3歳のお子さんがいる共働き家庭のなかには、「教育面が充実している幼稚園に通わせたいけど、幼稚園と仕事の両立ができるか不安」と考えている方も多いのではないでしょうか。

実は、「共働き家庭は保育園が一般的」というのは昔の話で、最近では働くママ・パパをサポートする幼稚園も増えています。また、幼稚園ならではのメリットもあるため、保育園との違いを理解して選ぶことが大切です。

今回は、北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、共働き家庭の幼稚園のメリットについて詳しく解説します。幼稚園と仕事を両立するためのコツも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

共働き家庭が幼稚園を選ぶ5つのメリット

幼稚園は、共働きの親にとっても子どもにとっても、さまざまなメリットがあります。ここからは、共働き家庭が幼稚園を選ぶ5つのメリットについて詳しく解説します。保育園と幼稚園のどちらにするか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。

1.充実した施設・設備

幼稚園は、日本の文部科学省が定める「幼稚園設置基準」により、園庭の広さや施設・設備などの基準が設けられています。そのため、保育園とは異なり、施設や設備面が充実した園が多く存在します。

また、カリキュラムによっては、専門の先生による指導を受けられる点も幼稚園のメリットです。

そのほか、幼稚園独自に子どもたちが楽しめる工夫を施している幼稚園もあります。

一例として、北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」の園庭や室内遊具を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ふたば幼稚園こだわりの「園庭」

裸足でも走り回れる砂、30本以上の花木、職員手作りの遊具など、子どもたちが全力で遊べる園庭です。

ロフト遊具

室内で運動に挑戦できる遊具です。子どもが好きな、「狭い・暗い・隠れる」の要素が含まれています。

こだちハウス

ジャングルジムを改造した木立で、子どもたちがほっと落ち着ける遊具です。職員が中の様子を見られるように、隙間も作っています。

絵本コーナー

職員室の向かいには絵本コーナーを設置しています。木の温もりを感じられる空間で、友達同士で積み木遊びをしたり、先生に本を読んでもらったりと、子どもたちの憩いの場となっています。

ほかにも、各クラスには年齢に応じた遊具を設置しています。ふたば幼稚園では、子どもたちが「遊び込める環境」を目的に、一級建築士兼保育環境アドバイザーの指導のもと、職員が手作りで子どもたちの発達に合わせた遊具を作っています。

2.教育内容の充実

教育内容が充実しており、子どもの可能性を伸ばせるのも、幼稚園のメリットです。保育園は「保育」を目的とした施設であるのに対し、幼稚園は「教育」を目的とした施設です。

英語や音楽、運動など、教育内容が充実しており、子どもの興味や伸ばしたい分野に応じた幼稚園を選べます。なかには、小学校受験を目的としたカリキュラムを用意している幼稚園もあります。

3.小学校の生活リズムに移行しやすい

集団での過ごし方やルール、人との関わり方を学べることも、幼稚園の大きな魅力です。例えば、先生の話を聞いたり、みんなと一緒に取り組んだりする経験を重ねることで、小学校の生活リズムに馴染みやすくなります。

4.子どもにあった園を選びやすい

幼稚園は、待機児童の影響を受けにくく、希望の園に入りやすいというメリットがあります。

保育園は0歳から就学前までの子どもを対象とし、就労や介護などの理由で家庭での保育ができない場合に利用できる施設です。

しかし、保育園の入園に関しては、希望する認可保育園に入れない「隠れ待機児童」の増加が問題視されており、希望以外の保育園への入園を余儀なくされるケースもあります。

一方、幼稚園の入園対象は満3歳以上から就学前までの子どもで、ほとんどの場合、定員に空きがあれば入園することができます。そのため、共働き家庭でも比較的入りやすく、希望の園を選べる可能性が高いです。

参照元：朝日新聞｜隠れ待機児童7万人超 定員増でもいまだ厳しい「希望通りの保育園」

5.さまざまな価値観の親と関われる

幼稚園では、共働き家庭や専業主婦（主夫）、シングルマザーなど、さまざまな生活スタイルの保護者と関われるのもメリットです。

幼稚園では、父母会や親子行事など、親同士が交流する機会が多いため、深い関係を築けるでしょう。さらに、小学校に進学した後も、情報交換をするなどのつながりも生まれます。

幼稚園を選ぶ上でのポイント

共働き家庭の場合、幼稚園選びにはいくつかの注意点があります。親子ともに充実した園生活を送れるよう、重要なポイントを押さえておきましょう。

下記の記事では、働きながら幼稚園に通わせるための幼稚園選びのポイントや懸念点まで詳しく紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

