家族で車を使って遠出や帰省をするときは、長距離移動になることもあるでしょう。大人はどうってことないですが、小さなお子さんは車での長旅に飽きてしまうことも少なくありません。
お絵描きや工作などもできないわけではありませんが、どうしても車の中だと揺れてしまうため、長い時間行うのは難しいですよね。そんなときは、道具を使わずに遊べる言葉遊びをお子さんと一緒にチャレンジしてみるとよいでしょう。
今回は北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、子どもが車で過ごす時間も退屈しないようにするための車内でできる遊びのアイデアをご紹介します。
1.車内遊びの定番「しりとり」
車内で遊びやすい遊びのひとつに「しりとり」があります。前の人が言った単語の最後の文字から始まる単語を挙げていき、「ん」で終わる単語を言ったら負けというルールの遊びです。一般的に、3歳ぐらいの年齢のお子さんから遊ぶことができると言われています。
「ん」で終わる単語を言うまで終わらない遊びなので、誰かが言うまで終わることはないでしょう。比較的単純なゲームなので、ある程度お子さんが慣れている場合は特定のテーマに限ったしりとりや文字数を決めたしりとりなどアレンジを加えてみるのもおすすめです。
2.意外と難しい「カタカナ禁止ゲーム」
普段何気なくしゃべっている言葉の中にも、日常的にカタカナが溢れています。たとえば、テレビやテーブルなどの家具・家電、バナナやクッキーなどの食べ物もそうです。こうしたカタカナの使用を禁止にして会話をする「カタカナ禁止ゲーム」に挑戦してみるのもよいかもしれません。
このようなゲームは、言葉を話し始める3歳児のお子さんから取り入れることができます。このゲームも、誰かが間違えるまで終わることはありません。しゃべっちゃいけないというルールが厳しいのであれば、3回くらいまでは使っていいというルールを設けてみてもいいのではないでしょうか。
3.みんなの気持ちをひとつに「以心伝心ゲーム」
「以心伝心ゲーム」は、特定のお題に対して全員の答えを合わせるゲームのことです。2人以上の人数で遊ぶことができ、あるお題に対して同時に答えを言います。そして、その答えが二人揃えばクリアです。この遊びは、語彙が大幅に増えている4歳以降のお子さんと遊ぶのがおすすめ。
たとえば、お題が「好きなキャラクターは?」だとしましょう。このお題に対し、みんなが同じキャラクターを言うことができれば成功ということになります。お題が思いつく限り遊べるので、長時間遊べるでしょう。
4.頭を使って答えを導き出す「なぞなぞ」
「なぞなぞ」は語彙を増やしたり、想像力を養ったりできる言葉遊びのひとつです。言葉の意味を理解できる年齢になってから行うことで、より楽しめるようになると言われているので、4~5歳のお子さんと一緒にするといいかもしれませんね。
なぞなぞが思い浮かばない場合は、事前になぞなぞ本を用意しておくのがおすすめです。書店ではなぞなぞ本がたくさん販売されています。幼児向けなど、お子さんの年齢に合わせたレベルのなぞなぞ本を選ぶとよいでしょう。たくさんのなぞなぞを用意しておけば、おこさんが飽きるまで遊ぶことができるかも?
5.与えられたヒントからお題を当てる「連想ゲーム」
「連想ゲーム」とは、出題者が与えるヒントからお題を想像し、回答者がそのお題のものを当てる言葉遊びです。個人差はありますが、大体4歳くらいから抽象的な言葉からものを連想できると言われているので、4歳以上のお子さんから遊べるでしょう。
たとえば、お題がぶどうの場合「小さい丸い実がついているものはなんだ?」「黄緑や赤、紺色の粒がたくさんの食べ物はなんだ?」などと質問を出していきます。ひとつだけのヒントだけではわからない場合は、より答えに近づけるようなわかりやすいヒントを出してあげてくださいね。このゲームも、お題が思いつくまで遊ぶことができますよ。
6.何番目の車の色は何色?「車の色当てゲーム」
車での移動中ならではの遊びとして、「車の色当てゲーム」があります。車の色はそんなにバリエーションが多いわけでもないので、小さい子でも正解しやすいという特徴がありますよ。そのため、遊べても10分ほどの短い時間になるかもしれません。色の名前を言える年齢になる頃から遊べるので、3歳くらいのお子さんと遊ぶのにおすすめです。
あらかじめ対向車線を走ってくる何番目の車の色を当てるのかを決めておき、1人ずつ車の色を予想して出題者に伝えます。「スタート」の合図で、対向車を走る車を数え、車の色を確認します。色の予想が当たっていた人の勝ちです。
まとめ
今回は、車での長距離移動中にお子さんと一緒に楽しめる遊びをご紹介しました。どれも言葉遊びなので、道具を用意することなく気軽に遊ぶことが可能です。今回紹介したアイデアを参考に、家族で車内で過ごす時間も楽しんでみてはいかがでしょうか。
旭川ふたば幼稚園は、子どもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育を実践しています。そんなふたば幼稚園の最大の特徴は、子どもが思いっきり遊べる環境を用意していることです。
園庭は、子どもたちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計しています。「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいておりますので、興味がある方はぜひ見学や園開放をご利用ください。
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