歌を歌ったり、手遊びをしたりする音楽遊び。幼稚園や保育園ならたくさんの種類の楽器を用意していることが多いので、気軽に取り入れやすいでしょう。しかし、自宅で音楽遊びを取り入れる場合は一体どうすればよいのでしょうか。

今回は北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、自宅で簡単に取り入れられる年齢別の音楽遊びをご紹介します。お子さんと一緒に音楽遊びを楽しみたいと考えている方は、参考にしてくださいね。

【0歳児向け】音楽遊びのねらいと遊び方

0歳児のお子さんは音に敏感です。この年齢の遊びのねらいとしては、音が鳴るものに興味を持ってもらうというのがあります。

そのため、大きすぎず静かすぎない音が出るような楽器などを使って音楽遊びを取り入れるのがおすすめです。

たとえば、赤ちゃん向けの音が出る代表的なおもちゃとしてガラガラがあります。ガラガラを用意し、0歳のお子さんの前で鳴らして音に興味を持ってもらいましょう。

【1歳児向け】音楽遊びのねらいと遊び方

1歳児のお子さんは自分で歩けるようになっているなど、全身を使った運動が活発になる頃です。この年齢では、音楽に合わせて手や指先を動かし、運動機能を高めるというねらいを持つといいでしょう。

たとえば、単純な手遊び歌にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。手遊び歌は、特別な道具を用意することなく遊べます。「手をたたきましょう」や「むすんでひらいて」などの比較的簡単な手遊びであれば、1歳児のお子さんでも楽しんでくれるはずです。

【2歳児向け】音楽遊びのねらいと遊び方

2歳児のお子さんは、歩いたり、走ったり、跳ねたりなど1歳児の頃と比べてさまざまな動きができるようになります。この年齢の遊びのねらいとしては、音楽に合わせて身体を動かし、リズム感を育むというねらいを持つといいかもしれません。

たとえば、「大きな栗の木の下で」は上半身を大きく動かす手遊びとして人気です。この歌も、特に用意する道具はありません。歌も短めなので、2歳児のような集中力が短いお子さんでも飽きずに遊んでくれるのではないでしょうか。

【3歳児向け】音楽遊びのねらいと遊び方

3歳児のお子さんは、手先が器用になったり、話せる言葉の語彙も増えてきたりする頃です。この年齢では、さまざまな遊びを通してリズム感や表現力を養うというねらいを持つとよいでしょう。

両手をぐるぐると回す動作の多い手遊びである「いとまき」に、挑戦してみるのがおすすめです。この手遊びも、道具を用意することなく遊べます。最初はゆっくりとしたテンポで挑戦し、慣れてきたら徐々にスピードを上げて遊んでみるのもいいかもしれませんね。

【4歳児向け】音楽遊びのねらいと遊び方

4歳児のお子さんは、言葉や理解力などが発達している頃です。周りの人と協力してできることが増えていく時期でもあるため、この年齢では音楽遊びを通して親子で一体感を味わうというねらいを持って取り組むといいかもしれません。

子どもに人気のダンスとしては、NHKの2020応援ソングとして話題になった子ども5人組ユニット・Foorinが歌う「パプリカ」があります。小さいお子さんでも踊りやすい比較的簡単な振り付けなので、親子で一緒に踊ってみてはいかがでしょうか。

【5歳児向け】音楽遊びのねらいと遊び方

5歳児のお子さんは、身体能力も運動機能も目に見えて向上している時期のため、ほとんどのことは自分一人でできるようになります。この年齢の遊びのねらいとしては、さまざまな楽器に触れて音を奏でて楽しんでみたり、リトミックで身体で自由に表現する面白さを知ってもらうといいでしょう。

たとえば、楽器を使う場合はタンバリンやカスタネット、ミニギターなどは100円ショップで簡単に購入できます。用意しやすい楽器をいくつか用意して、お子さんに音を奏でてもらってみてはいかがでしょうか。また、リトミックも楽器を使ってチャレンジできます。スマホなどで流す音楽に合わせて楽器を鳴らしたり、身体を自由に動かしたりしてみましょう。

まとめ

今回は自宅で簡単に取り入れられるお子さんの音楽遊びを、0歳から5歳までの年齢別にご紹介しました。赤ちゃんのうちはガラガラなどの楽器が必要となりますが、1歳児から3歳児くらいのお子さんであれば簡単な手遊びを楽しめるようになるのでチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。

運動機能が向上してくる4～5歳児のお子さんなら全身を使って身体を動かせるようになるので、音楽に合わせたダンスやリトミック、楽器に挑戦してみてもよいでしょう。年齢別に合わせた音楽遊びを取り入れて、お子さんのリズム感や表現力を養うサポートをしてみてはいかがでしょうか。

旭川ふたば幼稚園は、子どもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育を実践しています。そんなふたば幼稚園の最大の特徴は、子どもが思いっきり遊べる環境を用意していることです。

たとえば、園庭は子どもたちがさまざまな遊びを体験することができるように設計されています。「遊び＝学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいておりますので、興味がある方はぜひ見学や園開放をご利用ください。

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