イヤイヤ期とは、自分の気持ちを押し通そうとして「イヤ」を繰り返すことが多くなる時期のことであり、特に2歳前後のお子さんに起こりやすいと言われています。子どもが成長する過程のひとつだとは頭でわかっていても、親にとっては対応に困る場面も出てくるのではないでしょうか。
そこで今回は、北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、2歳のイヤイヤ期について詳しく解説するとともに、イヤイヤ期真っ最中のお子さんへの関わり方や親自身のイライラを鎮める方法も紹介します。お子さんのイヤイヤ期で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
2歳前後の子どもに表れ始めるイヤイヤ期とは?
そもそも2歳のイヤイヤ期とは、自己主張が強くなってくる2歳前後の子どもに表れることの多い時期のことです。
具体的には、親に対して自分の気持ちを押し通そうとして「イヤ」や「ダメ」などの否定的な言葉を繰り返すといった行動が見られるといいます。
イヤイヤ期が起こるのはなぜ?
この時期の子どもは親の言うことに対して「イヤ」「ダメ」と返事をすることが多いので、言われた側の親はうんざりしてしまうでしょう。しかし、イヤイヤ期はただ駄々をこねているわけではありません。
2歳前後のお子さんは自我が芽生える時期にあたるため、自己主張や気持ちを抑制しようとした結果、イヤイヤ期が訪れてしまうのです。
また、イヤイヤ期は自分のやりたいことが思うようにできないときにも起こることがあります。子ども自身が思い描く理想と、なかなか思い通りにいかない現実とのギャップにイヤイヤとなってしまう気持ちが増してしまうようです。
イヤイヤ期は成長の証
親にとってはしんどいと感じてしまうイヤイヤ期ですが、イヤイヤ期は子どもの成長過程のひとつである自我の芽生えと自己主張の表れです。
子どもの中に自分の意志が表れてきた証拠でもあるので、成長の証として捉えるようにしましょう。
イヤイヤ期はいつからいつまで?
基本的にイヤイヤ期は2歳前後から表れ始め、3歳頃をピークを迎えて、4歳頃には終わると言われています。ただこれはあくまで目安であり、子どもや親の感じ取り方によっても違いがあるようです。
そのため、子どもにイヤイヤ期が始まったことに気づいたら、成長の証だと認識して上手に接していくことが大切です。
イヤイヤ期を迎えた子どもへの接し方とは
我が子にイヤイヤ期のような行動が見られたら、親としてどう接すればよいのでしょうか。ここでは、イヤイヤ期を迎えた子どもへの接し方を解説します。
子どもの気持ちに寄り添う
子どもにイヤイヤ期のような行動が見られたら、本人に本当はどうしたいのかなど子どもの気持ちを聞いてみましょう。子どもの気持ちに寄り添って話を聞くことで、少しずつでも理由を話してくれるかもしれません。
そして話してくれたことに対し、親は子どもの気持ちを代弁したり、共感したりするようにしましょう。そうすることで親が自分の気持ちに気づいてくれたことに安心し、落ち着きを取り戻せるようになる可能性があります。
さりげなく手助けをする
イヤイヤ期で特に重要なのは、子どものやりたいという気持ちをしっかりと受け止めてあげることです。
そのため、イヤイヤが起こりそうな場面を事前に想定しておき、少しだけ先回りをしましょう。そして、スムーズに子どもができるように手助けしてあげることが大切です。
落ち着くまで見守る
子どものイヤイヤの行動がひどいときは、特に何もせず落ち着くまで見守ることも有効な方法です。
優しく見守りながら待つことで、子どもはイヤイヤを出し切ることができるので、徐々に落ち着きを取り戻すようになるでしょう。
イヤイヤ期の子どもにしてはいけないこと
イヤイヤ期の子どもへの適切な接し方があるように、してはいけないこともあります。たとえば、以下のような行動をすることは避けるようにしましょう。
- 感情的に怒る
- 交換条件を出す
- 無理やり言うことを聞かせる
- 子どもから離れる
- わかりにくい言葉で注意する
イヤイヤ期の子どもに対して、上記のような行動を取ることはかえって逆効果となるおそれがあります。さらにイヤイヤを加速させたり、我慢させてしまったりすることがあるからです。
親自身もイライラしてしまう場合の対処法
イヤイヤ期の子どもに対し、親自身もイライラしてしまうこともあるでしょう。しかし、イヤイヤ期はずっと続くものではなく、あくまで一時的なものです。
そのため、親だけで抱え込まないようにして誰かに話を聞いてもらったり、子どもを預かりサービスに預けるなどして自分の時間を作ったりして、この時期を乗り超えるようにしましょう。
まとめ
イヤイヤ期は、2歳前後の子どもに表れることが多いです。何を言っても、「イヤ」「ダメ」などの否定的な言葉を繰り返すため、げんなりしてしまうこともあるかもしれませんが、永遠に続くものではないことを理解しておくようにしましょう。
今回ご紹介したイヤイヤ期を迎えた子どもへの接し方や親自身もイライラしてしまうときの対処法を参考に、2歳前後の子どものイヤイヤ期を上手に乗り切るようにしてくださいね。
旭川ふたば幼稚園のすぐ隣には、定員12名の小規模保育園「ふたばの庭」があります。幼稚園同様、遊びを中心とした保育を取り入れており、子どもたちの自主性と好奇心を育む環境づくりに力を入れています。保育園見学も受け付けているので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
なお、旭川ふたば幼稚園では月に一度就園前のお子さんを対象にした園開放事業として「ふたばっこらんど」を開催しています。対象は幼稚園に入園していないお子様であれば、特に年齢制限はありません。
園庭遊びやごっこ遊び、製作遊びなど日程によって体験できる内容が異なるため、興味のある遊びがある場合はお気軽にご参加ください。
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