誤飲に注意する

2歳のお子様はだんだんと身体が発達し、好奇心も旺盛になっていく時期です。

先の尖ったものや口に入れやすいものにも興味を持ち、触れることで怪我や誤飲をしてしまう可能性もあります。そのため、2歳児の遊びには大人の方が付き添い取り組む様にしましょう。

また、角が丸く怪我をしにくい形のものを選んだり、口に入りにくい大きさの道具を用意してあげることで未然に事故を防止することができます。

注意点②:お子様に楽しんで取り組んでもらう

知育遊びは、学力の向上を目的とした詰め込み教育とは異なります。

お子様が楽しんで取り組むことで能力を伸ばし、生活や人生の役に立つ力を伸ばすことを目的としています。

そのため、無理やり押し付けたり、お子様が興味のないことに取り組ませるのは、お子様のやる気や自主性を抑制させてしまう結果となっています。

知育遊びを通し、お子様の能力を向上させたい場合には「お子様に楽しんで取り組んでもらう」ということを意識しましょう。

注意点③:他人と成長を比較しない

「他の家の子はあんなこともできるのに、うちの子はまだこれしかできない…」

その様に、他人との成長を比較する知育遊びは望ましいものではありません。

幼い頃から他人と比較され育ったお子様は、自信や自尊心、自己肯定感を持てないまま育ってしまいます。1つのことだけに目を向けるのではなく、お子様のできることや得意なことが知育以外の中にあるかもしれません。

お子様の成長段階に合わせて少しずつ、ひとりひとりのペースで楽しみながら知育遊びに取り組んでいきましょう。

まとめ

今回は、2歳児の知育遊びをご紹介しました。
用意するものが少なく、ご家庭でも取り組みやすい内容となっておりますので、ぜひお子様ひとりひとりのペースに合わせて取り組んでみて下さいね。

北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」は、お子様の成長を促す遊びに力を入れている幼稚園です。

ふたば幼稚園は1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の最大の特徴は、子供が思いっきり遊べる環境があることです。

まとめ

こちらは校庭の写真です。

子供たちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計されました。子供たちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子供が遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。

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「生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい」

ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。

また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。

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