学校法人旭川中央学園 旭川ふたば幼稚園

幼稚園の「園庭」とはー基本から整備秘話まで実体験を通して紹介

幼稚園の「園庭」とはー基本から整備秘話まで実体験を通して紹介
ふたば幼稚園の園庭

園庭は、幼稚園や保育園にある庭のことをいいますが、その特徴は園によって様々です。

ふたば幼稚園は、子どもが集中して遊べる環境を作りたいと思い園庭にこだわりっている園の一つです。

今回は改めて「園庭」についての基本情報を紹介していきます。

幼稚園を探している保護者の方は、園庭の役割を知っておくと幼稚園選びに役立つかもしれませんので、ぜひご参考にしてみてください。

園庭の基本

園庭とは、幼稚園・保育園の運動場や庭のことです。お近くの幼稚園・保育園の園庭には、砂場やブランコ、シーソーなどがあるかもしれません。現在では、校庭を芝生にしたり、菜園場を作ったりと、自然とより密接に関われる環境を取り入れる幼稚園・保育園が増えてきています。

幼稚園や保育園における園庭の基準

下の表は1 子ども・子育て支援新制度において札幌市が条例で定める基準について-p4の表をもとに作成しました。

幼稚園保育所(札幌市基準)
設 置 ・ 面 積・運動場は必置
・園舎と同一の敷地内又は隣接する位置
・学級数に応じた面積基準【1学級 :330m² 、2学級 :360m²、3学級:400m²、4学級以上:1学級につき 80m²増】 
・満2歳以上の幼児を受け入れる場合、屋外遊戯場は原則必置
・面積基準【満2歳以上の幼児1人につき 3.3m²以上】
代 替 地・規定なし・市長が特に必要と認める場合に限り、近隣の都市公園の代替を認める。
屋 上・屋上を運動場とすることは不可・用地が不足する場合に限り、一定の要件を満たす場合に屋上利用は可。

例えば、1学級(1クラス)30人で、それが6学級ある幼稚園を考えます。4学級以上では、「400m² +1学級につき80m²」ですから、400+80×3=540m²がこの幼稚園の庭園に最低限必要な面積です。テニスコート(ダブルスライン)二面分で約520m²なので、それよりも少し大きいですね。

国が定めた基準をもとに、各自治体が条例を定めます。ですので、地域ごとに基準の違いがあります。

現代における園庭の必要性

現代における園庭の必要性
築山に付いた霜をガリガリ!ーふたば幼稚園の園庭にて

日本を含む先進国の、健康問題の原因の一つとなっているのが運動不足です。大人になってからの生活習慣は、少なからず幼少期の運動習慣や食生活が影響していると考えられます。

園庭があれば、朝の会の前やお昼休み、保護者の方が迎えに来るまでの間も、外で遊ぶことができます。身体を思いっきり動かす機会が増えることで、健康的な運動習慣を、幼少期に身に付けられます。

また、主体性を育む上でも、園庭は重要です。子どもたちは、自分たちで遊びやルールを考えます。他にも、角度の急な築山に登ってみたり、少し高いところからジャンプしてみたりと、チャレンジを積み重ねていきます。このように、園庭で遊ぶことで主体性を養っていきます。

園庭が子どもに与える影響

園庭が子どもに与える影響
大ジャンプ!ーふたば幼稚園の園庭にて

園庭があることで、子どもにどんないい影響があるのでしょうか。

ふたば幼稚園の園庭には、子どもの想像力を掻き立てる遊具が豊富にあります。遊びの時間になると、子どもたちは一目散に園庭に駆け出し、それぞれの遊びに没頭していきます。園庭で遊ぶたくさんの子どもたちを見て、園庭のメリットは数え切れないほどあると感じています。その中でも、特に大切な点は以下の5つです。

  • チャレンジしやすい環境がある
  • 探究心がくすぐられる環境がある
  • いろんな子どもとコミュニケーションがとれる環境がある
  • 力を出し切れる環境がある
  • 心を落ち着かせられる環境がある

これら5つの力については、以下の記事で詳しく解説しています。

ふたば幼稚園の園庭整備秘話

ふたば幼稚園では2006年から園庭づくりに力を入れはじめました。その当時の様子を園長山中に語っていただいたので、参考にしてみてください。

まとめ

幼稚園は園庭の設置が義務付けられており、学級数に応じた広さが必要です。また、子どもの健康的な運動習慣や主体性を育むために、園庭は重要な役割を果たします。園庭で大切なのは、子どもが遊び込める環境です。グラウンドの上に、ブランコや鉄棒、滑り台が置いてあるだけでは、子どもの生きる力を育むことは難しいでしょう。シンプルだけれど、遊び方はいくらでも広がる遊具や、様々な難易度の遊具がある園庭が理想的です。

園庭の安全管理については、こちらの記事で解説しています。

旭川市豊岡にあるふたば幼稚園。1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の園庭は、今回紹介した「5つのメリット」が子どもたちの成長に最大限繋がるよう設計されています。

まとめ

こちらが、ふたば幼稚園の園庭です。

砂風呂!?ーふたば幼稚園の園庭にて

子どもたちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子どもが遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。

生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい

ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。

また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。

入園相談の方はこちらからお問い合わせください。

お問い合わせ
保育園はこちら 園開放予約 見学予約