自分が子どもだった頃に、新聞紙を使って遊んだ記憶はないでしょうか。切ったり、折ったり、畳んだりなど、いろんなバリエーションの遊び方ができるため、きっと当時は楽しかったはずです。
特に新聞紙は、新聞を購読している家庭にとっては身近にあるものなので、気軽に使いやすいアイテムでもありますよね。今回は、自分が親になった今、子どもと一緒に楽しめる新聞紙遊びを年齢別にご紹介します。
2歳児と楽しむ新聞紙遊び
0歳児や1歳児と比べて誤飲の可能性は格段に低くなるものの、お子さんによってはまだ口にものを入れる動作をすることも少なくありません。
そのため、2歳児のお子さんと新聞紙遊びをする場合は、口に入れる動作が落ち着いていることを確認できたら取り入れるようにしましょう。ここでは、2歳児と楽しむ新聞紙遊びをご紹介します。
1、新聞紙をひたすらちぎる!
名前のとおり、新聞紙をちぎるという遊び方です。新聞紙はちぎり方が違うだけでいろんな形に変化するので、その違いにお子さんが興味を持ってくれる可能性があります。
また、新聞紙をちぎったときに出る音に興味を持つ姿を見ることもできるかも。初めて新聞紙を使って遊ぶ場合は、ちぎりやすいように事前に切り込みを入れてあげるといいかもしれません。
2、新聞紙をくしゃくしゃに丸めてみよう
新聞紙をボールのようにくしゃくしゃに丸めるという遊び方です。丸め方に特に決まりはないので、お子さんの思うがままに丸めてもらうだけでOK。
ただ、新聞紙1枚を丸ごと使うと2歳児のお子さんにとってはちょっと大きすぎると思うので、事前に小さいサイズにカットしてあげるとよいでしょう。
3、新聞紙でファッションショー
新聞紙を用意して、自分の身体に巻きつけたり、穴を開けたりして、服に見立てるという遊び方です。
ちぎるだけでも十分服のようになりますが、もっと凝って作りたいのであれば、のりやテープなどのアイテムを使って工作してみるのがおすすめです。
3歳児と楽しむ新聞紙遊び
身体的にも、精神的にも成長を感じる3歳児。できることが増えてくるため、テンションが上がると、大人が予想もつかないことをする可能性もあります。
そのため、しっかりと見守ってあげるようにしましょう。ここでは、3歳児と楽しむ新聞紙遊びをご紹介します。
1、新聞紙かくれんぼ
一枚の新聞紙の真ん中に穴を開けておきます。その隙間から、ぬいぐるみやおもちゃの一部分を見せて、新聞紙のうしろに何が隠れているかを子どもに当ててもらう遊び方です。
子どもが気に入っているぬいぐるみやおもちゃにすると、当ててもらえる可能性が高いでしょう。
2、新聞紙の雨を降らせよう
親子で協力して細かくちぎった新聞紙を、親が少し高い位置から降らせて、雨に見立てるという遊び方です。柔らかい素材の新聞紙なら、身体に当たっても痛くないので、思い切り遊べるでしょう。
また、上から降ってきた新聞紙をどれだけ多くキャッチすることができるかを競うのも楽しいかもしれませんね。
3、新聞紙パンチ
親が広げた状態の新聞紙を両手で持ちます。子どもがその新聞紙をパンチで破るという遊び方です。
わかりやすくいうと、空手の瓦割りのようなイメージです。勢いよく破ける感覚がおもしろく、子どもは何度も繰り返し挑戦してくれるかもしれませんね。
4歳児と楽しむ新聞紙遊び
4歳児にもなると、知能面での成長が見られる頃なので、ハサミやのりを使うような手先を使った工作を取り入れた遊びをしても問題ないでしょう。
とはいえ、ハサミなどの刃物は危ないので、工作で使用する場合は必ず大人が見守るようにしてください。ここでは、4歳児と楽しむ新聞紙遊びをご紹介します。
1、新聞紙玉入れ
新聞紙を破り、丸めてボールを何個も作ります。持ちやすいように、子どもが片手で持てるくらいのサイズ感にするとよいでしょう。
ダンボールやカゴなどの入れ物を用意し、少し離れたところに置きます。そこに新聞紙を丸めて作ったボールを投げ入れるという遊び方です。丸めた新聞紙ボールが広がらないように、ある程度丸めたらテープなどで止めるのがおすすめ。
2、新聞紙チャンバラ
新聞紙で剣を作ってチャンバラをするという遊び方です。少しだけ硬さを出すために、新聞紙は一日分を丸ごと使うといいでしょう。
新聞紙を丸めて、棒状にします。広がらないように、セロハンテープやガムテープで止めるのがおすすめ。作った新聞紙の剣で、チャンバラごっこをして遊びます。
3、新聞紙で的当て
お子さんと一緒に新聞紙を丸めて、ボールを作ります。そして、新聞紙でできたボールを的に当てるという遊び方です。
的当てに使う的は家にあるダンボールや画用紙、風船などなんでもOK。的の大きさを数種類用意して、得点制にするのもよいでしょう。
5歳児と楽しむ新聞紙遊び
5歳児は、ほかの人との関わりが増えてくる年齢です。そのため、社会性につながるような遊びを取り入れることを意識するのがポイント。
たとえば、親子で競い合ったり、協力したりできるような遊びを取り入れてみるのがおすすめです。ここでは、5歳児と楽しむ新聞紙遊びをご紹介します。
1、新聞紙の上でバランス取り
親子それぞれで、足元に広げた新聞紙を1枚敷き、その上に立ちます。親子でじゃんけんをして、負けたほうの人が自分が乗っている新聞紙を半分に折っていくという遊び方です。
何度か繰り返しじゃんけんをして、負ければ負けるほど足を乗せる新聞紙の範囲が狭くなっていきます。足が新聞紙の外に出てしまったら負けになるので、じゃんけんに勝ち続けられるかが勝負のポイントです。
2、新聞紙引っ張り合いゲーム
親子で二人一組になり、1枚の新聞紙の両端をそれぞれ持ちます。「せーの!」というかけ声で、お互いが自分の方向に新聞紙を引っ張り合うという遊び方です。
引っ張り合って、新聞紙がびりっと破けてしまったとき、より大きい破片を持っていた人が勝ちです。大人と子どもでは力が違うので、初めて挑戦するときは力加減に注意して遊びましょう。
3、新聞紙から自分の名前探し
これは文字を読めるようになったお子さんが対象ですが、新聞紙に書かれている文字の中から自分の名前のひらがなを探してみるという遊び方もおすすめです。
見つけることができたら、クレヨンや色鉛筆などで丸をつけてみるとよいでしょう。新聞紙の中に名前のカタカナや漢字もあれば、大人が「こうやって書くんだよ」と教えてあげてもいいかもしれません。
まとめ
今回は、2歳児から5歳児までのお子さんにおすすめの新聞紙遊びを12個ご紹介させていただきました。
普段は大人が読んだあとに捨ててしまう新聞ですが、少しだけ手を加えればあっという間にお子さんと遊べるアイテムに早変わりします。
今回ご紹介した新聞紙遊びを参考にしつつ、お子さんと一緒に楽しい時間を過ごしてくださいね。
北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」は、お子さんの成長を促す遊びに力を入れている幼稚園です。『遊びを中心とした保育』『子どもが主体となり、環境・遊びを通して心を育む保育』について情報を発信しています。さらに詳しく話を聞いてみたいという方は、お気軽にご連絡ください。
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