学校法人旭川中央学園 旭川ふたば幼稚園

年齢別に積み木遊びの遊び方とねらいを紹介

年齢別に積み木遊びの遊び方とねらいを紹介

知育玩具のひとつである積み木。丸や三角、四角などのさまざまな形をしたブロックを自由に組み合わせて遊ぶ遊びのため、子どもの五感を刺激をする効果が期待できるとして人気があります。

今回は北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、子どもの年齢別におすすめの積み木遊びの遊び方とそのねらいをご紹介します。お子さんの年齢に合わせた遊び方を取り入れて、親子で積み木遊びを楽しみましょう。

1歳児の積み木遊びの遊び方

1歳児の積み木遊びの遊び方

1歳児くらいの年齢になると、親指と人差し指を使ってしっかりとものを摘まめるようになってくる頃です。また、丸や三角などの基本的な形を認識できるようになります。

この年齢のお子さんに対する親としての関わり方としては、遊ぶときに適度な声かけをすることです。たとえば、積み木を積むことに成功した場合は「すごい!」「上手だね」などたくさん褒めてあげましょう。一方、失敗してしまった場合は「もう一度やってみよう」「惜しかったね」など前向きな言葉をかけてあげることが大切です。

お子さんへの関わり方を踏まえて、ここでは1歳児におすすめの積み木遊びとそのねらいをご紹介します。

積み木を並べたり積んだりする

まずは積み木遊びの序盤として、お子さん自身に積み木を並べたり積んだりしてもらいましょう。並べる・積むなどの行動をすることで、縦と横の空間を認識してもらうというねらいがあります。

一度積んだ積み木を崩してみる

お子さんが自分で積んだ積み木を、自ら崩してもらいます。この行動をすることでどれくらいの力加減で積み木が崩れるのかがわかるので、手指の力加減を理解してもらえるでしょう。また、積み木が崩れても、もう一度積み上げてみようとする意欲を育むねらいがあります。

親子で協力して特定のテーマの作品を作ってみる

お子さん一人で挑戦するのではなく、親子で協力して特定のテーマの作品を積み木で作ってみるといいでしょう。1歳児でも認識しやすいものがいいので、「お家」や「車」などがおすすめ。親子一緒に積み木遊びをすることで、誰かと一緒に遊ぶことの楽しさを知ってもらうというねらいがあります。

2歳児の積み木遊びの遊び方

2歳児になると、指を一本ずつ動かすことができるようになるため、手先が器用になっていく頃でしょう。また、1歳児と比べて自己主張も強くなってきます。

この年齢のお子さんに対する親としての関わり方としては、特に口出しをせず、そばで見守ってあげることが大切です。自分一人でできるということを経験することで、達成感を味わえるでしょう。

お子さんへの関わり方を踏まえて、ここでは2歳児におすすめの積み木遊びとそのねらいをご紹介します。

積めるところまで高く積んでみる

お子さんに、積み木を積めるところまで高く積んでもらうのもおすすめです。この遊びには、自分の力で積み木をどこまで高く積むことができるかの楽しさを知ってもらい、バランス感覚を養うというねらいがあります。

積み木でドミノ倒しをしてみる

積み木を使って、ドミノ倒しをしてみるという遊び方もあります。ドミノ倒しには、隣同士に並んだ積み木を倒さないように並べることで集中力を鍛えるというねらいがあります。同時に、手先の感覚や集中力を養えるのが特徴です。

3歳児の積み木遊びの遊び方

3歳児の積み木遊びの遊び方

3歳児になると、自分の興味や関心があることに対してとことん追求したくなるような好奇心旺盛な時期でもあります。

この年齢のお子さんに対する親としての関わり方としては、自分の好きなものには特に興味を示すようになるので、遊びなどで思う存分表現させてあげることが大切です。

お子さんへの関わり方を踏まえて、ここでは3歳児におすすめの積み木遊びとそのねらいをご紹介します。

積み木遊びを別の遊びに取り入れる

遊びのバリエーションも増えてくる年齢なので、積み木遊びを別の遊びに取り入れてみるのもいいかもしれません。たとえば、おままごとなどのごっこ遊びがおすすめです。この遊びには、積み木を食べ物などに見立てて他のおもちゃと一緒に遊ぶことで遊びの幅を広げるというねらいがあります。

積み木で自分の好きなものを作る

積み木を使って、自分の好きなものを作ってもらうとよいでしょう。乗り物や食べ物など、積み木の組み合わせ次第で好きなものの形を表現することができます。この遊びには、目的を持って遊んでもらい、完成したときに達成感や充実感を味わってもらうというねらいがあります。

4歳児の積み木遊びの遊び方

4歳児になると、自分が経験したことをしっかりと覚えていたり、それを相手に伝えたりできるようになる頃です。

この年齢のお子さんに対する親としての関わり方としては、1~3歳児の頃よりもピースの数が多い積み木を用意してあげることをおすすめします。作りたいものの規模も大きくなる頃なので、ピースが多ければ多いほどいろんなものを作れるでしょう。

お子さんへの関わり方を踏まえて、ここでは4歳児におすすめの積み木遊びとそのねらいをご紹介します。

積み木を種類別に分けてみる

積み木には、丸や三角、四角などさまざまな形をしたものがあります。また、色が違うものもあるでしょう。色や形が同じものを別々に分けるということで、種類の違いを知ってもらうというねらいがあります。

積み木で立体空間を表現する

空間認知能力を伸ばすにはもってこいの時期なので、積み木で立体空間を表現してもらうのもいいかもしれません。積み木で空間を表現してもらうことで、物事を空間的に捉える力を身につけるというねらいがあります。

5歳児の積み木遊びの遊び方

5歳児の積み木遊びの遊び方

5歳児にもなれば、身の回りのことはほとんど自分でできるようになる頃です。ルールや約束ごとを守ろうとする行動が見られるため、お友達の気持ちを理解できるようになるので、お友達と一緒に積み木遊びをするのもよいでしょう。

この年齢のお子さんに対する親としての関わり方としては、特に何もせず見守ってあげることが大切です。大人が介入せずとも自分一人、もしくは友達と一緒に遊びを発展させていくことができるでしょう。

お子さんへの関わり方を踏まえて、ここでは5歳児におすすめの積み木遊びとそのねらいをご紹介します。

いろいろな形の積み木を組み合わせて作る

丸や三角、四角などいろいろな形の積み木を組み合わせて、お子さん自身の頭の中でイメージするものを作ってみましょう。種類の違う積み木を組み合わせることで、表現できる形が違うことを知ってもらうというねらいがあります。

積み木を使って数を覚える

積み木を使って数を覚えることに挑戦してみてもいいでしょう。4歳くらいまでに数を数えることはできていたとしても、物で表すのはまだ難しいです。積み木を数えながら数を覚えることで、数字に親しんでもらうというねらいがあります。

まとめ

積み上げたり、並べたりなど単純な作業の多い積み木ですが、遊び方次第で遊びの幅が無限に広がります。また、遊びの内容によって、さまざまな能力を身につけることが期待できるでしょう。

今回ご紹介した遊び方を参考にして、お子さんの年齢に合わせた積み木遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。遊びながら身につけた能力は、大人になったときにも役立ちますよ。

旭川ふたば幼稚園は、子どもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育を実践しています。そんなふたば幼稚園の最大の特徴は、子どもが思いっきり遊べる環境を用意していることです。

たとえば、園庭は子どもたちがさまざまな遊びを体験することができるように設計されています。「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいておりますので、興味がある方はぜひ見学や園開放をご利用ください。

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