学校法人旭川中央学園 旭川ふたば幼稚園

教諭が教える子どもが喜ぶ秋の遊び7つ!自然の力で親子も笑顔に

秋には、緑から赤や黄色に変化していく木の葉、様々な形のどんぐりや松ぼっくり、耳をすませばリンリンと一生懸命に鳴く虫たちの鳴き声が聴こえてきます。

せっかくのこの季節に、「秋ならではの遊びを知りたい」「子どもの感性を育む遊びを知りたい」という親御さんもいらっしゃるかと思います。

この記事では、『お子様が主体となり遊ぶことができる環境や保育』に力を入れているふたば幼稚園が、「季節の変化を楽しみながら取り組む遊び」をご紹介しています。大掛かりな準備の必要はなく、ご家庭でも取り組みやすい遊びをご紹介していますので、ぜひ参考にして頂けたらと思います。

子どもの自然遊びを通して育まれるもの7つ紹介!なぜ自然遊びが大切なの?

子どもと楽しむ秋の遊びを7つ紹介

季節の変化を感じ、親子一緒に取り組める秋の遊びを7つご紹介していきたいと思います。用意するものや遊び方のポイントを併せてご紹介していますので、ぜひ参考にして取り組んで頂けたらと思います。

1. 季節の変化を感じ、興味・関心を育む「落ち葉・木の実集め」

ふたば幼稚園の園児の様子

秋には、近所の公園やお散歩の途中で、緑から赤や黄色に変化していく木の葉、様々な形のどんぐりや松ぼっくりなど様々なものを探してみましょう。探しながら遊ぶだけでなく、家に持ち帰れば違う遊びにも展開できます。

身近にある自然に触れることで、季節の変化を感じる心自然に対する興味・関心を育んでいきましょう。

用意するものビニール袋
遊び方公園などで落ち葉や木の実を探す。集める。
ポイントお散歩途中で落ち葉や木の実を集める場合は、周囲の交通状況に十分注意をして取り組みましょう。

2. 拾った落ち葉で遊べる!想像力を養う「落ち葉・木の実アート」

集めた落ち葉や木の実を使って様々な遊びを展開していくことができます。例えば、拾ったものを画用紙に貼り付けて遊ぶ方法があります。

図鑑のようにして並べてみたり、動物の形を作ってみたり。思いつくままにアートを楽しむことで、想像力を養っていきましょう。

用意するもの落ち葉や木の実、画用紙、ハサミ、接着剤、筆記用具
遊び方画用紙に落ち葉や木の実をコラージュする
ポイントお子様の自由な発想を否定せず、のびのびと遊びましょう。

3. 表現する楽しさを感じよう「落ち葉のお面作り」

大きな落ち葉を使って、お面を作ってみましょう。好きな場所に、目・鼻・口部分をくり抜くだけであっという間に完成です。メガネの形やハロウィンのカボチャの様に形を作って遊んでみても良いでしょう。

出来上がった作品をお互いに見せ合うことで、自分なりに表現することの楽しさや、自分と友達との表現の仕方の違いに気づくきっかけとなります。

用意するもの落ち葉、ハサミ、テープ、筆記用具など
遊び方大きな落ち葉でお面を作る
ポイント落ち葉をよく洗い、乾燥させてから使うことでカビを予防できます。

4. 遊びを通して手先も器用に!「どんぐりこま作り」

4. 遊びを通して手先も器用に!「どんぐりこま作り」

集めたどんぐりで「こま」を作ってみましょう。自分で工夫してよく回る方法を考えたり、お絵描きをしてオリジナルのコマを作る、回して遊ぶなど、色々な楽しさを味わえます。また、工作過程や小さな駒で遊ぶことで、手先をコントロールする力も養われます。

用意するものどんぐり、爪楊枝、きり、ハサミ、筆記用具など
作り方①きりでどんぐりの1/3くらいまで穴を開ける
②爪楊枝どんぐりに刺し、長さを調節する
遊び方どんぐりを駒の様にして遊ぶ
ポイント大きい、丸い、細長い、小さいなど様々な形のどんぐりで試してみましょう。どんぐりは一度煮沸すると虫を防げます。