幼稚園の預かり保育の有無

共働き家庭での幼稚園選びでもっとも重要なのが、預かり保育の有無です。幼稚園の登園時間は8時半〜9時頃、降園時間は13時半〜14時頃が一般的で、保育園よりも保育時間が短いです。

仕事の都合でお迎えの時間が間に合わない場合は、預かり保育を利用できます。ただし、園によっては預かり保育を実施していない、預かり保育の実施時間が短い場合もあるため注意が必要です。

土日祝日や夏休みや冬休みなどの長期休暇は預かり保育を実施していない幼稚園も多いため、しっかり確認しましょう。

預かり保育のチェックポイント

• 預かり保育を実施しているか
• 預かり保育の利用料金はいくらか
• 預かり保育の利用時間はお迎えに間に合うか
• 土日祝日、長期休暇は実施しているか
• 預かり保育の延長の可否と利用料金

※預かり保育は、お住まいの自治体から新2号認定を受けていれば月額11,300円を上限に幼稚園無償化の対象となります。

なお、北海道旭川市にあるふたば幼稚園では、預かり保育の延長が可能です。

さらに、夏休みや冬休みなどの長期休暇も実施しています。延長保育は19時までと長いため、ママやパパの仕事の都合に合わせやすいでしょう。

下記の記事では、旭川市で幼稚園に通うときの費用の目安をご紹介！参考に合わせてご覧ください。

給食の有無

幼稚園によっては、完全給食のところもあれば、給食とお弁当が半々のところもあります。お弁当作りが必要な場合もあるため、ご家庭の負担を考えて選ぶことが大切です。

また、お子さんによっては好き嫌いがあったり、給食が苦手だったりするため、お子さんの食の好みに合った園を選ぶと、より楽しく通えそうですね。

通園方法

幼稚園を選ぶ際は、通園方法も考えておくことが大切です。下に兄弟がいるご家庭では、バス通園ができると毎日の負担が軽減されるでしょう。また、自宅から近く小学校の学区が変わらない幼稚園なら、お友だちと一緒に小学校へ進学できる可能性があります。

共働き家庭の幼稚園と仕事を両立させる3つのコツ

共働き家庭の幼稚園と仕事を両立させるコツについて紹介します。

1、もしもの時に備えて、預け先を検討

共働き家庭の場合、万が一に備えて複数の預け先を考えておきましょう。例えば、子どもの急な病気や残業でお迎えに間に合わないときなど、幼稚園以外の預け先がたくさんあると安心です。

• 一時保育
• 預かり保育
• 病児保育
• ファミリーサポート
• ベビーシッター
• 祖父母や近所のママ友 など

2、行事は事前にチェックして、調整する

幼稚園の年間行事をチェックし、仕事の両立を考えながら計画しておくと良いでしょう。幼稚園では運動会や参観日、親子遠足、PTAやバザーなど、親が関わる機会が多くあります。そのため、ママとパパで分担し仕事の休みを取る、参加の優先度を決めるなど、事前に準備しておくと安心です。

3、働き方を伝えておく

保育園と異なり、幼稚園は専業主婦（主夫）でも利用できるので、勤務状況を詳しく聞かれない可能性もあります。しかし、働き方を事前に園側に伝えておけば、園側の協力を得られるでしょう。

園見学・園開放に参加して、幼稚園を肌で感じてみよう

旭川ふたば幼稚園では月に一度就園前のお子さんを対象にした園開放事業として「ふたばっこらんど」を開催しています。

対象は、幼稚園に入園していないお子さんで、年齢制限はありません。

同じように子育てを頑張るママたちと悩みを共有したり、ちょっとした気づきを交換したりできます。一人で抱えていた気持ちが、誰かと話すことで少し軽くなるかもしれません。

もちろん育児相談も大歓迎です！

「遊びは学び」と考えるふたば幼稚園では、お子さんが屋外でも、室内でも、存分に楽しく過ごせる環境を用意しております。

室内遊具では、おままごとコーナーやトンネルなど、ドキドキとワクワクがとまらない仕掛けがもりだくさん！

「園開放」について

園開放の参加は当園の入園を強制するものでは一切ございません。

子ども達に楽しみの一つを提供したいと開放しているので、気軽に公園に遊びにいくかのようにご参加いただければ嬉しいです。スタッフ一同、心よりお待ちしております！

LINEで事前に開催日をお知らせしています。予定が合えばご予約くださいね！

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まとめ

共働き家庭でも、幼稚園に通うメリットはあります。預かり保育やファミリーサポートなど、さまざまなサポートを活用すれば幼稚園と仕事の両立も可能です。

また、教育の充実やお友だちとの関わり、親同士の交流など、幼稚園ならではの魅力もたくさんあります。ぜひ本記事で紹介した内容を参考に、家族みんなが安心して通える幼稚園を見つけてくださいね。