学校法人旭川中央学園 旭川ふたば幼稚園

【年齢別】家庭で生かしたい「ルールのある遊び」

【年齢別】家庭で生かしたい「ルールのある遊び」

遊びには、「ルールの無い遊び」と「ルールのある遊び」があります。

3歳頃になると少しずつ、ルールを理解して遊ぶことができる様になっていきます。 

お子様の成長段階に合わせて、ルールを用いた遊びも取り入れていくと子供の成長にもつながりますね。

この記事では、『お子様が主体となり遊ぶことができる環境や保育』に力を入れているふたば幼稚園が、ご家庭でも取り組むことができる「ルール遊び」をご紹介致します。

遊びのプロだからこそわかることを盛りだくさんお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ルール遊びを通して「相手を思いやる気持ち」を育てる

ルール遊びを通して「相手を思いやる気持ち」を育てる

ルール遊び」とは、自由に遊ぶお絵描きや砂遊びとは違い、オニごっこやトランプなどの一定のルールに従って行う遊びです。

年齢としては、3歳ごろからルールを理解して遊ぶことができる様になると言われています。

また、3〜4歳頃になると、幼稚園や保育園などの集団生活の中で大人数で遊ぶことも多くなり、お友達とぶつかり合うということも出てきます。

ルール遊びでは、そのような集団生活の中で必要となる「ルールを守ることの大切さ」や「相手を思いやる気持ち」を遊びを通して楽しみながら学んでいくことができます。

3歳児向けのルール遊び3つ紹介

ご家庭でも用意するものが少なく、今日からでも取り組んでいただける様なルール遊びをご紹介していきます。ぜひ、親子で楽しみながら取り組んでみて下さい!

まずは3歳児向けのルール遊びを3つご紹介します。

①シンプルなルール遊びから始める「オニごっこ」

①シンプルなルール遊びから始める「オニごっこ」

オニごっこ」は、オニ役が他の人を追いかけてタッチするシンプルな遊びです。準備するものもなく、3歳のお子様からでも取り組んでいけます。

お子様の成長段階に合わせて時間制限を設けてみたり、色オニや高オニにも挑戦し、バリエーションを増やしていきましょう。

用意するもの
遊び方
  1. ジャンケンでオニ役を決める
  2. オニ役は、他の子を追いかける
ポイントお子様の成長段階に合わせて、鬼ごっこのバリエーションも増やしていきましょう。

②体も大きく動かせる「からだじゃんけん」

②体も大きく動かせる「からだじゃんけん」

からだじゃんけん」は、普通のじゃんけんのルールを全身で表現する遊びです。

じゃんけんは3歳のお子様でもルール遊びに触れていくことができる遊びですので、体も大きく使いながらお子様と楽しみながら取り組んでみましょう。

用意するもの
遊び方
  1. 参加者全員で向き合う
  2. 「さいしょはグー、じゃんけんぽん!」の「ぽん!」で、全身ぜんしんでグー・チョキ・パーのポーズをとる。
ポーズの取り方グー:しゃがんで膝を抱える
チョキ:足を揃えて、両手を斜めに上げる
パー:大の字になって立つ
ポイントぶつからない様、広い場所で行いましょう。複数人で遊ぶ場合は、リーダーを決め、全員で勝ち残り戦形式で遊ぶこともできます。

③注意力も育める「石ゲーム」

③注意力も育める「石ゲーム」

石ゲーム」とは、お子様が音楽に合わせて動き、音楽が止まったらピタッと動きを止めて遊ぶ遊びです。

「音楽が止まったら自分の動きも止める」という簡単なルールは、3歳のお子様でも取り組んでいただける遊びとなっています。

お子様の好きな音楽を流したり、曲の速さを調節することで遊びを盛り上げていきましょう!

