自宅やスーパーなどでも手に入りやすいアイテムであるダンボール。幼稚園や保育園などの保育の現場でも、製作遊びなどに使われることが多いです。そんなダンボールは、実は家庭でも遊びに使うことができます。
今回は北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、ダンボール遊びが子どもに与えるメリットをご紹介します。また、家庭でできるダンボールを使った遊び方のアイデアも一緒に確認しておきましょう。
ダンボール遊びが子どもにもたらすメリット
ダンボール遊びが子どもにもたらすメリットは以下のとおりです。
- 想像力を刺激してくれる
- 運動能力を身につけられる
- 友達や親と協力することで社会性が身につく
- 手や指を使うため手先が器用になる
このように子どもがダンボール遊びをすることで、さまざまなメリットが期待できます。使うダンボールの大きさや量によって、いろんな遊び方ができるので、子どもの成長を促すためにも積極的に取り入れていくとよいでしょう。
3歳児におすすめのダンボール遊びのアイデア
3歳児におすすめのダンボール遊びには、以下のような遊びがあります。
大きめのダンボールを渡して自由に遊んでもらう
まずはお子さんの想像力を養うためにも、大きめのダンボールを渡して自由に遊んでもらうのもいいかもしれません。そうすることで、中に入ったり、運んだりと自分なりの遊び方をするでしょう。
ダンボールに好きなシールを貼って飾りつける
ダンボールに好きなシールを貼って、お子さんに飾りつけてもらうのもおすすめ。シールを貼ったり、剥がしたりする動作を何度も繰り返すことで手指の使い方を学び、手先が器用になっていくでしょう。
ダンボールで温泉ごっこをする
お子さんが入るくらいの大きめのダンボールを用意して、お風呂に見立てて入ってもらいます。温泉に浸かっているような雰囲気を出すためにも、ダンボールの中にボールプールを入れて遊ぶのもいいかもしれませんね。ダンボール遊びがごっこ遊びに変化し、想像力を養えます。
4歳児におすすめのダンボール遊びのアイデア
続いて、4歳児におすすめのダンボール遊びを確認しておきましょう。
大人がダンボールトンネルを作ってくぐってもらう
大きめのダンボールを何個か用意して、大人がダンボールトンネルを作りましょう。ダンボールトンネルは、ガムテープとダンボールがあれば簡単に作れます。遊具のようにくぐって遊ぶことで、お子さんの運動能力を高められる効果が期待できますよ。
大人が作ったダンボールハウスで遊んでもらう
お子さんがすっぽりと入れるサイズの大きいダンボールを用意し、ダンボールの底をしっかりとガムテープで固定します。ダンボールの上の蓋の部分を三角形にカットし、三角屋根に見立てます。横面に窓やドアを作れば、ダンボールハウスの完成です。ダンボールハウスがあるだけで、おままごとなどに発展する可能性があるので想像力を育めるでしょう。
ダンボールを使った的当てゲーム
ダンボールの1面に穴を開けて、穴に向かって丸めた新聞紙のボールを投げ入れるゲームです。大きさの決まった穴にボールを入れなければならないので、遊ぶだけで集中力を高められるでしょう。
5歳児におすすめのダンボール遊びのアイデア
最後は、5歳児におすすめのダンボール遊びです。
ダンボールでビー玉迷路づくり
お子さんが両手で持てるくらいの大きめのダンボールを用意し、小さく切った段ボールの仕切りを入れてスタートとゴールのある迷路を作ります。ダンボールを切る作業は大人が手伝い、仕切りを貼るときはお子さんにやってもらいましょう。ゴールを目指してビー玉を転がすため、考える力が身についていくでしょう。
ダンボールを使った中身当てゲーム
ダンボールの両サイドに手が入れられる穴を開けて、蓋を閉じれば、箱の中身が見えない状態で中に入っているものを当てるお馴染みのゲームができます。中身は目で見ることができないので、触覚を使って想像力を育むことができるでしょう。
ダンボールでチャンバラごっこ
ダンボールを筒状にして刀を作ります。ダンボールを切るのは大変なので、大人が事前にカットしておき、お子さんにはテープなどで貼るなどの簡単な作業をしてもらいましょう。ダンボール刀を何個か作って、家族でチャンバラごっこに挑戦してみましょう。身体を動かすことになるため、運動能力を高められます。
ダンボール遊びをする際の参考になる本や動画を紹介
年齢別のダンボール遊びのアイデアをご紹介してきましたが、もっとたくさんの遊び方を知りたいと思う人もいるでしょう。そんなときは本や動画を参考にしてみるのもいいかもしれません。
たとえば、ダンボール遊びをする際のおすすめの本として、「ダンボールばこでつくろう!(作:竹井史郎)」があります。ダンボールで作るブーメランや本棚などの作り方を収録。対象年齢は小学校低学年となっていますが、親子で一緒に取り組めば就学前のお子さんでも問題なく遊べるでしょう。
また、「だんボールで つくろう(作:よしだきみまろ)」という絵本もおすすめです。大きめサイズのダンボールを使った玉入れや機関車遊びなどを収録しています。5歳くらいのお子さんとダンボール遊びを楽しむのにいいかもしれませんね。
動画投稿サイトにていろんな子ども向けの遊びを紹介しているパパ忍者さんが公開する「【知らないと損】ダンボール遊び 20選」という動画も、ダンボール遊びをする際の参考になります。家の中で身体を動かして遊べるので、天気がよくない日の室内遊びにも役立つでしょう。
まとめ
今回はお子さんの年齢別に家庭で楽しめるダンボール遊びをご紹介しました。ダンボール遊びをすることで集中力を育んだり、運動能力を身につけられたりするなど、子どもにとってさまざまなメリットがあります。
ダンボールを使った遊びは今回ご紹介した遊び方以外にも、本屋さんで市販されている本や動画投稿サイトなどでたくさん紹介されています。もっとたくさんの遊び方を知りたいという方は、本や動画を参考にしてみてはいかがでしょうか。
旭川ふたば幼稚園は、子どもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育を実践しています。そんなふたば幼稚園の最大の特徴は、子どもが思いっきり遊べる環境を用意していることです。
園庭は、子どもたちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計しています。「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいておりますので、興味がある方はぜひ見学や園開放をご利用ください。
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