泥を使って、いろんな形のものを作って遊ぶ「泥遊び」。サラサラとした砂に水を加え、ドロドロな状態にした砂で遊ぶ遊び方です。お子さんの身体も服も汚れてしまうため、あまりいい印象はないかもしれませんが、実は想像力や発想力を育めるという効果を期待できます。
そこで今回は、北海道旭川市豊岡にあるふたば幼稚園が、泥遊びの効果はもちろんのこと、泥遊びで親ができる関わり方と遊び方のアイディアをご紹介。泥遊びがお子さんに与える効果をしっかりと確認し、親子での泥遊びを楽しみましょう。
子どもにとっての「泥遊び」の効果
子どもにとって、泥遊びをすることで以下のような効果が期待できます。ここでは、それぞれの効果を詳しく見ていきましょう。
1.想像力や発想力を育める
泥遊びをすることで、自然と想像力や発想力を育めるようになります。基本的に泥は加える水の量によって、固めたり、溶かしたりとあらゆる性質に変わっていくからです。
子どもたちは泥を水で崩したり、形を作ったりすることを繰り返すうちに「次の形はどうしよう」「どうしたら固めやすくなるかな」と、想像力や発想力を働かせながら遊ぶことができます。
2.免疫力をアップすることができる
泥遊びといえば、どうしても汚れてしまうイメージが強いですよね。しかし、泥に触れることで適度な刺激となり、必然的に免疫力がアップします。泥には雑菌が混ざっていますが、泥遊びをすることで雑菌に対する抵抗力が強くなる効果を期待できるのです。
このように免疫力がアップすることで、自然と菌に強い身体ができあがります。また、屋外で遊ぶことで、寒さにも耐えられる丈夫な身体を作れるでしょう。
3.社会性やコミュニケーション能力を育める
泥遊びをする場所といえば、その多くが公園や幼稚園、保育園などの砂場でしょう。そのため、一人で黙々とやるよりはお友達などと遊ぶことがほとんどです。そんなときにお友達と一緒に作ったり、道具を貸し合ったりすることで社会性やコミュニケーション能力を育むことができます。
泥遊びをすることで、このようなやりとりから、自然と集団生活で必要となるコミュニケーション能力を身につけることが可能です。
泥遊びで親ができる関わり
お子さんと一緒に泥遊びをする中で、親ができる関わりには一体どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、どんな関わりをすればいいのかをご紹介します。
汚れても怒らない
泥遊びをすると、どうしてもお子さんの服や身体が汚れてしまいますが、怒らないであげてください。なぜなら、泥遊びをすることで五感の発達を育むことができるからです。
特に手足から感じることのできる触覚は、子どもの発達に大きな影響を与えるので積極的に挑戦させてあげるといいでしょう。
親子で一緒に遊ぶ
お子さん一人だけが泥遊びをするのではなく、親子で一緒に遊んでみるのもおすすめです。親子で一緒に体験することによって、親子でのコミュニケーションも生まれますし、お子さん自身の満足感や自己肯定感を満たすことができます。
お子さんが作りたいと思っているものを作るための手助けをしたりして、サポートするのもいいでしょう。
親子で楽しめる泥遊びのアイディア3選
ここでは、泥を使った遊び方のアイディアを3つご紹介します。お子さんが楽しんでくれるであろう泥遊びばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
1.泥団子作り
「泥団子作り」とは、その名のとおり、泥を丸めて団子を作る遊び方です。泥団子は泥だけでは作れないので、仕上げ用としてサラサラとした砂を用意しておくのがおすすめ。
最初から泥の水分を多くしてしまうとうまく固まってくれないので、少しずつ砂に水を足していくのがポイントです。泥団子は作れば終わりではなく、作った泥団子を使っておままごとをしたりする楽しみ方もありますよ。
2.おままごと
泥団子作りで作った泥団子を使って、おままごとをするという遊び方もあります。泥団子以外にも、バケツやスコップなどを使って、いろんな形のものを作ってみるのもいいでしょう。
ほかにも、砂場の近くに落ちている葉っぱや枝、家で使わないカップや容器などの廃材を使用してごっこ遊びをすることで、普段の遊びとは違うごっこ遊びを楽しめるはずです。
3.山や川を作る
泥遊びでは、泥を積み上げて山を作ったり、溝を掘って川を作ったりするという楽しみ方もあります。親子で協力しながら、泥で大きな山や川を作ることで、お子さんにチームワークの大切さを教えることができるでしょう。
泥を積み上げたり、掘ったりする必要があるのでバケツやスコップなどの道具を使って作るのがおすすめです。さらに水が流れるような川にして、じょうろなどで水を流してあげるとお子さんも喜んでくれるでしょう。
子どもと泥遊びをする際の注意点とは
お子さんと泥遊びをする際に注意してほしいのは、まず泥を口の中に入れてしまわないようにすることです。泥の中には、小さいゴミや目に見えない細菌などが混じっていることがあります。
泥を口に入れることで体調を崩す恐れがあるため、お子さんと泥遊びをする前に事前に泥は食べてはいけないものだということをしっかりと指導しておきましょう。
また、泥遊びをする日は基本的に晴れている天気のいい日が多いでしょう。特に夏のような暑い日に遊ぶときは、熱中症や脱水症状を引き起こす可能性があります。こまめに休憩をし、水分を取るなどして、お子さんの健康状態にも気を配るようにしましょう。
まとめ
今回は泥遊びのねらいや効果、泥遊びで親ができる関わり方、親子で楽しめる泥遊びアイディアなどをご紹介しました。泥遊びをすることで、想像力や発想力などを育むことができるのでおすすめの遊び方のひとつです。
服や身体が汚れてしまうので、遊んだあとにお風呂に入ったり、洗濯をしたりと少し大変かもしれませんが、親子で一緒に楽しむことで社会性やコミュニケーション能力も育むことができます。上記でご紹介した泥遊びのアイディアを参考にして、お子さんと一緒に泥んこ遊びを楽しんでくださいね。
北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」は、お子さんの成長を促す遊びに力を入れている幼稚園です。『遊びを中心とした保育』『子どもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育』について情報を発信しています。さらに詳しく話を聞いてみたいという方は、お気軽にご連絡ください。
また、ふたば幼稚園では、随時幼稚園見学を受け付け中です。見学をご希望の方は、事前にご連絡を入れていただきますようお願いいたします。
幼稚園見学のご予約はこちら北海道旭川市にあるふたば幼稚園は1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の最大の特徴は、子供が思いっきり遊べる環境があることです。
こちらは校庭の写真です。
子供たちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計されました。子供たちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子供が遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。
「生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい」
ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。
また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。
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