用意するものピアノまたは、音楽が流せるもの
遊び方
  1. ピアノや音楽が始まったら、曲に合わせて歩き回る
  2. ピアノや音楽の音が止まったらピタッと止まる
  3. 途中動いた子がいたら名前を呼び、前に座って応援隊になる
  4. 再度ピアノや音楽の音が始まったら、②同様に歌いながら歩く
  5. ピアノや音楽をよく聞いて、最後まで動かなかったお子様の勝ち
ポイントお子様の好きな曲を流してあげたり、曲の速さを調節することで、盛り上げていくことができます。

4歳児向けのルール遊び3つ紹介

4歳は、3歳の頃と比較すると複数人で遊ぶ遊びにも面白さを感じ始める時期です。2人以上でも取り組める、4歳児向けのルール遊びを3つご紹介致します。

①論理的思考を身につける「ババ抜き」

トランプが1組あると、様々な遊びに取り組んでいくことができます。

今回は4歳のお子様でも取り組める「ババ抜き」を紹介したいと思います。

ババ抜きの様なシンプルで一定のルールのある遊びを取り入れていくことで、楽しみながら「倫理的思考」を身につけていきましょう。

用意するものトランプ
遊び方
  1. ジョーカーを1枚だけ入れ、トランプをよくきる
  2. 輪になって座り、同じ数だけトランプを配る
  3. 自分が持っているトランプの中で、同じ数字のものを2枚で1組としてペアになったカードを捨てていく
  4. 全員でジャンケンをし、勝った人から時計回りに順番に隣の人のカードを引いていく
  5. カードを引き、自分が持っているカードと同じ数字のものであれば、円の中央に置く
  6. 繰り返し行い、カードが先になくなった人が勝ち。最後にジョーカーを持っていた人の負け
ポイントジョーカーを持っている人は、気づかれない様に工夫したりして盛り上げていきましょう。

②2人からでも盛り上がる!「ジェスチャーゲーム」

②2人からでも盛り上がる!「ジェスチャーゲーム」

ジェスチャーゲーム」は、ジェスチャーをする人が絶対にしゃべって説明してはいけないというルールを用いた遊びです。

複数人でも遊べる簡単なルール遊びですので、ぜひご家庭やお友達と遊ぶ時にも取り入れてみて下さいね。

用意するもの
遊び方
  1. 参加者で向き合い、ジェスチャーをする人と当てる人に役割を決める
  2. ジェスチャーをする人は、身振り手振りで相手の子どもへお題を伝える(この時に絶対にしゃべってはいけない)
  3. 回答するお子様はジェスチャーが何を表現しているのか想像し、お題が何かを言い当てる
ポイントお題をアニメや、動物に絞って行うことで難易度を下げることができます。

③複数人で取り組めるルール遊び「風船爆弾ゲーム」

③複数人で取り組めるルール遊び「風船爆弾ゲーム」

爆弾ゲーム」は、複数人で取り組むことができるルール遊びです。

1人は音楽を流す係で、その他の参加者は爆弾となるものを渡していきます。音楽が止まった時に爆弾となるものを持っていた人の負けという遊びです。

用意するもの爆弾となるもの(風船やぬいぐるみ)、ピアノや音楽を流せるもの
遊び方
  1. 参加者で向かい合い、代表者が風船を持つ
  2. スタートの合図で大人の方は音楽を流す
  3. 風船を持っている人は、隣の人に風船を渡す
  4. 音楽を止めた時に風船を持っている人の負け
ポイント爆弾となる物を渡すスピードを調節して、音楽がいつ止まるのかのドキドキ感を楽しみましょう。