5. 遊びを通して観察力も身に付く「イチョウひっぱり相撲」

イチョウひっぱり相撲は、イチョウの葉っぱをオオバコ相撲の様にして遊ぶ遊びです。何度かゲームを行えば、太い茎のものを使えば勝ちやすいことに、お子様も気づくかもしれません。ぜひ、家族やお友達とトーナメント戦でも戦ってみて下さい。

用意するものイチョウの葉
遊び方①2人1組になり、2本のイチョウの茎の部分が十字に交差するように持つ
②相手のイチョウの茎が切れるように引っ張り合う
③自分より先に、相手の茎が切れたら勝ち
ポイント銀杏を直接触るとてがかぶれてしまう恐れがあるので、触らない様注意しましょう。

6. 自然に対する興味・関心を深める「虫取り」

虫取りといえば夏のイメージがありますが、秋も楽しめます。秋は、鳴く虫たちが大活躍する季節です。種類や鳴き声、鳴く虫の代表格であるスズムシやコオロギを捕まえ、観察してみましょう。

そうすることで、自然に対する興味・関心季節の変化を感じる情緒が育まれていきます。ぜひ、親子で一緒に秋ならではの虫を探してみて下さいね。

用意するもの虫取り網、虫籠など
遊び方公園などで虫を捕まえる、よく観察する
ポイント虫と触れ合ったあとは、よく手を洗いましょう。

7. 伝統行事に触れ、感性を磨く「お月見」

お月見は季節の行事の代表格。日本人の心根に触れることで、お子様の心を育てる絶好の機会にもなります。天体望遠鏡がなくとも、月の形や模様を観察できます。ぜひ、お子様にはお月見の由来や過ごし方も教えてあげましょう。

用意するものお団子など
遊び方月を観察する、行事についての知識を深める
ポイント月を観察するだけでなく、お月見用のお団子を親子で一緒に作ってみても良いでしょう。

家庭で役立つ!自然の中でする遊びの種類を8つ紹介

子どもと楽しむ春の遊びを5つ紹介!自然と季節を感じる充実した遊び満載

子どもとできる夏の遊び5つ紹介!自然と楽しい時間を家庭で取り入れよう

寒さに負けない!子どもが楽しめる冬の遊び6つ紹介

秋の遊びで気をつけたい3つのポイント

最後に、秋の遊びで気をつけるべき点をご紹介していきたいと思います。

1. お子様に楽しんで取り組んでもらう

やはり、「遊び」は楽しんで取り組んでもらうことが大前提です。無理やり押し付けたり、お子様が興味のないことに取り組ませるのは、お子様のやる気や自主性を抑制させる結果となっています。

今回ご紹介した遊びの中で、「お子様がやってみたい!」と選んだものがあれば、ぜひその遊びから挑戦してみて下さい。

2. 安全には十分注意する

ハサミなど鋭利なものを使う場合は、正しい使い方や危険性をしっかりと説明することで、未然に事故や怪我を防いでいきましょう。また、落ち葉や木の実を集めにいく際には、お子様から目を離さず、道路や周囲の交通状況に注意しましょう。

3. 衛生面に注意する

集めたどんぐりは煮沸・乾燥させて使うと虫がわくのを予防できます。作品にしたり、こまにする際はぜひ試してみて下さいね。

まとめ

今回は、子供と楽しむ秋の遊びを7つご紹介しました。季節の変化を感じるための遊びは、身近な場所でも簡単に取り組めます。

今回ご紹介してきた遊びは、準備するものが少なく取り組みやすい遊びとなっていますので、ぜひ皆さんにもご参考にして頂けたらと思います。

北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」は、お子様の成長を促す遊びに力を入れている幼稚園です。

ふたば幼稚園は1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の最大の特徴は、子供が思いっきり遊べる環境があることです。

まとめ

こちらは校庭の写真です。

子供たちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計されました。子供たちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子供が遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。

「生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい」

ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。

ふたば幼稚園が「遊びこむ園庭」にこだわる理由とは。子どもの能力を引き出す環境づくりについて

また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。

入園相談の方はこちらからお問い合わせください。

お問合せ
保育園はこちら 園開放予約 見学予約