昔ながらの遊びのひとつとして親しまれているあやとり。輪っか状のひもがあれば簡単に取り入れられる遊びのため、人気の室内遊びのひとつです。
今回は北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、そんなあやとりを使った親子で楽しめる遊びをいくつかご紹介します。遊び方と一緒に、あやとり遊びが子どもにもたらすメリットも確認しておきましょう。
あやとり遊びが子どもにもたらすメリット
実はあやとり遊びは、子どもにとって以下のようなメリットをもたらします。
- 指を使って糸をつかむことで手先の器用さを高められる
- 指を動かすことで創造力と空間認識能力が向上する
- 指を動かす順番を覚える必要があるので集中力と記憶力が身につく
- あやとりでひとつの作品を完成させることで達成感を味わえる
子どもにとってさまざまなメリットをもたらすあやとりは、子どもが成長する上で欠かせない能力を高めることのできる遊びです。幼いうちからお子さんとの遊びにあやとりを取り入れて、子どもの能力を育むお手伝いをしましょう。
あやとりは4歳以上からがおすすめ
あやとりで遊べる年齢に明確な基準はありません。そのため、お子さんが興味を持ったタイミングで始めて問題ないでしょう。しかし、あやとりは両手の指10本を器用に使う必要があるので、4歳以上のお子さんと遊んだほうがいいかもしれません。
子どもは4歳頃になると手先が器用に動かせるようになるので、あやとりのような少し複雑な動きも問題なく対応できるようになるでしょう。
あやとりをする前に知っておきたい事前準備
あやとりをお子さんと楽しむ前に、あやとりで使うひもを用意しましょう。あやとりにおすすめなひもは、毛糸や手芸用のひもです。細すぎたり、太すぎたりすると、ひもをつかみにくくなってしまうため、「並太」や「合太」などの太さのものを選ぶといいでしょう。
また、あやとりの長さは140~150cmくらいにするのがおすすめ。大人が両手を広げたときくらいの長さだと、子どもと一緒に遊ぶ大人にとっても挑戦しやすいでしょう。
親子でできる!簡単なあやとりの遊び方
あやとりは一人でも十分に楽しめる遊びですが、せっかくなら親子二人で挑戦してみましょう。ここでは、親子二人でできる簡単なあやとりの遊び方をご紹介します。
1.もちつき
「もちつき」は、あやとりのひもを二人で使って楽しめる遊び方です。
【遊び方】
- 親子で向かい合いながら、あやとりのひもをお互いの両手の親指と小指にかける
- 右手の中指で、相手の右手の平にかかっているひもを取る
- 2と同じく左手の中指で、相手の左手の平にかかっている糸を取る
- 二人とも2と3で中指にかけたひもを残し、1の親指、小指にかけたひもを外す
- ひもが十字になるように、お互いにゆっくり引っ張れば完成
「もちつき」の形が完成したら、親子の手のひらを片手ずつ交互に合わせてもちをついているイメージになるように遊んでみましょう。
2.のこぎり
「のこぎり」も、あやとりのひもを二人で使って楽しめる遊び方です。
【遊び方】
- 親子のどちらかが両方の手首にひもをかける
- 左手にかけたひもを、もう一度手首に巻きつける
- 右手ももう一度ひもを巻きつけていく
- 右手の親指で、左手の手首にかかっているひもを取る
- もう一人が一番下のひもを握るように取り、そのまま外側に引っ張る
- お互い、右手に持っているひもがねじれているはずなのでねじれを治す
- ひもが十字になるようにお互い引っ張り合えばできあがり
ひもを交差させるように引っ張っていき、のこぎりを引いているようなイメージで遊んでみるとよいでしょう。
3.つりばしからの田んぼ
「つりばしからの田んぼ」は、あやとりの連続技のひとつです。田んぼのあとにもいくつかの技が続きますが、お子さんが小さいうちは覚えるのも大変なので少ない数の技にチャレンジしてみましょう。
【遊び方】
- 両手にひもを通し、手前のひもをさらにひと巻きする
- 左手と中指を、右手首のひもに下から通す
- 同じように右手と中指を左手首のひもに下から通し、ピンと張ればつりばしが完成
- もう一人が親指と人差し指にクロス状にかかっているひもを、上から垂直方向につまむ
- そのままひもをつまんで上に引っ張り、下のひもの内側を通って下からすくいあげる
- 指を開けばできあがり
すくいあげるひもを間違えないよう、確認しながら遊ぶようにしましょう。
まとめ
今回は親子で楽しめるあやとり遊びをご紹介しました。あやとり遊びをすることで手先が器用になったり、集中力と記憶力が身についたりするなど、子どもにとってさまざまなメリットをもたらします。
一人でも十分楽しめる遊びですが、親子で一緒にチャレンジすることで自然とコミュニケーション能力も身についてくるようになるでしょう。親子であやとりのいろいろな技にチャレンジして、楽しい時間を過ごしてくださいね。
旭川ふたば幼稚園は、子どもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育を実践しています。そんなふたば幼稚園の最大の特徴は、子どもが思いっきり遊べる環境を用意していることです。
園庭は、子どもたちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計しています。「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいておりますので、興味がある方はぜひ見学や園開放をご利用ください。
幼稚園見学のご予約はこちら 園遊び体験「園開放」も実施中旭川ふたば幼稚園
最新記事 by 旭川ふたば幼稚園 (全て見る)
- 子どもの遊び環境のプロ・井上先生が語る、子どもの主体性を育む大人の関わり方【お仕事インタビュー】 - 2024年8月15日
- 旭川市の子連れ水遊びスポット7選!暑くてもおもいきり遊びせたい方へ - 2024年8月1日
- 2歳の子どもがご飯を食べないときの理由と対処法を解説 - 2024年6月12日
- 2歳前後の子どもに表れ始めるイヤイヤ期とは?家庭での関わり方を紹介 - 2024年6月1日
- 幼児限定!家庭で2人の子どもと一緒に遊べる【3人遊び】を紹介します - 2024年5月15日