エンターテイメントや機械製品の発達が著しい現代では、「昔遊び」をしている子どもをあまり見かけなくなってしまいました。
昔遊びは、画面に向かって座り続けるTVゲームとは違い、シンプルで簡単なルールのものばかりなので誰でも参加しやすく、費用もかけずに取り組むことができます。また、身体能力やコミュニケーション能力向上など取り組むメリットが盛りだくさんです。
今まで挑戦したことがなかった方でも気軽にできる昔遊びを遊びのプロである『ふたば幼稚園』の教諭が紹介していきます。ぜひ親子や友達と一緒に取り組んでみてください。
昔遊びの種類と特徴
昔遊びの種類は、「外遊び・室内遊び」、「体を大きく使う遊び・たくさん頭を使う遊び」と様々にあります。ここでは、昔遊びの例を5つ紹介します。
1. 【外遊び】大きく体を使って遊ぶ「けんけんぱ」
「けんけんぱ」は、片足跳びや両足跳びを連続して行うことで、身体の連動した動きやバランス力など総合的な運動神経に深く関わる「コーディネーション能力」を養うのに最適な遊びです。
このような昔遊びは、特別な道具を必要としないので、どなたでも、どこでも手軽に遊べるのが魅力です。
2. 【外遊び】五感を使って遊ぶ「凧あげ」
「凧あげ」は、風をつかんで微調整することで五感を使って取り組める遊びです。
昔は敵陣までの距離を測ったり、遠方へ放火したりする兵器としても使われていたそうです。そのような話をお子様に伝えれば、ゲームとは違った感覚で、凧の操縦や想像を膨らませ遊んでくれるかもしれません。様々な楽しみ方で取り組んでみてください。
3. 【室内遊び】手先の感覚を養う「あやとり」
「あやとり」は、様々な技を覚えたり、手先の感覚を養うのに最適な遊びです。
日本の遊びというイメージが強いですが、実は世界各地で親しまれている遊びでもあります。ご家族と一緒に取り組めるだけでなく、海外の方とのコミュニケーションツールとしても活用できる素敵な遊びです。
4. 【室内遊び】語彙力が養われる「かるた」
言葉の勉強になる「かるた」は、ひらがなの練習中のお子様にもおすすめの遊びです。札を「取れた」という達成感から、もっと勝てるようになりたい、読めるようになりたいとの学習意欲の向上にも繋がります。
文字を覚えてきたお子様は、ことわざかるたや昔ながらの百人一首など、さらにレベルアップしたものにも挑戦してみましょう。年配の方と一緒に勝負してみるのも面白いかもしれません。
5. 【室内遊び】両手を使って脳も活性「お手玉」
「お手玉」は両手の動きを意識して取り組むことで、近年脳の活性にも効果的だということが分かり、不安障害やうつ病治療の現場でも注目されている遊びです。
また、ビーズや手芸用ペレットが使われていることが多くなっていますが、一昔前は小豆やお米が使われていました。様々な手触りを感じることで五感が刺激され、脳も活性されるので、ぜひ親子3代で遊んでみてはいかがでしょうか。
昔の遊びの4つのメリット
エンターテイメントや機械製品が溢れる現代において、まずは昔遊びにどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
メリット1:身体を育む
けんけんぱや竹馬などの身体全体を大きく使う遊びは、身体能力やバランス感覚を育みます。また、折り紙などの手先を使う遊びは、手先の感覚を育み、身体の使い方を上達させる効果が期待できます。
メリット2:脳の発達を促す
昔遊びには、両手の動きを意識するお手玉や風を捉えながら遊ぶ凧揚げなど、五感を刺激する遊びが数多くあります。五感が刺激されることで、脳への良い刺激となり、神経の発達や脳の発達を促す効果が期待できます。
メリット3:コミュニケーション能力を育む
昔遊びは、シンプルで分かりやすいルールなので、お年寄りが子どもに教えてあげる、子ども自身が年下に教えてあげられることから、普段話さない年齢の人と話す良い機会になります。
また、鬼ごっこやかるたなど複数人で行う遊びが数多くかることから、トラブルを防いでいく協調性や社会性も養われていきます。
メリット4:伝統的な遊び触れる機会になる
今まで触れることがなかった遊びを通して、日本の伝統的な遊びや生活について知り、興味・関心の範囲が広がるきっかけとなります。
グローバル化が進む現代において、相手の国の文化を深く理解するには、まずは自国についての理解を深めることが重要です。
まとめ
今回は、昔遊びのメリットや種類について紹介しました。昔遊びは、身体の成長を育んだり、脳の発達を促したりと得られる効果が様々にあります。
今まであまり昔遊びに触れてこなかったご家庭も、費用をかけず気軽に取り組めるものばかりですので、当記事を参考にぜひ取り組んでみて下さいね。
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北海道旭川市にあるふたば幼稚園は1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の最大の特徴は、子供が思いっきり遊べる環境があることです。
こちらは校庭の写真です。
子供たちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計されました。子供たちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子供が遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。
「生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい」
ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。
また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。
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