学校法人旭川中央学園 旭川ふたば幼稚園

親子でできる3歳児の知育遊びを5選!遊びの専門家が教えます

親子でやってみよう!3歳児の知育遊びを5つ紹介

「3歳児の知育遊びは何をどのように取り組めば良いのか分からない」と悩みの方も多いのではないでしょうか。

『お子様が主体となり遊ぶことができる環境や保育』に力を入れているふたば幼稚園が、ご家庭でも取り組むことができる3歳児の知育遊びをご紹介致します。

遊びのプロだからこそわかることを盛りだくさんお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「知育」とは知的な活動に欠かせないもの

そもそも「知育」とは、どの様なものでしょうか。

知育とは、ハーバート・スペンサーというイギリスの哲学者が『教育論』(1861年)で、基本原理を「知育・徳育・体育」から成る「三育」であるということを提唱したことから広まった考え方です。

その中でも今回ご紹介していく「知育」は、知的な活動には欠かせない判断力や想像力、思考力、推論力を養うためのものといわれています。

ここでは具体的に3歳児の知育遊びで育まれることを説明していきます。

3歳児の知育遊びで育まれること

3歳ごろは、「どうしてその言葉を知っているの?」と思うほど2歳ごろと比較すると語彙力がアップし、大人の方々が思っている以上にぐんと知能も発達します。

3歳児の知育知育遊びでは、以下の様な能力のアップが期待できます。

  • 推論力
  • 記憶力
  • 想像力
  • 思考力
  • 言語能力
  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考
  • 自己肯定感

どういった遊びをご家庭で取り組んでいけばいいのか次に紹介していきます。

3歳児におすすめの知育遊び5つ紹介

用意するものが少なく、ご家庭でもお子様と一緒に取り組みやすい様な3歳児向けの知育遊びを5つご紹介致します。

①数字の概念を理解し、記憶力のアップにも繋がる「数唱遊び」

①数字の概念を理解し、記憶力のアップにも繋がる「数唱遊び」

3歳は、算数の基礎を学ぶための知識をつけていくことができる年齢です。

算数の基礎となる数字の概念に触れていくことで、お子様の世界も広がります。今まで数字の概念無しでは判断できなかったようなものが、はっきりと認識できるようになる効果が期待できます。

例えば「自分は3歳だから3個選ぼう」と考えたり、「人数分のお菓子が足りない」などと認識できるようになります。

今回は準備するものが無く、取り組みやすい「数唱遊び」をご紹介したいと思います。

用意するもの
遊び方お子様と一緒に数を数える。
ポイント初めは1〜10まで、慣れてきた場合には50や100まで数える練習をしたり、「りんごはいくつあるかな?」など実際に数を数えてみる練習もしてみましょう。

②人の気持ちを予測する力を育む「ごっこ遊び」

②人の気持ちを予測する力を育む「ごっこ遊び」

3歳ごろからは、絵本やアニメなどの想像の世界で見聞きしたことを現実に重ね合わせることが出来る様になっていく時期です。

そのため、絵本やアニメなどのキャラクターになりきるごっこ遊びは、想像力を育む遊びと言えるでしょう。

また、キャラクターになりきることで、人の立場や気持ちを予測したり考えたりする力を育みます。

ごっこ遊びの例をご紹介致します。

勇者ごっこ

用意するものマントに見立てる布、剣に見立てる新聞紙などの紙など
遊び方勇者と敵役又は仲間役を決めて遊ぶ
ポイント道具を使って行うと、お子様がよりイメージを膨らませやすくなるでしょう。役を交代して行ってみるのも新しい刺激となります。

お姫様ごっこ

用意するものドレスと見立てる布、ティアラに見立てた紙など
遊び方お子様をお姫様、大人の方を執事と見立てて遊ぶ
ポイント道具を使って行うと、お子様がよりイメージを膨らませやすくなるでしょう。大人の方が設定を考えてサポートしてあげるのもおすすめです。

③予測する力と集中力が養われる「折り紙」

③予測する力と集中力が養われる「折り紙」

3歳になると親が少し補助するだけで山折り・谷折りがスムーズにできるようになり、様々な折り紙を作ることができるようになります。

折り紙は、紙を折る前に「こう折ればこうなる」と予測する力や、「今はどの部分を折っているのだろう?」「この次はどこを折るべき?」といった想像力が鍛えられる遊びです。