5歳児向けのルール遊び3つ紹介

5歳は様々な経験や多くの人との触れ合いを通して「自分で考え行動する力」を育んでいきたい時期です。

そんな5歳児のお子様に最適なルール遊びを3つご紹介致します。

①忍耐力が身に付く「缶蹴り」

①忍耐力が身に付く「缶蹴り」

缶蹴り」は、屋外で取り組むことができる今までとは少しレベルをアップさせたルール遊びです。

2人から複数人でも取り組むことができます。複数人で行う場合には、オニの人数を増やして行うこともできます。

用意するもの空き缶1つ
遊び方
  1. 地面に円を描き、その中に空き缶を1つ置く
  2. オニを1人決め、オニ以外の1人が空き缶を思い切り蹴飛ばす
  3. オニが空き缶を拾って元の位置に戻すまでに参加者はオニに見つからない様隠れる
  4. オニは隠れている人を探し出し、みつけたら「○○くんみつけた!」と言いながら空き缶を踏む。みつけられた人はオニに捕まり、円の中で待つ
  5. オニが全員を見つけることができたら、初めに捕まった人とオニが交代する。オニが探し回っている時に参加者が円に走り込み、空き缶を蹴ることができたらオニの負け
ポイント屋外で行う場合は広すぎると難易度が高いため、範囲を決めて行いましょう。

②親子で夢中になって取り組める「ドンじゃんけんぽん」

②親子で夢中になって取り組める「ドンじゃんけんぽん」

ドンじゃんけんぽん」は、じゃんけんをベースとしたルールや、順番を待つといったルールを意識しながら遊ぶことができる遊びです。

用意する物も少なく、2人以上からの人数で遊べる遊びとなっています。

用意するもの(縄跳び)
遊び方
  1. 地面に線を引いたり、縄跳びで一直線の線を作る
  2. 2チームに分かれ、線の両端に並ぶ
  3. スタートの合図で先頭の人が線上を走り、合流した露ころで「ドンじゃんけんぽん」と言いながらじゃんけんをする
  4. じゃんけんに負けたら道を譲り、自陣の最後尾に並ぶ。次の順番で並んでいた人は、すぐに走りだす。じゃんけんで勝ったら、進んでいく
  5. 繰り返し行い、先に相手陣地までたどり着いたチームの勝ち
ポイントお子様の成長に合わせて、線を曲線にしてみたりとレベルアップさせた方法でも行ってみましょう。

③自律を育む「オリジナルすごろく」

③自律を育む「オリジナルすごろく」

オリジナルすごろく」は、お子様が自分でルールを決めて行う遊びです。

遊びを進めていく中で不利なことがあっても、自分で決めたルールを守っていくことで、自分を律する力を育んでいきましょう。

用意するものサイコロ1つ、駒となるもの(人数分)、紙、ペン
遊び方
  1. スタートとゴールを書く
  2. ゴールまでのルート(マス)を作成し、好きなマスに指示を書く
  3. 準備ができたらサイコロを振り、出た目の数だけマスを進んでいく。止まったマスに指示があった場合は指示をこなす
  4. これを繰り返し、最初にゴールできた人の勝ち
ポイントお子様に自主的にルールを決めてもらうことで、自律心を促していきましょう。

まとめ

今回は、年齢別にルール遊びをご紹介致しました。

お子様の成長段階に合わせ、親子で楽しみながら様々なルール遊びに挑戦してみて下さいね。

北海道旭川市にある「ふたば幼稚園」は、お子様の成長を促す遊びに力を入れている幼稚園です。

ふたば幼稚園は1975年に活動を開始し、地域に根ざした保育園、幼稚園として実績を積んでまいりました。ふたば幼稚園の最大の特徴は、子供が思いっきり遊べる環境があることです。

まとめ

こちらは校庭の写真です。

子供たちが遊びを通して想像力を発揮できるよう設計されました。子供たちは時にどろんこまみれになりながら、遊びを通して「生きる力」を育んでいきます。机に座って学ぶだけでは「生きる力」を育むのは難しいでしょう。子供が遊ぶ大切さは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか。

「生き生きとした子に育って欲しい」「自分で考え、行動する子に育ってほしい」

ふたば幼稚園は「遊び=学び」を基本とした保育を通して、子どものサポートをさせていただいております。

また、親御さんが気になる園での安全管理として、送迎バスにはダブルチェックシステム、おたすけボタン、職員同士の共有、園児への声かけ等を通し日頃から確認・すぐに対応できる環境作りを心がけております。

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