一昔前と比べると、野菜も果物も年中食卓に上がるものも多く、五感で季節を感じる機会も少なくなっており、子どもにもっと自然と触れ合って欲しいとお考えの方も親御さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、『お子様が主体となり遊ぶことができる環境や保育』に力を入れているふたば幼稚園が、「季節の変化を楽しみながら取り組む遊び」をご紹介しています。
わざわざレジャースポットへ行かずとも、身近な場所で遊びを通して季節の変化を感じることができます。準備するものも少なく、ご家庭でも取り組みやすい内容となっていますので、ぜひ皆さんにもご参考にして頂けたらと思います。
子どもと楽しむ夏の遊び5つ紹介
ここでは、子どもと一緒に楽しめる「夏の遊び」を5つご紹介しています。用意するものや遊び方も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にして頂けたらと思います。
1. 自然の不思議を感じ、興味・関心が高まる「虫取り」
虫取りは、「探す」「捕まえる」「観察する」「飼う」「触る」など、様々な体験を通して自然の不思議を存分に感じられる遊びです。
身近にいる虫でも、多種多様なものに触れることで、自然に対する興味・関心や季節の変化を感じる情緒が育まれていきます。ぜひ、親子で一緒に夏ならではの虫を探してみて下さいね
用意するもの | 虫網、虫かご |
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遊び方 | 虫を探す、捕まえる、観察するなどして遊ぶ。 |
ポイント | 虫と触れ合った後は、必ず手を洗いましょう。虫を飼う場合は、お子様に責任を持ってお世話をしてもらうよう、声かけをしましょう。 |
2. 身のこなしが上達する「木登り」
木登りは、成長に必要な筋肉やバランス感覚が養われていくことで、『身のこなし』が上達する遊びです。身体機能がたまるだけでなく、次はどの枝に手をかけ、高い位置まで登っていくのかを考えながら取り組むことで、頭のトレーニングにもなります。
用意するもの | ー |
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遊び方 | 木に登る。枝にぶら下がる。 |
ポイント | 登りやすい木、落ちてしまった場合に怪我をしにくい木を選んで遊びましょう。 |
3. 目や耳で夏を感じる「天体観測」
夜でも暖かい夏には、少し遅い時間に天体観測をしてみてはいかがでしょうか。お庭やキャンプ場で、鈴虫やカエルの鳴き声を聴きながらじっくりと観察すれば、全身で夏を感じられます。
毎年8月中旬にはペルセウス座流星群を見られるので、その機会を狙ってみるのもおすすめです。
用意するもの | レジャーシート、望遠鏡など |
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遊び方 | 星を観察したり、流れ星を探して遊ぶ |
ポイント | 長時間外にいる場合は、夜であっても水分補給を忘れずに行いましょう。 |
4. 全身の感覚を育む「水遊び」
水遊びは五感を刺激する遊びです。手足や目、耳で水の冷たさや気持ちよさを全身で感じることで、感覚が程よく刺激され、身体の神経回路の発達を促します。猛暑日には、海や川でたくさん体を動かして遊びましょう!
用意するもの | 浮き輪、タオルなど |
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遊び方 | 水の冷たさ気持ちよさを全身で感じながら遊ぶ |
ポイント | ある程度水深のある場所で遊ぶ場合は、必ずお子様から目を離さない様に注意しましょう。 |
5. 体力や丈夫な足腰を育み一石三鳥「草取り競争」
夏は、お庭の雑草がすぐに伸びてしまい毎度の手入れが大変ですよね。そんな時は、雑草のお手入れも遊びにしちゃいましょう!
「草取り競争」は、制限時間内にどれだけ雑草を抜けるか競う遊びです。雑草を抜く動作は、立ち座りを繰り返すことで、体力や丈夫な足腰を育むことにも繋がります。
また、抜いた雑草は、おままごとの材料として使ったり、オオバコ相撲のようにして遊ぶこともできます。
用意するもの | 軍手 |
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遊び方 | 制限時間内にどれだけ雑草を抜けるか競って遊ぶ |
ポイント | 抜いた雑草は、おままごとの材料にしたりオオバコ相撲で遊ぶこともできます。 |
以下の記事では、年齢ごとに親子で気軽に楽しむことができる遊びをご紹介しています。ぜひ併せてご覧下さい。
夏の遊びで気をつける3つのこと
最後に、夏の遊びで気をつけるべき点をご紹介していきたいと思います。
1. お子様に楽しんで取り組んでもらう
やはり、「遊び」は楽しんで取り組んでもらうことが大前提です。無理やり押し付けたり、お子様が興味のないことに取り組ませるのは、お子様のやる気や自主性を抑制させる結果となっています。
今回ご紹介した遊びの中で、「お子様がやってみたい!」と選んだものがあれば、ぜひその遊びから挑戦してみて下さい。
2. 安全には十分注意する
花火の様に火を使う遊びや、料理で鋭利なものを使う場合は、正しい使い方や危険性をしっかりと説明することで、未然に事故や怪我を防いでいきましょう。
また、ついつい遅い時間まで遊んでしまう夏の時期には、防犯の面からもお子様から目を離さないよう常に注意しましょう。
3. 熱中症対策をする
子どもは身長が低いことから、照り返しによる暑さや温度変化による影響を受けやすいため、熱中症になりやすいです。体調の変化は少しでも見逃さないことがポイント。室内でも熱中症が起こる事があるので、意識的に水分補給を行いましょう。
まとめ
今回は、自然と一緒に育つ子どもの夏の遊びを5つご紹介しました。少しの工夫をすれば、身近な場所でも自然に触れる遊びに取り組むことができます。
ご紹介した遊びは、どれもご家庭で取り組みやすい内容となっておりますので、ぜひ皆さんも参考にして頂けたらと思います。
北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」は、お子様の成長を促す遊びに力を入れている幼稚園です。
ふたば幼稚園は1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の最大の特徴は、子供が思いっきり遊べる環境があることです。
こちらは校庭の写真です。
子供たちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計されました。子供たちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子供が遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。
「生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい」
ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。
また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。
入園相談の方はこちらからお問い合わせください。
旭川ふたば幼稚園
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