また、折り紙を完成させるには集中力が必要になります。初めは簡単なものから教えてあげることで、取り組みやすいものだと実感してもらいましょう。

犬・猫・チューリップなどは、山折り・谷折りしか使わないため簡単に折ることもできるのでおすすめです。

用意するもの折り紙
遊び方完成形の織り方に従って折る
ポイント初めは簡単なものから取り組んでみましょう。

④語彙力や思考の柔軟性が身に付く「しりとり」

④語彙力や思考の柔軟性が身に付く「しりとり」

しりとりは、遊びを通して楽しみながら言葉を学ぶことができる遊びです。

初めはジャンルを絞らずに取り組み、慣れてきた場合にはテーマを決めて行ってみましょう。その様にすることで、ルールに従って考える思考の柔軟性を高めていきましょう。

用意するもの
遊び方
  1. じゃんけんで順番を決める
  2. 先攻は好きな単語を一つ言う
  3. 後攻は先攻の人が言った単語の最後文字から始まる単語を言う
  4. これを繰り返し、言った単語の言葉尻に「ん」がついてしまった人が負け
ポイント慣れてきた場合には、テーマを決めて行ってみましょう。

⑤楽しみながら想像力を育む「ジェスチャーゲーム」

⑤楽しみながら想像力を育む「ジェスチャーゲーム」

ジェスチャーゲームでは、「どんな風に表現したら伝わるんだろうか?」「あのジェスチャーは何を表しているのだろうか?」。この様に様々にイメージを膨らませながら遊ぶことで、想像力を育むのにピッタリな遊びです。

お題として、お子様の好きな動物やアニメのキャラクターに縛りを作ってみると、さらに分かりやすく、盛り上がるかもしれません。

用意するもの
遊び方
  1. 2人で向き合い、ジェスチャーをする人と当てる人に役割を分担する
  2. ジェスチャーをする人は、身振り手振りでお題を伝える。(この時に絶対にしゃべってはいけない。)
  3. 回答する人はジェスチャーが何を表現しているのか想像し、お題が何かを言い当てる
ポイントお題を絞って取り組むことで、分かりやすくなります。

知育遊びの3つの注意点

知育遊びにおいても、お子様が楽しみながら自主的に取り組もうとすることが重要です。ここでは、3歳児のお子様が知育遊びを行う際の注意点を3点紹介したいと思います。

注意点①:怪我に注意する

3歳のお子様は2歳の頃に比べてさらに身体が発達し、好奇心も旺盛になっていく時期です。

先の尖ったものにも興味を持ち、触れることで怪我をしてしまったりとまだ身の回りの危険に気づくことができないので、状況に応じて声をかけてあげることが必要です。

注意点②:主体性を尊重し、お子様に楽しんで取り組んでもらう

知育遊びは、学力の向上を目的とした詰め込み教育とは異なり、楽しんで取り組むことで能力を伸ばし、生活や人生の役に立つ力を伸ばすことを目的としています。

3歳児は2歳児よりイヤイヤ期がパワーアップする時期であり、自我が強くなっていく時期です。そのため、お子様の主体性を尊重し、いろいろなことをやってみたいと思ってもらえる様な環境づくりに力を入れましょう。

無理やり押し付けたり、お子様が興味のないことに取り組ませるのは、お子様のやる気や自主性を抑制させてしまう結果となっています。

知育遊びを通し、お子様の能力を向上させたい場合には自主性に加え「お子様に楽しんで取り組んでもらう」ということを意識しましょう。

注意点③:他人と成長を比較しない

「他の家の子はあんなこともできるのに、うちの子はまだこれしかできない…」

その様に、他人との成長を比較する知育遊びは望ましいものではありません。幼い頃から他人と比較され育ったお子様は、自信や自尊心、自己肯定感を持てないまま育ってしまいます。

大人の方は、小さなことでもお子様が「1人でやってできたこと」の喜びや達成感を味わえるような声がけをしてあげましょう。

他人と成長を比較するのではなく、お子様ひとりひとりの成長に目を向けていくことで、お子様の自信や自己肯定感を高めていきましょう。

ぜひ、これら3点に注意して取り組んでみて下さい。

まとめ

今回は、3歳児の知育遊びをご紹介しました。

3歳ごろは、「どうしてその言葉を知っているの?」と思うほど2歳ごろと比較すると語彙力がアップし、大人の方々が思っている以上にぐんと知能も発達します。

お子様の成長段階に合わせた遊びを取り入れていきましょう。

北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」は、お子様の成長を促す遊びに力を入れている幼稚園です。

ふたば幼稚園は1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の最大の特徴は、子供が思いっきり遊べる環境があることです。

まとめ

こちらは校庭の写真です。

子供たちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計されました。子供たちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子供が遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。

「生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい」

ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。

また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。

入園相談の方はこちらからお問い合わせください。

お問合せ
保育園はこちら 園開放予約 見学予約