学校法人旭川中央学園 旭川ふたば幼稚園

子どもと一緒に楽しめる「ぬいぐるみ遊び」を年齢別に3つ紹介

子どもと一緒に楽しめる「ぬいぐるみ遊び」を年齢別に3つ紹介

ぬいぐるみが好きなお子さんを持つ親御さんはいませんか。お気に入りのぬいぐるみを使って楽しそうに遊んでいる姿をよく見るけれど、できれば一緒に遊んであげたいなと思うこともあるでしょう。

そこで今回は、北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、子どもがぬいぐるみ遊びで得られる効果や、親が子どもと一緒に楽しめるぬいぐるみ遊びの方法をご紹介します。お子さんとのぬいぐるみ遊びで悩んでいる方は、参考にしてくださいね。

子どもがぬいぐるみ遊びで得られる3つの効果

実は子どもが大人と一緒にぬいぐるみで遊ぶことで、子どもの心理面でさまざまな効果を得ることができます。ここでは、どのような効果が得られるのかを確認しておきましょう。

1、相手とコミュニケーションを取ろうとする

親がぬいぐるみを使って子どもに話しかけることで、お子さん自身も話したいという気持ちが生まれるようになります。

たとえば、まだ上手に言葉を話せないような時期だったとしても、表情や身振り、視線などで相手に自分の気持ちを伝えようと考え、積極的に相手とコミュニケーションを取ろうとするのです。

2、相手を思いやる気持ちが生まれる

お子さんが親とぬいぐるみ遊びをしていると、ぬいぐるみが考えていることを親に共有しようと考えるようになります。そうすると、自然とお子さんはぬいぐるみの気持ちを想像するようになるのです。

子どもがぬいぐるみの気持ちを想像し、それがうまく理解できるようになると、相手を思いやることができる気持ちが自然と生まれていくでしょう。

3、自分と他人の考え方の違いを理解できるようになる

一般的に、3歳くらいまでの子どもは自分の見たもの、知っているものは、基本的に他者も同じと考えていることが多いです。

しかし、ぬいぐるみ遊びをするときは親がぬいぐるみの気持ちを代弁します。親が伝えたぬいぐるみの気持ちを耳にして初めて、自分と他の人が違う気持ちであったり、同じではないことを理解したりするきっかけになるのです。

ぬいぐるみの選び方

ふたば幼稚園では、ぬいぐるみを選ぶ際は「なるべく無表情なもの」を推奨しています。

その理由として、表情があるぬいぐるみだと(例えば笑っているもの)それ以上に変化がないのですが、無表情だと子どもが表現したい表情を作ることができるからです。子どもの空想力や想像力を豊かに伸ばしてくれるのです。

親と子どもが一緒にぬいぐるみで遊ぶ方法

親と子どもが一緒にぬいぐるみで遊ぶ方法

子どもがぬいぐるみ遊びをすることで、相手とコミュニケーションを取ろうとしたり、思いやる気持ちが芽生えたりするなど、さまざまな効果が期待できるようです。ここでは、親が子どもと一緒にぬいぐるみで遊ぶ方法をご紹介します。

1歳頃のお子さんにおすすめ!「ぬいぐるみかくれんぼ」

1歳前後のお子さんの場合、まだ言葉をうまく話すことができません。とはいえ、親の言っていることはある程度理解できるようになっている時期なので、あまり言葉を発さずにできる「ぬいぐるみかくれんぼ」という遊びをするのがおすすめです。

「ぬいぐるみかくれんぼ」とは、親が家の中のどこかにぬいぐるみを隠してお子さんに探してもらうという遊びのこと。ぬいぐるみは隠しやすいように、大きいものではなく、比較的小さめのものを使うといいでしょう。

最初は見つけやすい場所にして、徐々に隠し場所をレベルアップさせ、難易度を上げていくと楽しいですよ。探すという行動をするために、あちこち移動したりするので全身運動にもなります。

2~3歳頃のお子さんとならぬいぐるみを使った「ごっこ遊び」ができる!

2~3歳頃のお子さんは、少しずつ遊び方のルールが理解できるようになる時期です。そのため、ぬいぐるみを使って親子で「ごっこ遊び」をするのがおすすめ。基本的に何かになりきったり、真似をしたりして遊ぶ遊び方なので、小さなお子さんでも遊びやすいです。

「ごっこ遊び」をすることで、観察力や記憶力などを養うことができるため、遊んでいるうちに自然とコミュニケーション能力も身についてくるでしょう。一番やりやすいのは、家庭内の日常生活を真似するおままごとでしょう。

ぬいぐるみを家族に見立てて、おままごとをしてみるのがおすすめ。ただし、ぬいぐるみは多すぎると遊ぶのが大変になってしまうので、お気に入りのぬいぐるみを厳選して親と子でそれぞれ2~3個ずつ使って遊ぶようにしましょう。

4~5歳頃のお子さんとはぬいぐるみを使ってちょっと高度な「ごっこ遊び」がおすすめ

4~5歳頃のお子さんと遊ぶ場合は、2~3歳向けの「ごっこ遊び」よりも高度な遊び方をしてみましょう。たとえば、着せ替えやごはんをあげる真似をするなどのお世話をするようなイメージの遊びです。

また、お店屋さんや先生になりきったりするなど、より具体的なシチュエーションの中で「ごっこ遊び」をしてみるといいでしょう。そうすると、お子さんはその世界に入り込み、大人では思いつかないような世界を無限に広げていきます。

ぬいぐるみを通じて、親とやりとりをしていく中で、思いやりや言葉の大切さも養うことができるでしょう。ぬいぐるみのような柔らかい素材でできたものは、触れるだけで心を落ち着かせたり、優しい気持ちになったりするといわれているので優しい感性も育めるはずです。

まとめ

今回は、子どもと親が一緒に楽しめるぬいぐるみを使った遊び方を年齢別にご紹介しました。最初のうちは真似したりするだけだったとしても、年齢を重ねるうちに次第に想像力や表現力を発揮していくので、周りの人と協力しながらぬいぐるみ遊びができるようになっていきます。

年齢による遊びやすさを考えて遊び方をご紹介しましたが、基本的にはどの年齢のお子さんでも遊びやすいものばかりです。この記事を参考に、ぜひお子さんとぬいぐるみ遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

旭川ふたば幼稚園では、随時幼稚園見学を受け付け中です。ただし、行事やイベントなどを実施している場合は見学ができない可能性もあるため、見学をご希望の方は事前にご連絡を入れていただきますようお願いいたします。

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